ちゅうごく【中国】
《中華思想に基づいて自ら称した名》アジア東部の大半を占める国の通称。前16世紀ごろから前11世紀ごろにかけて、黄河流域に殷(いん)王朝が起こり、以後、周・秦・漢・三国・南北朝・隋・唐・宋・元・明・清などの時代を経て、1912年共和制の中華民国が成立、1949年中華人民共和国となる。→中華人民共和国
ちゅう‐ごく【中国】
ちゅうごく 【中国】
中國
姓 | 読み方 |
---|---|
中國 | なかくに |
中國 | なかぐに |
中国
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/15 00:34 UTC 版)
中国(ちゅうごく、簡: 中国; 繁: 中國)は、ユーラシア大陸(アジア大陸)の東部を占める地域、及びそこで成立した国家をさす用語。日本では、1972年の日中国交正常化以降、中華人民共和国の略称としても使用されている[1][2][3]。
注釈
出典
- ^ 外務省:中華人民共和国
- ^ 中国 - Yahoo!ニュース Archived 2014年6月15日, at the Wayback Machine.[リンク切れ]
- ^ 地球の歩き方 > 中国の概要
- ^ a b 間宮林蔵述村上貞助編『東韃紀行』国立公文書館デシタルアーカイブ 東韃地方紀行 中巻(文化八年(1811年)筆原本画像)の最終頁に「中国」の呼称が複数登場し、「日本と中国」ともある。日本と中国が対置する概念として記載されている。 なお、同書に掲載されている清朝役人の名刺は「大清国」である。
- ^ a b 佐川, 英治、杉山, 清彦『中国と東部ユーラシアの歴史』NHK出版、2020年2月1日、14-15頁。ISBN 4595321899。
- ^ 漢書西域伝卷4「及秦始皇攘卻戎狄,築長城界中國」
- ^ 漢書溝恤志卷29
- ^ 『塩鉄論』「五二功業について」p250で南越王国の征服のくだりで、「南越は中国に従った」と記載がある
- ^ 邦訳『塩鉄論』「十四物価の安定について(輕重第十四)」p76-77(辺境の郡(邊郡)が中國に対置されている。 辺郡とは辺境の郡のことであり、郡とは行政機構の郡であるから、辺郡とは武帝が新規に征服した「中国」の外部の地域であると考えられる。「十六領土の拡張について(地廣第十六)」p85でも辺境の郡は中国に対置されている。 他に「四四秦の評価について(誅秦第四十四)」p216などがある。
- ^ 邦訳『塩鉄論』「二農業に力を入れることについて(力耕第二)」p12-13、「六復古について(復古第六)p33」、「十六領土の拡張について」p88、など
- ^ 「三七 礼をとうとぶことについて(崇禮第三十七)」p189
- ^ 東洋文庫『塩鉄論』39章p199の訳では「中夏」
- ^ 「四三和議をむすぶことについて(結和第四十三)」p211
- ^ 「五二功業について(論功第五十二)」p218「今、漢の領土は広く(今以漢國之大)」
- ^ 新唐書 卷215上 突厥上, 6023頁
- ^ 新唐書巻220列伝第145高麗伝に「遼東故中國郡縣」(遼東は今は高句麗の領土であるが嘗ては中国の郡県であった)という文章があり、明史巻320列伝第209「外国二/安南」の記載にも「安南本中國地」(安南(ベトナム社会主義共和国の中北部)は、もとは中国の地であった)とある。
- ^ 後藤多聞『ふたつの故宮』NHK出版
- ^ 《欽定大清会典》卷五十六「夫對遠人頌述朝廷,称中國,或称天朝,乃一定之理」
- ^ 閻 立「『大清国籍条例』の制定・施行と日本」大阪経大論集 第63巻第4号、2012年11月、283-297頁
- ^ a b 佐川, 英治、杉山, 清彦『中国と東部ユーラシアの歴史』NHK出版、2020年2月1日、215-218頁。ISBN 4595321899。
- ^ 川島真「最初の歴史教科書問題」(日本経済新聞、2009年10月26日)
- ^ 1906年に中国革命同盟会の機関誌『民報』誌上で発表。
- ^ 佐川, 英治、杉山, 清彦『中国と東部ユーラシアの歴史』NHK出版、2020年2月1日、228-230頁。ISBN 4595321899。
- ^ 精衛 (1905-11-26). “民族的国民”. 民報 (1・2).
- ^ 中国之新民(梁啓超) (1903-10-04). “政治学大家伯倫知理之学説”. 新民叢報 (38・39合併).
- ^ 烏澤聲「満漢問題」1907年
- ^ a b 佐川, 英治、杉山, 清彦『中国と東部ユーラシアの歴史』NHK出版、2020年2月1日、217-218頁。ISBN 4595321899。
- ^ 清朝とは何か P.2
- ^ http://repository.tufs.ac.jp/bitstream/10108/91617/1/ifa020017.pdf
- ^ レジナルド・ジョンストン『新訳紫禁城の黄昏』本の風景社、73頁。
- ^ 佐川, 英治、杉山, 清彦『中国と東部ユーラシアの歴史』NHK出版、2020年2月1日、19-20,254-257。ISBN 4595321899。
- ^ “中国で勢い増す「黄帝」崇拝 愛国心鼓舞、少数民族抑圧と紙一重”. 北海道新聞. (2014年5月18日) 2014年5月18日閲覧。
- ^ この訳語は、「中国」という言葉と一致しない、という見解があるが、新唐書列傳第146上/西域上/天竺國には、当時のインドの用語「シナ」を唐側では「中国」と理解していた用例が残っている。唐から当時北インドを支配していたヴァルダナ朝マガダ国に使者が送られ、唐使を迎えたマガダ王が家臣に「いにしえよりマハーチーナ(大シナという意味)の使者がわが国に来たことはあったのか?」と問い、家臣が「ありません」と回答した文章に続いて、「戎(えびす)の言葉では中国をマハーチーナ為す」との解説が付されている。原文は以下「「自古亦有摩訶震旦使者至吾國乎?」皆曰:「無有。」戎言中國為摩訶震旦」
中国
出典:『Wiktionary』 (2021/06/14 14:42 UTC 版)
発音(?)
京阪式アクセント
ちゅ↗ー↘ごく
固有名詞1
語源
中華思想に基づく、世界の中心の国との説が有力であるが、単に「わが国」を意味しているとの説もある。
関連語
翻訳
- アイヌ語: santan
- アラビア語: الصين (as-sīn)
- ベラルーシ語: Кітай
- ブルトン語: Sina
- チェコ語: Čína
- デンマーク語: Kina
- ドイツ語: China
- ギリシア語: Κίνα
- 英語: China, Cathay
- エスペラント: Ĉinio, Ĉinujo, Ĥinujo
- エストニア語: Hiina
- ペルシア語: چين (čīn)
- フィンランド語: Kiina
- フランス語: Chine 女性
- ヘブライ語: סין (sin) 女性
- ヒンディー語: चीन (cīn)
- ハンガリー語: Kína
- インターリングア: China
- インドネシア語: China, Cina, Tiongkok
- アイスランド語: Kína 中性
- イタリア語: Cina
- 朝鮮語: 중국 (ko) <中國> (chung.guk)
- ラテン語: Sinae
- ラトヴィア語: Ķīna
- リトアニア語: Kinija
- マレー語: Tiongkok, China
- モンゴル語: Хятад
- オランダ語: China
- パフラヴィー語: چینی (čīnī)
- ポーランド語: Chiny
- ポルトガル語: China 女性
- ケチュア語: Chunwa
- ルーマニア語: China 女性
- ロシア語: Китай (Kitay)
- サンスクリット: चीन
- スロヴァキア語: Čína
- スロヴェニア語: Kitajska 女性
- スペイン語: China
- セルビア語: キリル文字表記: Кина (sr) 女性、ラテン文字表記: Kina (sr) 女性
- スウェーデン語: Kina
- タガログ語: inchik
- タイ語: จีน
- ウルドゥー語: چين (čīn)
- ベトナム語: Trung Quốc
固有名詞2
語源
延喜式で、畿内からの距離による「近国」「中国」「遠国」の三区分のうち、「中国」に属していたため。異説ではヤマト王権と九州王朝の間に存在した地方であるため。
名詞
「中国」の例文・使い方・用例
- 彼は中国人です
- 中国人は友好的な国民です
- 中国と日本の文明
- 彼は中国の大学から博士号を授けられた
- 彼は中国史に没頭した
- 彼と話してはじめて彼が中国人だと分かった
- 中国と友好関係を樹立する
- 中国の主要な輸出品は何ですか
- 中国製品が市場にあふれた
- 彼女はとても伝統的な中国の家庭の出身だった
- 中国の人口増加
- パンダは中国固有の動物だ
- 私はその映画を観て中国文化に興味をもった
- 彼は中国にとても行きたがっている
- この文を中国語にしなさい
- 中国,日本,タイ,ベトナムなどのアジア諸国
- 中国語なら少しわかる
- 中国本土
- 彼は中国語に熟達している
- 中国との国交回復は日本にとってとても重要だった
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- 白水社 中国語辞典 - 白水社
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- Wiktionary中国語版 - Wiktionary
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