冠番組
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/09/12 18:36 UTC 版)
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冠番組(かんむりばんぐみ)は、テレビ番組・ラジオ番組において特定の出演者によって進行されていたり、広告主(スポンサー)1社だけで提供している番組のことである[1]。
概要
冠番組の多くは番組名に出演者や広告主の名称や名称の一部が組み込まれているが[1][2][3]、まれにそれらの名称が組み込まれていない冠番組(ダウンタウンの『HEY!HEY!HEY! MUSIC CHAMP』、明石家さんまの『ホンマでっか!?TV』など)もある。また番組名にタレントの決め台詞、広告主の商品名、キャッチコピーなどが組み込まれることもある[2]。
番組の広告主が1社のみだったり広告総量の多くを占める場合その社名や商品名を番組名に付記することがある。例としてライオンの一社提供番組である『ライオンのごきげんよう』などがある。
冠番組は通常番組よりも特別番組に多く見られる傾向にある[1]。
日本のテレビ番組においてNHK及びキー局(日本テレビ、テレビ朝日、TBS、テレビ東京、フジテレビ)の6局全てに同時に冠番組を持った経歴のあるタレントは国分太一(2008年達成)[4][5][6]とさまぁ〜ず(2014年達成)[6]と有吉弘行(2019年達成)[7][8]である。また、月曜から日曜まで全曜日のゴールデンタイム・プライムタイム(GP帯)に冠番組を同時に持ちそれらを含めて全6局に同時に冠番組をもつ経歴のあるタレントは有吉弘行(2022年達成)[9][8][注 1]のみである。
タレントにとっては、ゴールデンタイムに自身の冠番組を持つこと、その冠番組が5年、10年と継続することが目標の1つになることもある[2]。
冠番組名の変更
番組名に冠せられている出演者が死去ならびに不祥事をはじめとした諸般の事情により出演ができなくなる場合は番組自体が終了になるか、番組名から出演者名を外すなどの措置がとられることがある。
- 『ノックは無用!』では司会者である横山ノックの参議院選挙や大阪府知事選挙活動中は公職選挙法に配慮して『ロックは無用!』と一時的に改題して対応していた[要出典]。
- 『たけし・逸見の平成教育委員会』では1993年12月に逸見政孝が病死したが、ビートたけしの配慮により[要出典]しばらくは番組名に逸見政孝の名前が冠せられ続けられていた。
- やしきたかじんが2014年1月に亡くなった時点で出演していた3つの冠番組について『たかじん胸いっぱい』と『たかじんのそこまで言って委員会』は2015年4月にそれぞれ『胸いっぱいサミット!』、『そこまで言って委員会NP』と改題された[10]が、『たかじんNOマネー』は2014年7月に『たかじんNOマネー BLACK』とやしきたかじんの名前を残す改題[11]をし2015年6月のレギュラー放送最終回まで番組名の再変更はされなかった[12][13]。
- 松本人志(ダウンタウン)が2024年2月から芸能活動休止した際には『まつもtoなかい』は『だれかtoなかい』に、『人志松本の酒のツマミになる話』は『酒のツマミになる話』に改題され、番組名から松本人志の名前を外す措置がとられた[14]。
脚注
注釈
- ^ 2022年10月に『有吉クイズ』(テレビ朝日)がゴールデンタイムに昇格することで全曜日のゴールデンタイム・プライムタイム(GP帯)に冠番組を同時に持つことになった。なおこの時点でフジテレビ以外の5局でGP帯に冠番組をもっていた。(2022年10月時点でのフジテレビの冠番組は土曜12時から13時30分に放送されていた『有吉くんの正直さんぽ』である。なおフジテレビでのGP帯での冠番組としては2022年10月以前に『おーい!ひろいき村』(GP帯での放送は2015年4月から2016年3月まで)が放送されていたことがある。)
出典
- ^ a b c “【ホームメイト】冠番組|テレビ局用語辞典”. www.homemate-research-tv-station.com. 2025年9月12日閲覧。
- ^ a b c 西条昇『お笑い芸人になる方法』青弓社、2007年、125頁。ISBN 978-4787272317。
- ^ 「冠番組」『デジタル大辞泉』小学館 。コトバンクより2012年10月26日閲覧。
- ^ “史上初快挙!国分太一全局同時レギュラー - 芸能ニュース”. nikkansports.com. 2025年9月12日閲覧。
- ^ “「有吉ルール」貫徹でTV全局網羅の快進撃…長く共演する嵐・櫻井翔とも距離を置くワケ|日刊ゲンダイDIGITAL”. 日刊ゲンダイDIGITAL (2022年7月14日). 2025年9月12日閲覧。
- ^ a b “さまぁ~ず、地上波全局同時レギュラー! 日テレで4年ぶり新バラエティー”. ORICON NEWS (2016年10月5日). 2025年9月12日閲覧。
- ^ “有吉弘行、NHK総合で初レギュラー カネオくん(声・ノブ)も続投”. ORICON NEWS (2024年6月25日). 2025年9月12日閲覧。
- ^ a b “有吉弘行 | 太田プロダクション”. www.ohtapro.co.jp. 2025年9月12日閲覧。
- ^ “有吉弘行が冠番組全局制覇の偉業を達成へ!「令和のテレビ王」に上り詰めた理由”. AERA DIGITAL(アエラデジタル) (2022年8月13日). 2025年9月12日閲覧。
- ^ 産経新聞 (2015年3月13日). “「たかじんのそこまで言って委員会」冠外し、新MCに渡辺真理…たかじん番組、対応分かれる”. 産経新聞:産経ニュース. 2025年9月12日閲覧。
- ^ “『たかじんNOマネー』が大幅リニューアル!!”. ホーム | やしきたかじんメモリアルサイト. 2025年9月12日閲覧。
- ^ WEBザテレビジョン. “「たかじんNOマネー」最終回にお騒がせ著名人集結!”. WEBザテレビジョン. 2025年9月12日閲覧。
- ^ “たかじんさん冠番組全て消滅 「NOマネー」終了正式発表 - スポニチ Sponichi Annex 芸能”. スポニチ Sponichi Annex. 2025年9月12日閲覧。
- ^ INC, SANKEI DIGITAL (2024年2月1日). “松本人志がMCのフジ2番組改編、「酒のツマミになる話」は9日放送回から千鳥がMC担当 「まつもtoなかい」は嵐・二宮和也が中居正広と初タッグで「だれかtoなかい」に”. サンスポ. 2025年9月12日閲覧。
関連項目
冠番組(ラジオ)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/13 09:49 UTC 版)
「SMAP解散騒動」の記事における「冠番組(ラジオ)」の解説
『稲垣吾郎のSTOP THE SMAP』(文化放送)については、12月15日放送分にて翌年1月5日放送分からは『編集長 稲垣吾郎』という番組名になることを稲垣自身が発表した。放送時間帯も30分繰り上がり、4月以降の放送について文化放送側は「継続は未定」としていたが、解散後の2017年1月17日、文化放送の三木明博社長が定例会見を行い4月以降について「継続する」と放送を継続することを明言した上で、「新番組で大変大きな反響をいただいています。そうした番組への熱い期待を受けても、4月以降も継続してやっていきたいと思います」と番組継続を明言した。放送時間についてはプロ野球ナイター中継にかぶらない時間でその後、調整していくとした。 『中居正広のSome girl’SMAP』(ニッポン放送)は、番組名を変更して継続することとなり、12月17日放送分のエンディングで中居自ら新番組のタイトル名『中居正広 ON & ON AIR』を発表した(翌年1月7日から)。 『おはようSMAP』(TOKYO FM)は12月30日放送分をもって終了した。 『木村拓哉のWhat's UP SMAP!』(TOKYO FM)は番組名を変えず、「SMAP」の文字を唯一使用したまま継続することとなった。この扱いの差に対し、木村は12月16日放送分の同番組内で名前の変更に「言ったわ、言ったけど、どうしようかな。どうするべきなのかなと……。割りと考えました」と、正直悩んだことも告白し、それでも「背中を押してくださっているというか、TOKYO FMさんをはじめ、このラジオを聴いてくださっているリスナーの方たちからも『このままでいいんじゃない』という声が多かったてことが事実としてあって、背中を押してもらった気持ちになって、自分自身の中でも『いいんじゃない変えなくて』と思ったんです」と語り、さらに、名前から「SMAP」を外さなかった理由については、リスナーの恋愛話などに木村が赤裸々に答えてきていることから、番組当初から聴いているリスナーは「知っていると思うけど」とした上で「What'sのSMAPの中には、Sad(サド)、Maso(マゾ)、Assemble Pepoleっていう意味も含まれているんですね」と説明。「だから、ちょっとね、変態なんですよ、このラジオは。スタート当初から」といい、「1月以降も変わらず、よろしくです」と話した が、2018年7月20日の放送分で木村が同年7月27日放送分をもって当番組の終了を発表し、放送時間も曜日と時間帯を変更し、同年8月5日からは『木村拓哉 Flow』という番組名として新たにスタートすることを発表。これにより、メンバー全ての冠番組の番組名から『SMAP』の文字が消えることとなった。 bayfmは『SMAP POWER SPLASH』について同年12月6日に、2017年の元旦(1月1日)放送分から新たに『ShinTsuyo POWER SPLASH』にリニューアルし放送を継続することを発表。草彅と香取は引き続きDJを務め、長年「パワスプ」の愛称でファンに親しまれてきた番組が装いを新たに、草彅と香取の“しんつよ”コンビの名を冠して翌年以降もオンエアされることとなった。 冠番組の変更一覧 解散以前の番組名解散後の番組名放送局パーソナリティ稲垣吾郎のSTOP THE SMAP 編集長 稲垣吾郎 文化放送 稲垣吾郎 中居正広のSome girl’SMAP 中居正広 ON&ON AIR ニッポン放送 中居正広 木村拓哉のWhat's UP SMAP! 木村拓哉のWhat's UP SMAP!(変更なし)→木村拓哉 Flow TOKYO FM 木村拓哉 SMAP POWER SPLASH ShinTsuyo POWER SPLASH bayfm 草彅剛、香取慎吾
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