内裏とは? わかりやすく解説

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うち‐うら【内裏】

読み方:うちうら

内輪(うちわ)。内緒

「—の事情通じない正雄の母は」〈小山内大川端

着物などの裏につける布。


だい‐り【内裏】

読み方:だいり

大内裏の中の天皇居所中心とする御殿平安京場合外郭は、東西342メートル南北303メートル内郭は、東西173メートル南北218メートルあった。御所皇居禁裏禁中大内。→十七殿

内裏雛(だいりびな)」の略。

内裏の画像
内裏の画像
内裏(1)

内裏

読み方:ウチウラ(uchiura)

内輪


内裏

読み方:ダイリ(dairi)

天皇住居としての宮殿


内裏

読み方:ダイリ(dairi)

天皇御在所


内裏

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/19 07:43 UTC 版)

内裏(だいり)とは、古代都城宮城における天皇の私的区域のこと。御所(ごしょ)、禁裏(きんり)、大内(おおうち)などの異称がある。都城の北辺中央に 官庁区画である宮城(皇城)[注釈 1]があり、宮城内部に 天皇の私的な在所である内裏があった。


注釈

  1. ^ 中国では宮城は皇帝の政務エリア、皇城は官庁エリアとされていたが、日本では特に区別せず同じものとしている。
  2. ^ 平安遷都以来一度も焼失しなかった内裏が天徳4年以後度々火災で焼失するようになった原因としては、放火説や近衛府などによる消火機能の低下説などが言われているが、上島享は最大の原因として、この前後より朝廷の公事や儀式が行われる時間が早朝から深夜に移行していったことが内裏内での火の使用を増やして、結果的に火災の原因となったとする説を出している。なお、上島はほぼ同じ時期に寺院においても儀式の夜間移行と火災増加が増加していることも指摘している[1]
  3. ^ 佐々木文昭は一条天皇以後、火災後に再建された内裏には当代の天皇は入らずに里内裏に滞在し続け、次代の天皇に新造のまま引き渡して(再建されていない場合には即位後最初の事業として内裏を造営して)代始における徳政の象徴とする慣例が生まれたとする説を提示している[2]

出典

  1. ^ 上島享「大規模造営の時代」 鈴木博之他編 『シリーズ都市・建築・歴史3 中世的空間と儀礼』、東京大学出版会、2006年、15-94頁。/所収:上島享 『日本中世社会の形成と王権』名古屋大学出版会、2010年。ISBN 978-4-8158-0635-4
  2. ^ 佐々木文昭 『中世公武新制の研究』吉川弘文館、2008年、60-66頁。ISBN 978-4-642-02877-6 


「内裏」の続きの解説一覧

内裏

出典:『Wiktionary』 (2018/07/05 06:46 UTC 版)

名詞

(だいり)

  1. 古代宮都における皇居

関連語


「内裏」の例文・使い方・用例・文例

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