芸術とは?

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げい じゅつ [0]芸術

特殊な素材手段形式により、技巧駆使して美を創造表現ようとする人間活動、およびその作品建築彫刻などの空間芸術音楽文学などの時間芸術演劇舞踊映画などの総合芸術分けられる。
芸・技芸。わざ。 凡(およそ)-は、…切差琢磨の功を積まざれば、その至りがたし/読本弓張月 漢籍にある語。近世まで主として学芸技芸稽古の意。和英語林集成再版1872年)に訳語として art載る


芸術

作者ふみともしん

収載図書笑った顔が一番素敵。
出版社SDP
刊行年月2008.12


芸術

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/22 16:14 UTC 版)

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神奈川沖浪裏、日本の画家 葛飾北斎東洋文化における芸術の一例。
モナ・リザ、有名なイタリアの画家レオナルド・ダヴィンチの作品、西洋文化の芸術の古典的な例。

芸術(げいじゅつ、: η τεχνηtechné: ars: arts)とは、表現者あるいは表現物と、鑑賞者が相互に作用し合うことなどで、精神的・感覚的な変動を得ようとする活動。文芸言語芸術)、美術造形芸術)、音楽音響芸術)、演劇映画総合芸術)などを指す。旧字体では藝術

語源

ギリシャ語の「τεχνη techné(テクネー)」やその訳語としてのラテン語の「ars(アルス)」、英語の「art(アート)」、フランス語の「art(アール)」、ドイツ語の「Kunst(クンスト)[1]」などは、もともと単に「人工(のもの)」という意味の医術や土木工学などの広い分野を含む概念で、現在でいうところの「技術」にあたる。現在でいう「芸術」は、近代以前には、単なる技術と特に区別して呼ぶ場合「よい技術、美しい技術」(beaux arts, schöne Kunstなど)と表現され、本来の「art」の一部を占めるに過ぎない第二義的なものであった。

18世紀ごろから加速する科学技術の発展とともに、それまで「ものをつくる」という活動において大きな比重を占めた装飾的な部分よりも、科学的知識を応用した実用性の向上が圧倒的な意味をもつようになる。これにともなって各種の技術は分業化と細分化が進み、現代でいう技術(technics,technology)に再編されるのに対し、建築などの人工物を装飾する美的要素がこれと分化独立しながら、従前の「art」という呼称を引き継ぐことになった。

日本語における「芸術」という訳語は、明治時代に西周によってリベラル・アーツの訳語として用いられたことに由来する。現在では、英語の音写「アート」が用いられることも多い。[2][3][4][5]

表記(藝術・芸術)

正字表記では「藝」だが、第二次大戦後の日本における漢字制限当用漢字常用漢字教育漢字)により、「藝」が「芸」と略記されることになった。なお、「芸」は、もともと「云」を声符として「ウン」と読み、ヘンルーダ等の植物をあらわす別字だが、本来「藝」の字とはまったく関係がない。

「藝」の原字の「埶」は、「木」+「土」+「丮」からなる会意文字で、人が両手に持った植物を土に植えるさまを表す。のち、植物であることを強調するため「艸」が加えられ「蓺」となり、さらに「云」が加えられて「藝」となった。「芸」はその中央部を省略した略字である。本来、植物を植えることを意味したが、転じて技芸・技能一般、特に文芸を表すようになった。

概説

R.G.コリングウッドは『芸術の原理』において、今日は本来のあり方を外れた擬似芸術に覆われているとし、それらは人生のための芸術である魔術芸術と芸術のための芸術である娯楽芸術という類型に分けることができるとした。魔術芸術とは芸術がもたらすさまざまな感情の刺激によって人々を実際の政治や商業などの実際的な狙いを持つ活動へと仕向ける種類の芸術と定義され(例えば教会のための芸術や軍楽などを含む)、娯楽芸術とは実際的な狙いがない活動へと仕向ける単に感情を高揚させるだけの芸術である。ヨーロッパの美術史ではこの魔術芸術と娯楽芸術が拮抗してきたとコリングウッドは概括し、真の芸術がその両方から脅威に晒されてきたと考えた。本来の芸術とは魔術や娯楽から分離されたもので、表現的で想像上の、ある種の言語であるとした。

詩人・批評家のボードレールは、絵画論においてそれまでの歴史画を批判し、マネの平面性などに「近代性(モデルニテ)」を見出した。フーコーは、このボードレールの批評に近代芸術の発祥をみている[6]

ダダイズムの影響をうけたマルセル・デュシャンは既成の商品であった便器を逆さに展示して「噴水」と名付けた作品を発表し、「芸術」がひとの観点によることなど、その定義、芸術という概念そのものを問い直した。以降、20世紀を通じて、「反芸術」「コンセプチュアル・アート」なども産まれた。

ある活動や作品が芸術であるか否かについて、必ずしも誰もが同意する基準があるとは限らない。表現者側では、その働きかけに自分の創造性が発揮されること、鑑賞者側ではその働きかけに何らかの作用を受けることなどが芸術が成り立つ要件とされる。これに関して、表現者側では、自分の作品を構成するにあたり、先人の影響を受けたり、既に様式が決まっている表現方法、媒体を用いたりすることはよく行われるので、必ずしも表現の内容が完全に自分の創造性にのみよっているとは限らない。また鑑賞者側が、その表現が前提としている様式の暗号を知らないと働きかけはうまくいかない。

「権威に認められた高尚な活動」が芸術であると誤解されることがあるが、そうではない。権威とは芸術作品を世に広めたり後世に遺したり芸術活動を推奨することを目的とした組織であり、そのために特にその価値がある芸術作品を認め知らしめるだけで、芸術を定義しているものではない。

日本では「藝術(芸術)」が明治期になって新しい語として使用されるようになったため、近代以前の『伝統藝術』を芸道と呼んだり、また芸能とも呼ばれ、「藝術」とは意味が異なるものとして想定される場合もあり、語用統一されていない。

なお芸能は、芸術の諸ジャンルのうち、人間の身体をもって表現する技法と定義され、職業として芸能に携わる者を芸能人と呼ぶとされるが[7]、これは「身体藝術」とも「舞台藝術」ともまた異なる概念である。

分類

表現者が、どのような手段、媒体を用いるかによって、芸術を多くのジャンルに分けることができる。下記は、芸術の表現方法のうち、歴史的に比較的様式の定まった具体区分に、詳細な学説的分類を加えたものである。

文芸

美術

音楽

総合芸術

デザイン

その他

他の分類

上記分類は、表現者が一定の枠内に収まった表現方法を用いた場合に分類可能となるというだけであって、表現者がこれらの枠に収まらない表現を用いる場合や、複数の表現を組み合わせたりする場合なども多い。より包括的な分類方法として「空間芸術」・「時間芸術」・「総合芸術」などもある。

空間芸術とは、物を用い、空間に形を表現する芸術であり、二次元(絵画・平面装飾など)的なものと三次元(彫刻・建築など)的なもの、その複合も存在する。その空間だけで一瞬ですべてを表現する芸術である。

時間芸術とは、文芸・音楽・演劇・映画など、ある一定の時間をかけて(物語性のあるものを)鑑賞する芸術。時間芸術と空間芸術は対義語であるといえる。

総合芸術とは各種芸術が協調・調和した形式でオペラ(歌劇)・映画などがこう呼ばれる。

また、ある作品や活動の程度が非常に高いとき、これを芸術と呼ぶ場合がある。この用法では、作品や活動の独創性は要件に入らない。

用語

  • 退廃芸術 - ナチスが近代美術を、道徳的・人種的に堕落したもので、ドイツの社会や民族感情を害するものであるとして禁止するために打ち出した芸術観
  • 反芸術 - 伝統的な展覧会の文脈の中で展示されながら、真剣な芸術をあざ笑うかのような内容を持つ作品、また芸術というものの本質を問い直し変質させてしまうような作品
  • 教祖祭PL花火芸術 - パーフェクト リバティー教団(PL) の宗教行事

解説

雑誌・書籍

脚注

  1. ^ ドイツ語では、Kunst(芸術)、Kunstwissenschaft(芸術学)、allgemeine Kunstwissenschaft(一般芸術学)、Kunstverhalten(芸術態度)、Kunstwollen(芸術意志)などの用語分岐もある。
  2. ^ 後漢書』5巻孝安帝紀の永初4年(110年)2月の五経博士の劉珍及による「校定東觀 五經 諸子 傳記 百家蓺術 整齊脫誤 是正文字」の「蓺術」等の用例に由来する。
  3. ^  范曄. 後漢書/卷5. - ウィキソース. 
  4. ^ 佐久間象山は「東洋道徳西洋芸術」という言葉を遺している(全文:「象山先生七絶 : 題地球儀詩 / 象山 [撰]」が、ここでいう芸術は技術のことである(和魂洋才と同様の意味)。
  5. ^ 早稲田大学図書館古典籍総合データベース http://www.wul.waseda.ac.jp/kotenseki/html/chi06/chi06_03890_0185/index.html
  6. ^ 『マネの絵画』筑摩書房
  7. ^ ウィキペディア項目「芸能」参照

関連項目

外部リンク


リベラル・アーツ

(芸術 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/02/15 14:11 UTC 版)

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自由七科と哲学

リベラル・アーツ: liberal arts)とは、

本項では上の両者について述べる。

概説

リベラル・アーツという表現の原義や定義としては起源は古代ギリシアにまでさかのぼる。

自由民と非自由民(奴隷)に分けられていた古代ギリシアでの「自由民として教養を高める教育」、それを学ぶことで一般よりも高度な教養が身につくものを目的としていたのがリベラル・アーツである。

欧米、とくにアメリカ合衆国では、おもに専門職大学院に進学するための基礎教育としての性格も帯びているともされている。

なお日本語の「藝術」という言葉はもともと、明治時代に啓蒙家の西周によってリベラル・アートの訳語として造語されたものである。

由来

古代ローマにおいて、「技術」(ラテン語: ars)は、「機械的技術」(アルテス・メカニケー、artes mechanicae)と、「自由の諸技術」(アルテス・リベラレス、artes liberales)とに区別されていた。[誰?]

後者を英語に訳したものが「リベラル・アーツ」であるが、その科目や定義の起源は、古代ギリシアにまでさかのぼる。プラトンは、体育、ムーシケー(文芸詩歌、古代ギリシャにおける音楽)とは別に、哲学的問答を学ぶための準備として、17、18歳までの少年時代に、第1科目として数論(1次元)と計算術の研究である算術、第2科目として平面(2次元)に関する研究である幾何学、第4科目として円運動に関する研究である天文学の4科目を特別に訓練する必要があると説いた[1][注釈 4]。プラトン自身によれば、上記4科目の訓練は、手工業者などのための機械的技術の訓練と区別されるだけでなく、少年に対しても決して強制してはならず、自由な意思に基づくもので、何より自身が理想とする哲人国家論における統治者のための教育としての意味を有しており、「数学的諸学科の自由な学習」という意味合いであった[2]

ところが、古代ギリシア社会においては、自由人とは、同時に「非奴隷」であり、兵役の義務も意味していたことから[注釈 5]、この「数学的諸学科の自由な学習」が「自由の諸技術」としてとらえられるようになり、その後、ローマ時代の末期の5世紀後半から6世紀にかけて、7つの科目からなる「自由七科」(セプテム・アルテス・リベラレス、septem artes liberales)として正式に定義されるに至ったのである。[要出典]

自由七科はさらに、おもに言語にかかわる3科目の「三学」(トリウィウム、trivium)とおもに数学に関わる4科目の「四科」(クワードリウィウム、quadrivium)の2つに分けられる。それぞれの内訳は、三学が文法修辞学弁証法論理学)、四科が算術・幾何・天文・音楽である。

哲学はこの自由七科の上位に位置し、自由七科を統治すると考えられた。哲学はさらに神学の予備学として、論理的思考を教えるものとされる。

この自由七科の編成は、キリスト教の理念に基づき教育内容を整えるため、ギリシア・ローマ以来の諸学が集大成されたものと見ることもできる。

13世紀ヨーロッパで大学が誕生した当時、神学部法学部医学部の専門職を養成するための学部では、学部に進む前の学問の科目として自由七科は公式に定められた。ヨーロッパ中世の大学では、学生はこれらの科目を哲学部ないし学芸学部で学習した。このため現在でもヨーロッパやその大学体系を引き継いだオーストラリアの大学では、哲学は文学部でなく、独立の学部である哲学部で教えられることがある。

英米の大学ではしばしば、それぞれの学問を象徴として、講堂(オーディトリアム)の高みにぐるりと7つの学科を代表する女神の立像が飾られる。

なお、アメリカのリベラル・アーツ教育についてはリベラル・アーツ・カレッジを参照のこと。

内容

三学(トリウィウム)

四科(クワドリウィウム)

日本におけるリベラル・アーツ

日本におけるリベラル・アーツ教育

日本でのリベラル・アーツ教育における米国との大きな違いは、米国における「リベラル・アーツ・カレッジ」は学部で幅広く基礎分野を学んだのちに大学院に進学することを前提としているのに対し、日本ではリベラル・アーツを修了した学生の大学院進学率が低いという点である。

その他の点においても、日本独自の発展を見せている。

日本におけるリベラル・アーツ教育は、「様々な知に触れることで、汎用的な思考力を養う[3]」を軸に、主に3タイプに分けられる[4]

遅い専門化

遅い専門化: late specialization)とは大学入学時には細かく専攻を決めず、基礎分野である人文科学・自然科学・社会科学を網羅的に幅広く学べる課程を据え、学びながら専攻を自分で決めていくという過程のことである。米国の「リベラル・アーツ・カレッジ(教養)→大学院(専門)」というプロセスと同じ構造である。学生にとっては、「実際に学びながら、自分の専攻を垣根なくじっくりと選ぶことができる」というメリットがある。後述の「学際系」の分野も専攻の対象に含まれる。

東京大学教養学部国際基督教大学が、人文科学・自然科学・社会科学を網羅しており、この形式を採っている。

4年間を通じて教養教育のみを行う

日本で広く行われているリベラル・アーツ教育。2000年以降に設置された国際教養学部の多くがこの形式である(早稲田大学国際教養大学法政大学など)。自然科学や数学といった理系分野の専攻は設置されず、これら分野の講義があったとしても、概論レベル止まりであることが多い。

学生からも「広く浅くは学べたが、あまりに浅すぎた」「教授達が力を出しきれていない」「(経済学など一つの分野において)段階的、体系的に学べるようになっていないので、初級・中級・上級もレベルの差がない」「広く浅すぎて結局何を勉強したのか分からない」「本来、米国で大学院進学を前提に作られているのに、日本では大学院に進学せずに行き止まり。無理がある」など、専門性の弱さを指摘する声もある[5]

学際系

近年の日本で生まれている独自のリベラル・アーツ教育。専門分野を持ちながらも、複数の学問分野を横断した教育が行われる。主に以下の2パターンに大別される。

一つのテーマを複合的な学問的視点から考察する
環境政策学人間科学など単一の学問分野では対応できないテーマを扱う場合が多い。 教養学部のほかに、慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス (SFC) をはじめとした総合政策学部国際関係学部外国語学部観光学部ゼロ免課程教育学部)・危機管理学部などで行われている。
一つの専門領域を深く学びつつ、それを支える複数の学問領域も学ぶ
学部の専門教育と並行して、「リベラル・アーツ」プログラムが設置されているケース(獨協大学[6]上智大学東京女子大学の「全学共通カリキュラム」)。「副専攻制度・ダブルメジャー制度」などを採用しているケースも見られる(早稲田大学上智大学[7]国際基督教大学獨協大学[8]など)。

歴史

大口邦雄は著書『リベラル・アーツとは何か——その歴史的系譜』のなかで、東京大学教養学部国際基督教大学 (ICU) 教養学部を日本におけるリベラル・アーツ教育機関の代表としてあげている。

前者の東京大学は、第二次世界大戦前の旧制高等学校の伝統を受け継ぐものである。旧制高等学校は戦後になって4年制大学に改組されると、多くの大学において教養部一般教育課程・教養課程)がリベラル・アーツ教育の役目を担ってきた。しかし東京大学においては、教養部ではなく教養学部を独立した学部として設置した点で特徴的である。

後者のICUは米国のリベラル・アーツ・カレッジを範として戦後作られたものであり、人文科学・自然科学・社会科学の3領域を網羅し、専攻を自分で選ぶ教育を少人数で行う点、そして米国リベラル教育学会の認定を受けるなど世界基準の教育を行う点で、旧来の日本の大学とは一線を画すものとなった。リベラル・アーツ教育と国際性の2つを特徴とするICUの教育システムは、その後多くの大学にも引き継がれるようになる。

また旧制高等学校からの歴史を持つ大学群に関して事例を挙げると、浦和高等学校を継ぐ埼玉大学は当初設置の文理学部を1965年に教養学部へと改組した[9]。このほかの旧制高等学校からの歴史を持つ大学はその教養部を学際系学部に改組してきている。京都大学総合人間学部第三高等学校)、名古屋大学情報文化学部第八高等学校)、広島大学総合科学部広島高等学校)などをはじめ、学際系学部として独立している。また首都大学東京都市教養学部も系譜をたどれば旧制府立高等学校を前身とする。

加えて、師範学校を前身とする国立の教育大学GHQの指示で米国のリベラル・アーツ・カレッジを範として戦後に設立された大学である。これらの大学は、自然科学、社会科学、人文科学および芸術の専攻からなる少人数教育を行なっており、1970年前後に国の方針で教育大学教育学部に改組する以前はリベラル・アーツの訳語である自由学芸から引いた学芸大学学芸学部という名称であった。なお東京学芸大学は教養系を、大阪教育大学は教養学科を設置し、現代的なリベラル・アーツ教育を行なっている。同様に、リベラル・アーツ・カレッジに範をとった津田塾大学は現在も学芸学部という名称を使用している。

21世紀に入ってからは社会科学・人文科学専攻とその周辺の学際領域専攻やビジネス専攻に限定した国際教養学部等の設置が目立ち、その事例として早稲田大学での学部設置や、公立大学法人の国際教養大学の設立が挙げられる。本来は人文科学・自然科学・社会科学の3領域の基礎分野すべてを網羅するのが現代のリベラル・アーツの基本であるが、日本においては戦前の旧制高等学校の「文科と理科」及び戦後の高等学校の「文系と理系」の分類が先行し、「リベラル・アーツ」を掲げつつもいわゆる文系分野が主たる領域となって3領域すべてをカバーしない(例えば、ビジネス専攻と学際領域専攻のみに限定され、数学や物理学や宗教学や芸術学の専攻ができず、また教育職員免許状は英語しか取得できない)など、専攻可能な分野に偏りがある場合もある。特に自然科学については専攻として一切設けられていないことが多い。

上記のように、旧来の一般教育・教養課程を改組することでリベラル・アーツ教育(もしくはリベラルアーツと直接の関わりを必ずしも明示しない学際教育)を担う学部・プログラムを設置する大学が少なくない。その豊かな教員構成を活用して、これらから敷衍されうる分野も扱われるようになった。この他、全学での単位互換を行うといった制度への取り組みも挙げられる。

なお一部で「教養学」という言葉を、学問の体系化された分野として用いることがある[1][2][3]が、「教養学」という名称を「学問の一分野」として用いた学術団体は2012年時点で存在していない。例として2011年に設立された学術団体であるJAILA(日本国際教養学会)を挙げると、同会は会則で「学際的立場」を基礎としており、「学際的な学会」として研究活動を「哲学、歴史、社会科学、自然科学、芸術、教育、外国語、環境など」[4]の多方面に広げている点を示しているのみである。

リベラル・アーツを行う大学

東京経済・岡山・高知・九州の4大学のプログラムは独立した学部ではなく、全学部が協力して教育を行う特別なコースとなっている。学生には個別の学部ではなく、プログラム独自の学生証が発行される。

教養学部にてリベラル・アーツ教育を行う大学

上記に類する学部(国際教養学部等)にてリベラル・アーツ教育を行う大学

教育学部にてリベラル・アーツ教育を行う大学

リベラル・アーツ教育を主体とする女子大学

学際教育を行う学部を持つ大学

リベラルアーツ教育を行う各種学校

その他

東京都八王子市にある大学セミナー・ハウスのシンボルマークは白地に緑の切り株であるが、それについている7枚の葉は自由七科を表している。

脚注

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注釈

  1. ^ 国によりこの位置づけの変化が起きた時代は微妙に異なる。イギリス、ドイツ、フランスの間でも異なった。またひとつひとつの大学ごとにも異なった。
  2. ^ 円運動についての学問。現在の地理学にも近い。
  3. ^ ここでいう音楽の教育は、現代の音楽教育とは範疇が異なる。
  4. ^ プラトンが設立したアカデメイアでは、上記の4科目が教授されたものとされているが、第3科目については、プラトン自身は、立方体(3次元)に関する研究がなされるべきであるが、学問としては未開拓のまま残されているとして具体的な科目を挙げていない。
  5. ^ そのため今日的な意味で「自由」の概念をとらえると、「自由(人)の諸技術」の定義はわかりにくいものになる。

出典

  1. ^ 国家』7巻
  2. ^ 『国家(下)』(岩波書店)藤沢令夫の訳
  3. ^ 国際基督教大学 特設サイト「what's liberal arts」より
  4. ^ 『大学Times』Vol.2、2011年7月
  5. ^ 早稲田大学 土屋礼子ゼミジャーナル「リベラルアーツの魅力は何か」より
  6. ^ 外国語学部経済学部法学部
  7. ^ 文学部横断プログラム、および外国語学部
  8. ^ 国際教養学部
  9. ^ 埼玉大学の沿革”. 2015年2月9日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2015年6月25日閲覧。

関連項目


芸術

出典:『Wiktionary』 (2020/03/08 00:38 UTC 版)

名詞

げいじゅつ

  1. 表現者或いは表現物と、鑑賞者とが相互に作用し合うことなどで、精神的・感覚的な変動を得ようとする活動のこと。

発音

げいじゅつ

  • IPA: /ɡeː.ʤɯ.ʦɯ/

しばしば

げーじゅつ

複合語

関連語

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