ばん‐ぐみ【番組】
番組
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/28 00:56 UTC 版)
番組(ばんぐみ)とは、
- 上演する演目とその順番および、それを記したもの(プログラム)。もともとは能および狂言の用語。寄席演芸、スポーツの試合(公営競技の競走など)の組み合わせ、そして下記の通り放送、インターネットに転用されるようになった。
- 1. のうち、放送番組の略称。番組表を構成する個々のコンテンツおよびその内容・分量の単位。
- 2. に転じて、インターネット上の音声および映像(動画)による配信コンテンツの呼称。
放送番組
放送における番組を放送番組と呼ぶ。日本の放送法2条28号における放送番組の定義は「放送をする事項の種類、内容、分量及び配列」のことである。
放送番組の種別・分類の方法
放送番組は、その内容と対象などの性質によって様々に分類可能であり、放送波の違い、用途(調査、番組表記載など)によって様々である。
放送法5条では、「放送番組の種別」は「教養番組、教育番組、報道番組、娯楽番組等」としている。また106条では、各放送事業者において、各種別の「相互の間の調和」が義務付けられている。そして107条では、テレビジョン放送局において「放送番組の種別の基準」の公表が義務付けられている(例→[1][2][3])。
なお、教養番組と教育番組については法2条に内容の定義があるが、報道番組と娯楽番組についての定義はなく、特にテレビ番組の場合は、上記「放送番組の種別の基準」の自主公表に委ねられている。日本放送協会(NHK)では「等」を除いた各4種[1]、民間放送テレビ各局では4種に「通信販売」と「その他」を加えた6種を公表のための分類目安としている[2][3]。ラジオ放送局においても自主的に番組種別公表を行っている例がある[4]。
12条における「広告放送」=コマーシャルメッセージは、放送法の定める分類上の放送番組に含まれない。
配信番組
インターネットにおける番組をインターネット番組、または配信番組と呼ぶ。
日本においては「放送番組」とは異なり、放送法の管轄には入らない。
視聴者による番組「実況」文化
コンピュータネットワークやインターネットの普及と共に、2ちゃんねるなどにある各種実況板(電子掲示板)、Twitterなどのソーシャルメディアを利用して、放送や配信の番組をリアルタイムに視聴(聴取)しながらネット上で「実況」を行なう文化が生じ[5]、「実況」に特化したアプリケーションソフトが開発されるにいたった[6][7]。
出典
- ^ a b 国内放送番組の種別の基準 日本放送協会(NHK)
- ^ a b 放送番組の種別 日本テレビ放送網
- ^ a b 放送番組の種別の基準 讀賣テレビ放送
- ^ ラジオ放送番組の編集に関する基本計画 京都放送
- ^ [2015年冬アニメ]“味気ないクール”だったのか マイナビニュース 2015年4月20日。
- ^ 実況に最適!リアルタイムTwitterクライアント「Stweem」 iPhone+(週刊アスキー) 2015年4月1日、同20日閲覧。
- ^ アニメ実況に特化したTwitterクライアントアプリ「アニプラ」 GIGAZINE 2014年7月3日、2015年4月20日閲覧。
関連項目
番組
「番組」の例文・使い方・用例・文例
- 彼の番組は2000年に始まった
- その番組の視聴者は200万人以上だといわれている
- 「この番組はいつ始まったのですか」「10分ぐらい前です」
- コマーシャルのための番組の中断
- 放送番組
- 人気番組,呼び物,アトラクション
- 彼は好きなテレビ番組を見るために家に急いだ
- その番組はどこのチャンネルでやっているのですか
- そのお笑い番組は午後9時に始まる
- ニュース速報を伝えるために彼らは番組を中断した
- 外国の会社の提供による番組
- 通常番組の途中にニュース速報が入った
- 教育番組
- その番組は視聴者の感情を揺さぶるだろう
- ディックはテレビ番組のことでガールフレンドとけんかした
- エイズ問題が特別番組で大きく取り上げられた
- 子ども向けのよいTV番組
- その政治家は多くのテレビ番組に出演することで人気を獲得した
- テレビ番組にざっと目を通す
- そのテレビ番組は喫煙の有害性を多くの人々に痛感させた
番組と同じ種類の言葉
- >> 「番組」を含む用語の索引
- 番組のページへのリンク