難聴とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 言葉 > 状態 > 状態 > 難聴の意味・解説 

なん‐ちょう〔‐チヤウ〕【難聴】

読み方:なんちょう

聴力が弱いために、音や声がよく聞きとれない状態。中耳炎などの病気老化騒音長時間さらされたときなどに起こる。

ラジオなどの放送聞きとりにくいこと。「—地域

「難聴」に似た言葉

難聴 (なんちょう)

「難聴」は文字通り「聴こえにくい」という状態ですが、程度状況は人によってさまざまで、聞こえ程度によって、軽度難聴中等度難聴、高度難聴重度難聴と区分されており、また片耳だけ聞こえない側性難聴の場合あります生まれつき先天性)の難聴や新生児期発症する聴覚障害は1,000人に1~2人といわれていますが、これまで2歳過ぎてからの「ことばの遅れ」によってようやく発見され支援開始3歳以降になることがしばしばありました。しかし難聴や聴覚障害は、早期発見し早期適切な療育始めることで言語習得への影響最小限おさえられ可能性ありますこのため多く医療機関実施されているのが「新生児聴覚スクリーニング検査」です。出生後すぐ(おおむね3日以内)、赤ちゃん眠っている間に行う検査です。必ず受けておきましょう
link_out.png参考:「新生児聴覚スクリーニング」をご存知ですか?
link_out.png参考:妊娠期に知っておきたい感染症と予防接種情報

難聴

作者高井信

収載図書ショートショート日本語あそぼう
出版社筑摩書房
刊行年月2003.12
シリーズ名ちくま文庫


難聴

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/14 17:30 UTC 版)

難聴(なんちょう、英語: hard of hearing[注釈 1])とは、聴覚が低下した状態のこと[注釈 2]医学分野で多く使用される表現であり、診断名や聞こえの障害の性質(例:伝音難聴・感音難聴)、程度の数量的表現(例:軽度難聴・高度難聴)として用いられる[2]耳科学的には、聴力[注釈 3]が、正常聴覚閾値(正常最小可聴値) (0dB HL) [注釈 4]よりも劣っている事とされる。そのレベルは30dB HLとされている。難聴は代表的な疾患の症状である[5]外耳内耳中耳から聴覚伝導路のどの部分が障害されても難聴になる[5]。難聴を検査する方法が聴力検査である。


注釈

  1. ^ 聴覚の困難さを表す用語として、英語圏では、"hearing impairment"、 "hearing disability"、"hard of hearing"、"hearingloss"、"deaf"などがある[2]。"hearing impairment"は、聴覚器官の構造や機能の損失や異常を意味するのに対し、"hearing disability"は、聞こえの障害に伴う能力障害や制限に言及した用語として用いられ、日本語の「聴力障害・聴覚障害」にあたる[2]。また、"hard of hearing" は 「難聴」、"deaf" は 「聾」 にほぼ対応する[2]
  2. ^ 聴覚の困難さを表す用語として、「聴力障害」「聴覚障害」 「難聴」 「聾」 などが使われる[2]。それぞれに定義がなされているが、厳密に使い分けられているわけではなく、時代や国、障害に対する認識、立場によってさまざまである[2]
  3. ^ 聴覚の諸機能の感度や精度 [3]
  4. ^ 耳科学的に正常な18歳から30歳までの多数の評定者の聴覚閾値の最頻値 [4]
  5. ^ "sensorineural hearingloss"は内耳性難聴の意味で使用されることがある。[10]
  6. ^ ヒトの音の感度は周波数によって異なっているので、例えば、250 [Hz] の断続音の結果と、4000 [Hz] の連続音の結果を比べても何の意味もない。あくまで、250 [Hz] の断続音と250 [Hz] の連続音といったように、周波数を揃える必要がある。なお、周波数とヒトの音の感度の相関については、「等ラウドネス曲線」の記事を参照のこと。

出典

  1. ^ Global health estimates: Leading causes of DALYs (Excel) (Report). 世界保健機関. 2020年12月. Download the data > GLOBAL AND BY REGION > DALY estimates, 2000–2019 > WHO regions. 2021年3月27日閲覧
  2. ^ a b c d e f 城間将江ら編集 2021, p. 7.
  3. ^ 日本聴覚医学会(編)「日本聴覚医学会用語集(2022.10.5改訂)」、2022年。 
  4. ^ 日本聴覚医学会(編)「日本聴覚医学会用語集(2022.10.5改訂)」、2022年。 
  5. ^ a b 洲崎春海ら 監修 2017, p. 43.
  6. ^ 聴覚・平衡機能障害 さいたま市 (PDF)
  7. ^ a b 城間将江ら編集 2021, p. 8.
  8. ^ a b 城間将江ら編集 2021, p. 58.
  9. ^ 日本聴覚医学会(編)「日本聴覚医学会用語集(2022.10.5改訂)」、2022年。 
  10. ^ 日本聴覚医学会(編)「日本聴覚医学会用語集(2022.10.5改訂)」、2022年。 
  11. ^ 日本聴覚医学会(編)「日本聴覚医学会用語集(2022.10.5改訂)」、2022年。 
  12. ^ ブロモバレリル尿素 KEGG
  13. ^ ロモバレリル尿素 大正製薬製品カタログ
  14. ^ 橋田英俊, 本田俊雄, 森本尚孝, 相原泰, 「市販鎮痛剤常用量の服用による慢性ブロム中毒の1例」『日本老年医学会雑誌』 38巻 5号 2001年 p.700-703, doi:10.3143/geriatrics.38.700
  15. ^ 上田英雄, 山本英雄, 権平達二郎 ほか, 「ブロム酸カリウム(コールドパーマ第2液)中毒による急性腎不全の1例」『日本内科学会雑誌』 54巻 12号 1965-1966年 p.1408-1414, doi:10.2169/naika.54.1408
  16. ^ 本庄巌, 松井博史, 牛呂公一 ほか, 「ティンパノグラムによる中耳疾患の鑑別」『耳鼻と臨床』 1980年 26巻 3号 p.557-562, 耳鼻と臨床会, doi:10.11334/jibi1954.26.3_557
  17. ^ Bilodeau, Kelly (2022年1月1日). “Turning up the volume on brain health” (英語). Harvard Health. 2021年12月23日閲覧。
  18. ^ a b c World Health Organization (2021), The World Report on Hearing, World Health Organization, p. 40, ISBN 978-92-4-002048-1, https://iris.who.int/bitstream/handle/10665/339913/9789240020481-eng.pdf?sequence=1 
  19. ^ a b c World Health Organization (2021), The World Report on Hearing, World Health Organization, p. 41, ISBN 978-92-4-002048-1, https://iris.who.int/bitstream/handle/10665/339913/9789240020481-eng.pdf?sequence=1 
  20. ^ a b c d World Health Organization (2021), The World Report on Hearing, World Health Organization, p. 42, ISBN 978-92-4-002048-1, https://iris.who.int/bitstream/handle/10665/339913/9789240020481-eng.pdf?sequence=1 
  21. ^ 加藤榮司, 東野哲也、「【原著】剣道による聴覚障害 -高等学校剣道部員に対する18年間にわたる聴覚健診の成果-」『日本耳鼻咽喉科学会会報』 2012年 115巻 9号 p.842-848, doi:10.3950/jibiinkoka.115.842



難聴

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/15 05:45 UTC 版)

ベーチェット病」の記事における「難聴」の解説

進行性の難聴を呈する事もある。

※この「難聴」の解説は、「ベーチェット病」の解説の一部です。
「難聴」を含む「ベーチェット病」の記事については、「ベーチェット病」の概要を参照ください。


難聴(ムンプス難聴)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 04:24 UTC 版)

流行性耳下腺炎」の記事における「難聴(ムンプス難聴)」の解説

重篤難治性難聴が後遺症として残ることがある頻度教科書的には希もしくは1万5000人に1人程度とされていることが多いが、2004年報告では高頻度としており、184 - 533人に1人とする調査結果もある。国立感染症研究所は、2001年1年間全国ムンプス難聴受療患者数650人と推計している。

※この「難聴(ムンプス難聴)」の解説は、「流行性耳下腺炎」の解説の一部です。
「難聴(ムンプス難聴)」を含む「流行性耳下腺炎」の記事については、「流行性耳下腺炎」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「難聴」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

「難聴」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。



難聴と同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「難聴」の関連用語

難聴のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



難聴のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
赤ちゃん&子育てインフォ赤ちゃん&子育てインフォ
Copyright©2024 Mothers' and Children's Health and Welfare Association. All Rights Reserved.
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの難聴 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのベーチェット病 (改訂履歴)、流行性耳下腺炎 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2024 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2024 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2024 GRAS Group, Inc.RSS