袈裟とは? わかりやすく解説

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けさ【××裟】

読み方:けさ

《(梵)kasaya音写赤褐色の意で、染衣(せんえ)・壊色(えしき)などと訳す》

インド制定され僧侶衣服。青・黄・赤白・黒正色避けて濁色の布を用いたところからの名。縫い合わせた布の数により、五条七条、九〜二五条3種がある。中国・日本伝えられる間に仏教標幟(ひょうじ)としての法衣にかわり、衣の上に左肩から右脇下にかけてまとう長方形の布となり、華美装飾的なものとなった宗派によって種々のものがある。功徳衣(くどくい)。福田衣。無垢衣(むくい)。

袈裟懸け」の略。「—に切る」

袈裟の画像
袈裟(1)
袈裟の画像
「袈裟」に似た言葉

袈裟

読み方:ケサ(kesa)

僧侶の服


袈裟

読み方:ケサ(kesa)

僧侶が衣の上にかける衣裳


袈裟

読み方:けさ

  1. 錠ノコトヲ云フ。〔第二類 金銭器具物品之部・広島県
  2. 錠。〔第六類 器具食物
  3. 錠を云ふ。
  4. 錠をいう。

分類 広島県

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袈裟

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/02 09:44 UTC 版)

袈裟(けさ)とは仏教僧侶が身につける布状の衣装のことである。梵語で「壊色・混濁色」を意味するカーシャーヤ (kāṣāya) を音訳したもの。糞掃衣ふんぞうえ福田衣ふくでんね法衣ほうえともいう。


  1. ^ 山下曉 「威信財としての袈裟」 (百橋明穂先生退職記念献呈論文集刊行委員会編 『美術史歴参 百橋秋穂先生退職記念献呈論文集』 中央公論美術出版、2013年3月、pp.201-220、ISBN 978-4-8055-0701-8


「袈裟」の続きの解説一覧

袈裟

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/10 15:29 UTC 版)

絹本著色後醍醐天皇御像」の記事における「袈裟」の解説

図像の袈裟は、灌頂記録上は国宝犍陀穀糸袈裟」(けんだこくしけさ)である。 ただ、実際に描かれている袈裟は、条の部分に花文が連続して描かれていることから、実物の「犍陀穀糸袈裟」とは別物である。図像の袈裟は九条袈裟となっており、緑青で条を塗って朱色菊花並べたものになっている。ただし、黒田日出男は、七条袈裟に見えると主張し後七日御修法大阿闍梨が使う袈裟もまた七条袈裟であることを指摘している。内田啓一は、本作品は吉野描かれたので、東寺にある実物参考にすることができず、そのため別の袈裟を模写した可能性もあるのではないか指摘している。 「犍陀穀糸袈裟」は、唐都長安青龍寺密教僧である恵果が、弟子空海弘法大師)に授けた伝承される袈裟である。『弘法大師請来目録』『東宝記』『養和二年後七日御修法記』など多く記録現れ東寺では稀代重宝と見なされていた。歴代天皇によって修復作業が行われており、『東宝記』「第二仏宝中」によれば最初修復仁治2年1241年)に四条天皇の命で行われ二度目後醍醐の父の後宇多院徳治3年1308年)に仁和寺の禅助から伝法灌頂を受ける際に、この袈裟を修理させて灌頂臨んでいる。 ところが、嘉暦4年1329年6月25日盗人東寺入り、この袈裟を含め多数寺宝奪った(『阿刀文書』『東宝記』)。賊は裏絹だけ引き剥がすと、袈裟は寺の周辺投げ捨て、それが7月1日発見された(『東宝記』)。そこで、後醍醐天皇指示により三度目修復作業が行われた(『東宝記』)。 後醍醐天皇は、文観から伝法灌頂受けた際には「犍陀穀糸袈裟」を使用していないが、修理翌年行われた瑜祇灌頂図像場面)ではこれを身に着けた。内田は、父帝と同じ袈裟をまとう姿に、後醍醐瑜祇灌頂への意気込み感じられるとし、通例東寺長者しか着用許されない重宝を、親子二代着用できた時の感慨深かったではないか推測している。 なお、絵を制作した文観自身灌頂授ける側なので図像には描かれていないが、こちらも東寺相承される伝説の袈裟を着用している。

※この「袈裟」の解説は、「絹本著色後醍醐天皇御像」の解説の一部です。
「袈裟」を含む「絹本著色後醍醐天皇御像」の記事については、「絹本著色後醍醐天皇御像」の概要を参照ください。

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袈裟

出典:『Wiktionary』 (2021/08/19 13:00 UTC 版)

語源

サンスクリット काषाय (kāṣāya)

名詞

袈 裟(けさ)

  1. (仏教) 僧侶身に付ける法衣。左肩から右脇下にかける長方形の布。
  2. 袈裟掛け」の略。

発音(?)

け↘さ

派生語

複合語

成句


「袈裟」の例文・使い方・用例・文例

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