宿直

デジタル大辞泉

しゅく‐ちょく【宿直】

読み方：しゅくちょく

［名］(スル)会社・工場・学校などで、勤務者が交替で泊まり込み、夜の警備に当たること。また、その人。「—員」「—室」

との‐い〔‐ゐ〕【宿^＝直】

読み方：とのい

《「殿(との)居(い)」の意》

１ 宮廷や役所に泊まって勤務し、警備守護などをすること。

「彼の宮に詣でて—に侍らむとす」〈皇極紀〉

２ 夜間、貴人のそばに侍して不寝番をすること。

「御前に人あまたさぶらへ。新中納言など、—にはなどさぶらはれぬ」〈夜の寝覚・四〉

３ 貴人の寝所に女性が奉仕すること。夜伽(よとぎ)。

「女御御息所の御—絶えたり」〈栄花・月の宴〉

難読語辞典

宿直

読み方：トノイ（ｔｏｎｏｉ）

職務により、宮中または役所に宿泊して警戒に当たること

歴史民俗用語辞典

宿直

読み方：トノイ（ｔｏｎｏｉ）

役所・宮中において、夜間、仕事や警備にあたること。

短編小説作品名辞典

宿直

作者星新一

収載図書凶夢など30
出版社新潮社
刊行年月1991.12
シリーズ名新潮文庫

宿直

作者出久根達郎

収載図書御書物同心日記
出版社講談社
刊行年月1999.4

収載図書御書物同心日記
出版社講談社
刊行年月2002.12
シリーズ名講談社文庫

宿直

作者山井三郎

収載図書掌小説 男の夢
出版社文芸社
刊行年月2006.8

ウィキペディア

宿直

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2021/08/22 01:09 UTC 版)

宿直（とのい）とは、律令法において宮中・官司あるいは貴人の警備を行うこと。

ウィキペディア小見出し辞書

宿直

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2022/06/02 22:45 UTC 版)

「千日デパート火災」の記事における「宿直」の解説

千日デパートでは、各テナントの夜間の宿直を認めていなかったが、例外的にプレイタウンだけは独自に宿直員を置くことが認められていた。宿直の人員は計2人で、プレイタウン男子従業員の1人が宿直員として、またプレイタウン専属の男性保安員が1人、プレイタウン閉店後の店内に宿直し、保安業務にあたっていた。勤務時間は21時30分から翌午前10時30分まで。その間に3回の店内巡回（0時、2時、7時）を行うことになっていた。

Weblio日本語例文用例辞書

「宿直」の例文・使い方・用例・文例

• 今夜宿直です。
• 今夜は彼が宿直です。
• 兄が宿直の時にその事件が起こったのです.
• 誰が宿直をしているか
• 今夜の宿直は誰か
• 宿直員
• 宿直番
• 宿直室
• 宿直料
• 毎日宿直する
• 日直や宿直の番に当たる人
• 日直や宿直の番に当たる
• 宮中や役所の宿直という役目
• 宮中や役所の宿直という役目の人
• 宿直を済ませて退出すること
• 宿直を終えた後の時
• 宿直が長く続くこと
• 宮中の宿直者を点呼し,特定な形式で名乗らせること