shirt
「shirt」の意味
「shirt」は、上半身を覆う衣服の一種である。一般的には、襟、袖、ボタンが付いており、素材やデザインによってカジュアルなものからフォーマルなものまで幅広く存在する。Tシャツやポロシャツも、shirtの一種として扱われることがある。「shirt」の発音・読み方
「shirt」の発音は、IPA表記では /ʃɜːrt/ であり、カタカナでは「シャート」と表記される。日本人が発音するカタカナ英語では「シャツ」と読むことが一般的である。「shirt」の定義を英語で解説
A shirt is a piece of clothing for the upper body, typically with a collar, sleeves, and buttons down the front. It can be made from various materials and designed for casual or formal occasions. T-shirts and polo shirts are also considered types of shirts.「shirt」の類語
「shirt」の類語には、以下のようなものがある。T-shirt
襟がなく、短袖のカジュアルなシャツである。主にコットン素材で作られ、プリントやデザインが施されることが多い。Polo shirt
襟付きで、短袖のカジュアルなシャツである。ポロシャツは、通常、襟のボタンが2~3個付いている。Dress shirt
フォーマルな場で着用される長袖のシャツである。スーツやタキシードと一緒に着用されることが多い。「shirt」に関連する用語・表現
「shirt」に関連する用語や表現には、以下のようなものがある。Collar
シャツの首周りにある布の部分である。様々なデザインや形状が存在する。Sleeve
シャツの腕を覆う部分である。長袖、半袖、袖なしの3種類が一般的である。Button-down
シャツの襟がボタンで留められるデザインのことを指す。カジュアルなシャツに多く見られる。「shirt」の例文
1. He is wearing a blue shirt.(彼は青いシャツを着ている。)2. She bought a new shirt for the interview.(彼女は面接のために新しいシャツを買った。)
3. I prefer short-sleeved shirts in summer.(夏は半袖のシャツが好きだ。)
4. He spilled coffee on his white shirt.(彼は白いシャツにコーヒーをこぼした。)
5. She is folding her shirts neatly.(彼女はシャツをきちんとたたんでいる。)
6. He wore a dress shirt and a tie to the wedding.(彼は結婚式にドレスシャツとネクタイを着用した。)
7. The shirt is made of 100% cotton.(そのシャツは100%コットンでできている。)
8. She prefers shirts with colorful patterns.(彼女はカラフルな柄のシャツが好きだ。)
9. He is wearing a button-down shirt with a checkered pattern.(彼はチェック柄のボタンダウンシャツを着ている。)
10. The sleeves of the shirt are too long for him.(そのシャツの袖が彼には長すぎる。)
しゃつ【▽奴】
シャツ【shirt】
シャツ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/18 02:43 UTC 版)
シャツ(英: shirt、襯衣(しんい))とは、上半身の体幹部に着用する衣服の一種であり、肌着(襯)として着用するもの(例:Tシャツ)と、肌着の上に着用する中衣又は上着として使用するものがある[1]。英語のshirtの語源は、古ゲルマン語のskurtaz(短く切る)である。丈が腰あたりまでしかない短めの衣類がこのように呼ばれており、skurtaz→scyrte(古英語)→shirte(中英語)→shirtと変化した。


概要
歴史

向かって左側の男性(山下奉文大将)が着用している。
シャツの起源は、古代ローマで着用されていたチュニックに遡るとされている。チュニックは、ひだ(スリット)の入った素材から成り、現代で言うワンピースのような形状の衣服であった。その後、両袖(そで)が付けられたものが着用されるようになったが、基本的に大きな変化がないまま中世に至った。
ヨーロッパ中世期には、ボタンや襟(えり)、袖口などが付加されるようになり、現代のシャツの形状に近づいてきた。当時、シャツを着用できるのは上流階級に限られていたとされている。また、シャツの前立ての男女差(男子用は右前、女子用は左前の別)も、この時期に由来すると考えられている。ルネサンス期になるとシャツの装飾化(フリルやスリットで装飾したシャツ)が貴族階級の間で流行した。
その後、シャツは簡素化への道を進み始めた。フリル等の激しい装飾は次第に姿を消し、19世紀には現代シャツの形式がほぼ確立した。その背景には、ボタン使用の普及があるとされている。この時期に、シャツは上流階級だけでなく広く民衆が着用する衣服として定着していった。19世紀のシャツの特徴は多様な襟の形状が現れた点にある。それ以前は立襟が一般的だったが、非常に高い立襟が流行した後に、折襟が初めて登場した。
裾は袖口より長くズボンに入れる(タックイン)の半円状のシャツが主流だった(下着に多くスリットがない、テールドボトム、スワローボトム)が、現在は袖口と同じか、それよりも短い裾のズボンの外に出す四角状のシャツ(上着用のシャツに多くスリットや縫い目がある、スクエアボトム)が出てきている(ローライズやワイシャツ、Tシャツを参照にされたい)。背中にダーツを入れ、近年は細身になる傾向がある。
20世紀に入ると、シャツの多様化が著しく進展した。シャツの種類の大部分は、20世紀以降に誕生している。現代では、ヨーロッパから発祥したシャツはほぼ全世界に普及し、人類の共通的な衣類となっている。
種類
- 正統的なフォーマルなシャツには、ワイシャツ(カッターシャツ・ドレスシャツ)・ブラウス(女性が着用するシャツ)等がある。
- カジュアルでファッション性の高いシャツには、ボタンダウンシャツ・ポロシャツ・ネルシャツ・パターンドシャツ・ボディーシャツ(身体に密着するシャツ)・シースルーシャツ・スウェットシャツ・スモックシャツ・クレリック・シャツ・タートルシャツ・カラーシャツ等がある。
- 作業着として着用されるシャツには、ワークシャツ(作業用シャツの総称)・ファーマーシャツ(農夫向けシャツ)・ランバージャックシャツ(木材伐採向けシャツ)・ダンガリーシャツ(紺と白の綾織りの綿シャツ)等がある。
- スポーツ・レジャー用として着用されるシャツには、スポーツシャツ・レジャーシャツ・フィッシングシャツ・アスレティックシャツ・アスコットシャツ・トレーニングシャツ等がある。
- 民族的な色彩の濃いシャツには、アロハシャツ(ハワイアンシャツ)・バロンタガログ(フィリピンの正装シャツ)・カーターシャツ(北部インドのシャツ)・ダシキシャツ(アフリカ民族風のシャツ)等がある。
- 肌着として着用するシャツには、Tシャツ・丸首シャツ・ランニングシャツ・タンクトップ・アンダーシャツ
この他、Y首・U首・V首・ハイネック・ヘンリーネック・キーネック・ボートネックなどの種類がある。
各部位
- 身頃
- 体幹部を覆う部位を身頃(みごろ)という。前側を前身頃といい、背中側を後身頃という。ワイシャツ等では後身頃の上部(肩部)が別の布となっているが、これを肩ヨークという。肩ヨークから下に向かって折り目が付けられていることもあるが、これをタックという。
- 前立て
- 前側のうちボタンで合わせる部位を前立て(まえたて)又はプラケットという。前身頃とは区分される。前立ては、機能性よりもファッション性から幾つかの種類に分かれている。前立て部分の布が表側に折り返されたプラケットフロント(通常の形式・表前立)、表側に折り返されたフレンチフロント(裏前立)前立てが二重となってボタンを隠すフライフロント(比翼仕立て)などがある。
- 襟
- 首の周囲の部位を襟(えり)又はカラーという。中世に首輪状の布が付加されたことに由来する。襟には、通常の形式のレギュラーカラー、両襟の開きが狭いナロースプレッドカラー、両襟の開きが広いワイドスプレッドカラー、襟の先端を前身頃にボタンで留めるボタンダウンカラーなどがある。
- 袖
- 腕を覆う部位を袖(そで)という。さらに手首を覆う部位を袖口(そでぐち)またはカフス(英語ではカフ(cuff))という。ボタンまたはカフリンクスやスナップで留める。カフスもファッション性によりいくつかの種類に分けられる。
日本におけるシャツ文化
江戸時代最末期~明治時代初頭の頃に日本へもたらされた。当時の日本人の一般的な服装は着物であったが、文明開化の名の下に(特に東京近辺において)洋装の導入が進み、シャツの着用も行われるようになった。ただし、民衆の一般的な服装はやはり和装であり、シャツ等の洋装を行う者は「キザ」「西洋かぶれ」というネガティブなイメージで見られていたようである。(夏目漱石の『坊っちゃん』にも嫌味な登場人物として「赤シャツ」が描かれている)
その後、都市部では洋装が普及し、シャツの着用も一般的となっていったが、農村部においては太平洋戦争期頃まで和装が普通であり、あまり普及していなかった。戦後は日本文化のアメリカ化が進み、農村部へもシャツを始めとする洋装が広がっていった。
日本における礼儀正しいシャツ(ワイシャツ(ブリーフが1935年に発明されるまでヨーロッパの男性では唯一の下着)からTシャツまで含む)の着用方法は、裾(すそ)をズボンの中に入れることとされている。裾をズボンの外に出すことは、元来下着であったため、カジュアルの場であっても非常にみっともないことと長らく考えられてきた。 日本のファッションでシャツを外に出すようになったのは、上着としての機能を持っていたアロハシャツを別にすれば、1960年代のIVYファッションからで、VANの白いコットンパンツの上にマドラスチェックのシャツ裾を出して着るスタイルが、平凡パンチなどで紹介され非常に流行した。70年代に入るとヒッピーファッションの流行でワイシャツよりもさらに下着とされていたTシャツが、ジャケット同様のあつかいを受けるようになり、Tシャツもまた裾を出して着るのが常識となっていった。 このシャツの裾を外に出す風潮が一端途切れるのは、1980年代前半頃からのDCブランドの流行でよりフォーマルな服装が流行した時期であり、シャツの裾を外に出すファッションが再流行するのはバブル崩壊を待たねばならなかった。 1980年代後期の頃から、カジュアルシーンにおいて、裾を外に出す着用形式が再び広まっていき、1990年代に入ると、カジュアルシャツ(ポロシャツやボタンダウンシャツ等)の裾を外出しすることは一般的となり、特にTシャツやポロシャツの裾をズボンの中に入れる形式は, 制服などで定められた場合を除きほぼ絶滅するまでに至った。しかし、2000年代以降には、股上の浅いパンツが増えたためか、またこれらを中に入れる形式もよく見られるようになった。2010年代以降には、若い女子中心にファッションが多様化したことにより、特に 10 代 20 代の女子の間で T シャツ等の一部又は全部を中に入れる形式が外出しに劣らず頻繁に見られるようになっている. もっとも, 例えば, とくに中高の女子でポロシャツで通学を行う人が多いがその場合制服や校則で定められるケースを除くと中に入れる形式はまず見られない他, 中高で(男女問わず)先生の指示のない場合に体操着のシャツを中に入れることは少ないなど, 定められた状況でなくとも時と場合に応じ「中入れ」「外出し」はうまく使い分けられていると考えられる。
シャツの種類の中でも開襟シャツは大正末期に日本において発明されたシャツとして特筆される。医学博士で金沢大学学長の戸田正三がオーストリアのチロリアンシャツを基に大正末期に戸田式開襟シャツとして発明したシャツである。それ以前のシャツとの相違点は、襟が上着のように開いていることと、裾を外に出して着る前提で裾がスクエアテールにデザインされていることである。戸田の普及活動や講演活動により1933年(昭和8年)ころにはノーネクタイでも正装とみなされる盛夏の服装として定着した[2]。アロハシャツの開襟襟と、1941年に始まったアロハシャツをハワイの正装として認めようという運動は日本の開襟シャツに由来する。
脚注
参考資料
- 田中千代『田中千代 服飾辞典』 新増補第2刷、同文書院、1982年3月。
シャツ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/31 09:33 UTC 版)
初期のシャツは折襟で長袖の、当時一般的であったスポーツシャツのスタイルを踏襲しており、ネクタイを佩用している姿も確認できる。1860年代にはチームのイニシャルを中央に施した胸当て付きのシャツが流行し、その後、紐で編み上げるスタイルを経て、1900年代には今日まで続くシングルブレストでボタン留めのスタイルに落ち着いた。1920年代にはジッパー式、1970年代にはボタンなしのプルオーバータイプが流行したが、現在はまた伝統的なスタイルに回帰している。当初は長袖を捲り上げて着用していたが、1900年頃には七分袖程度となり、その後半袖や袖なしへと発展していく。ユニホームの下には下着としてのシャツを着用したが、これは今日に至るまでアンダーシャツという様式として残っている。折襟は1910年頃、立襟も1930年代にはほぼ消滅しているが、日本においては現在も短い立襟を付与する例が少なくない。生地はウールまたはコットンのフランネルで、後には布帛も用いられた。かつては首周りと前立てに補強のための当て布が施されたが、素材の変化とともに省略されるようになり、現在では俗に「ラケットライン」と呼ばれるパイピングにその名残りを留めている。1970年代以降はポリエステルのダブルニットやメッシュ素材が用いられるようになり、伸縮性や通気性が格段に向上した。2000年代以降はアンダーシャツにコンプレッションウェアが用いられるようになり、旧来のものとは着用時の見た目が大きく変化している。
※この「シャツ」の解説は、「野球ユニフォーム」の解説の一部です。
「シャツ」を含む「野球ユニフォーム」の記事については、「野球ユニフォーム」の概要を参照ください。
シャツ
出典:『Wiktionary』 (2021/07/31 14:00 UTC 版)
語源
発音(?)
- シャ↘ツ
名詞
シャツ
関連語
翻訳
- アフリカーンス語: hemp (af)
- アムハラ語: ሸሚዝ (am)
- アムスコ語: kotôⁿ (amu)
- アラビア語: قَمِيص (ar) 男性
- アラム語:
- アッサム語: চোলা (as)
- アストゥリアス語: camisa (ast) 女性
- スコットランド・ゲール語: lèine (gd) 女性
- カンバ語: shati (kam)
- オランダ語: hemd (nl) 中性, overhemd (nl) 中性, shirt (nl)
- ノルウェー語
- ノルウェー語(ブークモール): skjorte (nb) 男性
- ノルウェー語(ニーノシュク): skjorte (nn) 女性
- 古ノルド語: skyrta (non)
- サッサリ・サルデーニャ語: camixa (sdc)
- ガッルーラ・サルデーニャ語: camisgia (sdn)
- ホーチャンク語: woonąžį (win)
- アングロ・ノルマン語: c'mînse (nrf) 女性
- ンガズィジャ・コモロ語: shatri (zdj)
「シャツ」の例文・使い方・用例・文例
- 見てごらん,シャツが後ろ前だよ
- ワイシャツの襟が黒くなった
- ワイシャツに付いたインクのしみ
- 青色のTシャツ
- 日焼けしないようにシャツを着なさい
- 彼は新しいシャツにタバコで穴を開けてしまった
- シャツのボタンをしなさい
- ボタンダウンシャツ
- Tシャツをくぎに引っ掛けてしまった
- この青いシャツをあの黄色いのと取り替えたいのですが
- 彼はきれいなシャツに着替えた
- ぬれたシャツが体にぴったりくっついた
- ワイシャツの襟が汚れているよ
- シャツとズボンを取りにクリーニング屋に行ってくる
- そのTシャツは全部で10色です
- 木綿のシャツは着心地がいい
- 8ドルのシャツ2枚,10ドルのシャツ同じく2枚
- 彼はペンキをシャツにたらしてしまった
- 鮮やかな色のシャツ
- シャツの前側
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