難聴を抱えるプロ野球選手として
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/19 03:55 UTC 版)
「石井裕也 (野球)」の記事における「難聴を抱えるプロ野球選手として」の解説
先天性難聴であり、左耳は全く聞こえず、右耳も補聴器でかすかに聴こえる程度である。このハンデを抱えながらプロ野球選手として活躍した石井は、過去に様々なメディアに採り上げられている。 マウンドに上がると補聴器の電源を切ることが多い。連携プレイの際は野手の指差しで判断しているが、優れた瞬間視(一瞬映るものを判断する能力)によって野手の声が届かないハンデをカバーしている。 マウンド上で補聴器を切り、その静寂の中で三振を奪っていく投球から「サイレントK」と呼ばれている。 新人時の2005年に、自身のインタビューが高校生向けの英語の教科書に採り上げられている。インタビューで「これまで難聴のハンデを感じたことがほとんどなく、幼い頃からプロ野球選手が夢だった」と語っている。同じプロ野球選手としては前年(2004年)に松井秀喜、過去にはイチローなどのインタビューも掲載されたが、新人選手が採り上げられるのは異例のことだった。 新人時と2年目(2006年)の2回にわたってNHK教育テレビジョンの聴覚障害者向け番組で、2008年に同じく教育テレビの子供向け番組『道徳ドキュメント』で、横浜に移籍した際には同じ時期に巨人から移籍した真田裕貴とともに『バース・デイ』(TBSテレビ)で採り上げられた。
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