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もん‐じ【文字】

「もじ(文字)」に同じ。「十文字」「大(だい)文字」


も‐じ【文字】

《「もんじ」の撥音無表記から》

言葉表記するために社会習慣として用いられる記号個々の字性質から表意文字表音文字、また表語文字単語文字)・音節文字音素文字単音文字)などに分けられる。もんじ。

文章また、読み書き学問のこと。

「—を見る眼は中々慥にして」〈福沢学問のすゝめ

言葉文言(もんごん)。

「ただ—一つにあやしう」〈一九五〉

字の数。音節

「—のかずも定まらず」〈古今仮名序

近世関西地方で)字の記された銭の面。〈物類称呼

語の後半を省き、その語の頭音または前半部分を表す仮名の下に付いて、品よく言い表したり、婉曲言い表したりする語。→文字言葉


も‐じ【文字】

1⃣ 〔名〕 (「もんじ(文字)」の撥音「ん」の無表記から)

① 点や線の組み合わせによって言語ひとくぎりごとに記号化したもの単語文字(漢字など)・音節文字仮名など)・音素文字ローマ字など)に分かれる。字。ふみ。

知恩院上宮聖徳法王帝説(917‐1050頃か)「右在法隆寺繍帳二張、縫亀背上文者也」

宇津保(970‐999頃)国譲上「そのつぎに男手はなちがき書きて、同じもじを様々にかへきて書けり」

② 特に日本語の、音節表わす仮名また、音節音節の数。

古今(905‐914)仮名序「うたのもじも定まらず、〈略〉素戔嗚尊よりぞ、みそもじあまり一もじはよみける」

③ 字の音(おん)。

徒然草1331頃)二一四「相夫恋といふ楽は、女、男を恋ふる故の名にはあらず。本は相府蓮、文字のかよへるなり」

④ (文字で書き表わすところから) ことば。文言(もんごん)。文辞文句。用語。また、助詞助動詞に対して自立語なかんずく体言をさしていう場合

(10C終)一九五「ただもじ一つにあやしう、あてにもいやしうもなるは、いかなるにかあらん」

(5) 転じて、文章文才また、読み書き学問知識素養などをいう。

蔭凉軒日録文明一八年(1486)六月四日「如上意年老身貧也。少有文字仏事亦可仁也出世之義可然也」

西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉二「また学士文人の著はせる絶好の文字細心味読し」

(6) 近世関西方言で、字の記された銭の面、すなわち銭の表をいう。転じて、銭。〔物類称呼(1775)〕

(7)常磐津節名取芸名に文字何々とつけるところから) 常磐津節師匠。転じて、常磐津節

雑俳柳多留‐三(1768)「諷講仕廻(まい)に文字をのぞまれる」

2⃣ 〔語素〕 ある語の後半を省き、その代わり添えて品よくいう語。「かもじ」「ゆもじ」「しゃもじ」「そもじ」など。また、接頭語「お」を付け用いることもある。「おくもじ」「おはもじ」「おめもじ」など。文字ことば。

実隆公記文明六年(1474)冬紙背あらあらいづくも御ゆもし御恋し候や」


もん‐じ【文字】

〔名〕

① =もじ(文字)(一)①〔色葉字類抄(1177‐81)〕

苔の衣(1271頃)四「かき給へる筆のたたずまいなど、そのもんじともなくあやしげなるを」〔史記秦始皇本紀

② =もじ(文字)(一)

花鏡(1424)音習道之事「又、歌ふ人の、節を付て、文字(もんじ)を分つべき事、一也」

③ =もじ(文字)(一)

文机談(1283頃)四「こゑたびたびかれて、すこし聞よくもなり、もんじのさまもさだかにきこえければ」

滑稽本七偏人(1857‐63)五「眼火(めひ)といふが有ものか、飯櫃の中のはめしだは、ひとしでは文字(モンジ)が違って居らア」

④ =もじ(文字)(一)

硝子戸の中(1915)〈夏目漱石〉一「少し書きつづけて見やうかと思ふ。私はさうした種類の文字(モンジ)が、忙がしい人の眼に、どれ程つまらなく映るだらうかと懸念してゐる」


文字

意匠法においては、その文字の表された態様からみて物品装飾する目的有する文字を意匠構成する文字と認める。専ら情報伝達のためだけに使用される文字は意匠構成する文字と認められない。商標法においては商標構成するものの1つである。


文字

読み方:もじ

  1. 贋造紙幣行使手段トスル詐欺事件師。〔第二類 人物風俗
  2. 贋造紙幣材料にして他人より金品を詐取すること。例へ不可能なる薬品機械等にて贋造紙幣出来ると真実らしく詐称高価売買するを云ふ。
  3. 贋造紙幣材料にして他人より金品を詐取することをいう。
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文字

読み方
文字ぶんじ
文字もじ
文字もんじ

文字

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/02 02:08 UTC 版)

文字(もじ)とは、言葉言語を伝達し記録するためにを使って形作られた記号のこと。文字の起源は、多くの場合ものごとを簡略化して描いた絵文字(ピクトグラム)であり、それが転用されたり変形、簡略化されたりして文字となったと見られる。


  1. ^ 許慎説文解字』、叙。
  2. ^ たとえばUnicodeでの定義はThe Unicode Consortium (November 3, 2006). The Unicode Standard, Version 5.0 (5th edition ed.). Addison-Wesley Professional. pp. pp.1144, 1151. ISBN 0-321-48091-0  を参照。
  3. ^ 山田崇仁「「書同文」考」『史林』91巻4号、史学研究会、2008年7月、pp. 681ff。
  4. ^ 司馬遷『史記』秦始皇本紀第六、始皇帝二十六年条。
  5. ^ 山田崇仁「「文字」なる表記の誕生」『中国古代史論叢』第5集、立命館東洋史学会、2008年3月、73-109。
  6. ^ プラトン『パイドロス』、274A-278C。
  7. ^ ルソー, ジャン-ジャック『言語起源論 - 旋律及び音楽的模倣を論ず』小林善彦訳、現代思潮社、1970年、p.36。(原著 Rousseau, Jean-Jacques (1781). Essai sur l'origine des langues ou il est parlé de la mélodie et de l'imitation musicale )もっともルソーはこの後で、古代の有力な文明が必ずしもアルファベットを使っていたわけではないことを断っている。
  8. ^ 平㔟隆郎『よみがえる文字と呪術の帝国 - 古代殷周王朝の素顔』中央公論新社、2001年6月。ISBN 4-12-101593-2
  9. ^ たとえば、フェルディナン・ド・ソシュール一般言語学講義小林英夫訳、岩波書店、1972年、p.47。ISBN 4-00-000089-6(原著 Saussure, Ferdinand de. Cours de linguistique générale 
  10. ^ たとえば Gelb, I. J. (1963). A Study of Writing. University of Chicago Press  参照。
  11. ^ 中尾俊夫『英語の歴史』講談社、1989年7月、pp.18-27。ISBN 4-06-148958-5
  12. ^ たとえば Sproat, Richard William (2000). A Computational Theory of Writing Systems - Studies in Natural Language Processing. Cambridge University Prress. ISBN 0-521-66340-7  参照。
  13. ^ マルティネ, アンドレ『一般言語学要理』三宅徳嘉訳、岩波書店、1972年、pp.12-15。(原著 Martinet, André (1970). Éléments de linguistique générale 
  14. ^ 朝: 자질 문자
  15. ^ 作中では、中つ国第一紀エルフフェアノールが、サラティを改良して作ったとされる。
  16. ^ 表音文字を、音素文字、音節文字、素性文字の3類型に分類する研究者もいる。Sampson, Geoffrey (1985). Writing systems: a linguistic introduction. Stanford University Press. pp. pp.38-42. ISBN 0-8047-1756-7 などを参照。
  17. ^ Daniels and Bright (eds.), 参考文献. pp.4-5.
  18. ^ Daniels and Bright (eds.), 参考文献, p.4, 24. などを参照。
  19. ^ シュマント=ベッセラ、参考文献。およびSchmandt-Besserat, Denise. “Signs of Life” (PDF). Archaeology Odyssey 2002 (January/February): pp.6-7,63. オリジナルの2008年5月28日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20080528050603/https://webspace.utexas.edu/dsbay/Docs/SignsofLife.pdf. 
  20. ^ Champollion, Jean-François (1824). Précis du système hiéroglyphique 
  21. ^ 彭飛 (1992). “トンパ文字を訪ねて - 納西(ナシ)族居住地での現地調査から -”. 言語 (大修館) 1992年 (4月号-5月号). http://homepage2.nifty.com/ponfei/tonpa/tonpa.htm. 
  22. ^ 柴田紀男「ラパヌイ文字」『言語学大辞典 別巻 世界文字辞典』河野六郎・千野栄一・西田龍雄 編著、三省堂、2001年7月、pp.1102-1104。ISBN 4-385-15177-6



文字

出典:『Wiktionary』 (2020/02/22 12:42 UTC 版)

名詞

(もじ, もんじ)

  1. いろいろな言語で、言語表記するために使われる図形記号
  2. 文字体系種類
  3. (接尾辞・もんじ) 文字をかたどったもの。文字のようなにみえるもの。
  4. 言葉。特に書かれた言葉

発音

も↘じ、も↘んじ
IPA: /mo.ʤi/
X-SAMPA:/mo.dZ)i/

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