ヘヴィー・ローテーションとは? わかりやすく解説

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ヘビー‐ローテーション【heavy rotation】

読み方:へびーろーてーしょん

短い期間に何度も繰り返すこと。特に、ラジオ局などが、推薦曲を繰り返し放送することをいう。ヘビロテパワープレー


ヘヴィー・ローテーション

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/10 09:32 UTC 版)

ヘヴィー・ローテーションまたはパワープレイは、放送による楽曲宣伝広告ラジオ局FMが多い)やCS音楽専門局、テレビ局などで主に行われる[1][2]

概要

日本で最初に明示して導入したのは1989年に開局したFM802。日本のラジオ局にはそれまでも「今週の歌」「今月の歌」のような企画は存在していたが、FM802はアメリカのFM局で採用されていた制度を採り入れ、ヘビーローテーションとして開始した[3]。FM802発のヒットであることが明確にわかるような、新人アーティストの曲やテレビドラマ・CMのタイアップがないような曲を選曲することがこの企画の方針であり、選ばれた曲は全ての番組で一日に何度も放送された。もともと開局前から業界内で注目を集めていたFM802は後発FM局でありながら商業的にも成功を収めたため、後にこの手法が一気に国内FM局に拡がる結果となる。なお、音楽をさほど重視しないコミュニティFM局やAM局では特に設けない場合もある。

音楽の選曲委員(主にラジオ局のスタッフ、パーソナリティ)などが選曲するタイプと、レコード会社が宣伝の一環としてラジオ局に宣伝料を支払い演奏させるタイプに分かれる。JFN各局の場合、ミニ番組(5分間)として放送するほか、自社番組内で放送する場合が多い。JFL局や独立局の場合もコーナーを設けることがある。

また独立コーナーばかりでなく、下記のようなパターンでも放送される。

  • 帯ワイドにおける番組と番組の繋ぎの中で流される(首都圏などでは顕著で、「それでは一曲お聴きください」と前置きを置いて流したり、文化放送のA&Gのように、SE(効果音)を挟んで流すことも)
  • アーティストがゲストとして呼ばれた番組の中
  • DJやパーソナリティが「今話題になっている曲」として(はっきりヘビーローテーションとは銘打たずにそれとなく)流す

一方で、FM AICHIのように一楽曲ではなくアルバムごとで指定する局も存在する。

特殊なケースとして宇多田ヒカルのアルバム『Fantôme』収録曲『道』が2016年9月14日より当時存在した民放ラジオ全101局でヘビーローテーションされた[4][5]

局別タイトル

FM局(JFN系列)

以下の各局以外は「パワープレイ」と称する。

  • AIR-G' - POWER PLAY、BRAND-NEW SONG(ミニ番組で1週間オンエア)
  • FM青森 - Monthly On Air
  • FM岩手 - レピュテーション・カッツ(2019年3月まで。4月以降はパワープレイ)
  • Date fm - MEGA PLAY
  • FM秋田 - MONTHLY SELECTION
  • Rhythm Station - Power Push!(2021年3月までマンスリー・ハイパープレイ)
  • ふくしまFM - Prime Music
  • RADIO BERRY - B-HOT!(開局より2003年3月まで「BERRY BOMB!」)
  • FMぐんま - POWER PLAY、G Selection(地元ゆかりのミュージシャン対象)
  • TOKYO FM - TOKYO FM Brand-new song、Fire Push(「RADIO DRAGON」内。2010年4月 -2014年4月。改編のため自然消滅。 )、LOVE TRAXX(「ONCE」「DIARY」内。ラブソングのみ対象。2009年から2010年3月まで)、スカレコ〜社員のうた〜(「Skyrocket Company」内、2013年4月 - )
  • FM長野 - POWER PLAY、HOT TUNE
  • K-MIX - (2019年3月までK-MIXメガプッシュトラックを設定していたが、現在は廃止。)
  • FMとやま - MUSIC POWER PLAY
  • HELLO FIVE - ミュージック・ピックアップ、ミュージック・ネクサス
  • FM福井 - Heavy Rotation
  • FM AICHI - (2020年3月までFM AICHI POWER PLAYを設定していたが、現在は廃止。)
  • FM GIFU - G-POWERPLAY
  • e-radio - HotStuff
  • FM大阪 - POWER PLAY、E∞Tracks
  • Kiss FM KOBE - HOTRAXX(ホットラックス)
  • V-air - V-air ツキ押し J.P.、V-air ツキ押し W.P.
  • FM岡山 - SLAP SHOT
  • HFM - 山本将輝のPOWER PUSH / 安広修平のPOWER PUSH(「#PUSH」DJの山本将輝と安広修平が1曲ずつセレクト)
    • 2005年9月までは「押し倒し」→「キムラミチタのVibe ON! MUSIC」が始まった2005年10月~2018年3月までは「ヴァイブオンジャパン≪邦楽≫、ヴァイブオンワールド≪洋楽≫」→2018年4月~2023年9月までは「HFM POWER PLAY」
  • FM山口 - FMY PUSH ONE
  • FMとくしま - SOUND WAVE
  • FM香川 - プライムチューン
  • FM愛媛 - JOEUマンスリーパワープレイ
  • Hi Six - Hi-Six Monthly Power Play
  • FM FUKUOKA - POWER PLAY、Check This Out!
  • FM佐賀 - マンスリーループ、ハイパープレイ
  • FM Nagasaki - SMILE CUTS
  • エフエム・クマモト - POWER WAVE
  • JOY FM - J's Time
  • μFM - ブラン“ミュー”ソング、ハイパー・ブラン“ミュー”ソング
  • FM沖縄 - ピックアップナンバー

FM局(JFL・MegaNet・独立局)

  • FM NORTH WAVE - MEGA PLAY、POWER PUSH
  • J-WAVE - J-WAVE SONAR TRAX
  • InterFM897 - Hot picks(2015年6月度までは76セカンドプレイ)
  • Fm yokohama - PRIME CUTS
  • BAYFM78 - BRAND NEW HOT LINE、JOGV-FM Powerplay、Midnight Powerplay
  • NACK5 - NACK5 POWERPLAY、POWER SELECTION
  • FM FUJI - SOUND LEAF、SOUND FOREST - 2008年6月度まではHOT SHOT AIRPLAYと呼称。翌7月度から3ヶ月間は休止していた。
  • ZIP-FM - FIND OUT MONTHLY CLOSER
  • α-STATION - HELLO!KYOTO POWER MUSIC、SMASH BREAK(邦楽)、SPLASH GROOVE(洋楽)
  • FM802 - ヘビーローテーション
  • FM COCOLO - Feature of the Month(2012年3月度まではハートビートセレクション)
  • CROSS FM - ヘビーローテーション、レコメンドトラックス
  • Love FM - Cool Cuts(月替わりの2曲)、Hot Spin(週代わりの2曲、番組の終わりにオンエアされる。)

コミュニティFM局

AM局

複数の放送局で行うもの

音楽専門チャンネル

地上波テレビ局

脚注


ヘヴィー・ローテーション

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/12 23:04 UTC 版)

鹿児島シティエフエム」の記事における「ヘヴィー・ローテーション」の解説

ヘヴィー・ローテーションのことをフレンズFMではFセレクション呼称している。毎月邦楽洋楽からそれぞれ1曲選出される

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ヘヴィー・ローテーション

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/02 04:19 UTC 版)

エフエム山口」の記事における「ヘヴィー・ローテーション」の解説

エフエム山口ではヘヴィー・ローテーション(パワープレイ)のことを「FMY PUSH ONE」(プッシュ・ワン、「一押し」の直訳FMY検定によるとサブタイトルは「炎の皿回しということである)と呼び月一洋楽邦楽一曲ずつ選んで5分または自社制作番組の中で放送している。 また、1回8月FMQリーグ共同企画としてヘヴィー・ローテーション企画FM Q LEAGUE POWER PLAY」を放送している。

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ヘヴィー・ローテーション

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/04 15:07 UTC 版)

FM802」の記事における「ヘヴィー・ローテーション」の解説

番組制作携わる802社員DJスタッフ制作会社推挙により番組問わず積極的に流すヘヴィー・ローテーションが選ばれている。ラジオ局FM802存在感高めるため、FM802発のヒットであることがはっきりわかる新人アーティストの曲で、ドラマCM大型タイアップがない曲を選んできた。2010年9月時点で、累計503もの楽曲洋楽253曲・邦楽250曲)が選ばれてきた。開局当初不定期更新複数選ばれたり、1曲しか選ばれなかったりバラバラだったが、1991年3月から毎月洋邦1曲ずつ選ばれる現在のシステムになっている例外として2008年7月のみ邦楽が2曲選ばれている)。ただし、1995年1月17日以降2月阪神・淡路大震災があった影響でヘヴィー・ローテーションはなかった。 2004年には、開局15周年記念して、ヘヴィー・ローテーションに選ばれた曲を集めたコンピレーション・アルバム発売されている。

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ヘヴィー・ローテーション

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/08 10:24 UTC 版)

エフエム山形」の記事における「ヘヴィー・ローテーション」の解説

1か月につき邦楽3曲、洋楽1曲マンスリーハイパープレイとして選ばれる選ばれ楽曲1日数回オンエアされる5分間番組Monthly Hyper Play」で紹介される放送時間10:55金曜・第1月曜を除く毎日)、12:55月曜 - 木曜)、15:55土曜・日曜)、16:55月曜 - 金曜)、19:55日曜)、20:25第3・第4・第5金曜)、23:55土曜・日曜)、28:55日曜土曜深夜))

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「ヘヴィー・ローテーション」を含む「エフエム山形」の記事については、「エフエム山形」の概要を参照ください。

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