らい‐ふく【礼服】
読み方:らいふく
即位礼・大嘗会(だいじょうえ)・元日の節会(せちえ)などの大儀に着用した礼装。大宝の衣服令により、隋・唐の制に倣い制定。皇太子・皇族、五位以上の諸臣・内命婦(ないみょうぶ)が着用し、位階により区別があった。
れい‐ふく【礼服】
礼服
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/15 00:44 UTC 版)
礼服(れいふく)とは、冠婚葬祭の儀式典礼[1]といった改まった席[2]で着用する衣服のことであり、礼服の着装状態を礼装[1]という。英語では「フォーマルウエア(Formal wear)」と呼ばれ[3]、その格式によって、正礼装、準礼装、略礼装、平服、などと区別される。また、昼間に行われる結婚式や披露宴などは昼の礼服、夜に行われる舞踏会や晩餐会などは夜の礼服、と「昼」(モーニングドレス、アフタヌーンドレスなど)と「夜」(イブニングドレス、ディナードレスなど)のものに分けられており、特に夜会[注釈 1]で着用される礼服は夜会服と呼ばれる[4]。
注釈
出典
- ^ a b 『ブリタニカ国際大百科辞典 小項目版 2015』「礼服」
- ^ 『三省堂国語辞典 第七版』「礼服」
- ^ 『世界大百科事典 第二版』「礼装」
- ^ 『新明解国語辞典 第七版』「夜会服」
- ^ “Kimbei KUSAKABE Marriage”. オーストラリア国立美術館. 2018年1月1日閲覧。
- ^ 清家壽子 2002, p. 39.
- ^ 清家壽子 2002, p. 77.
- ^ 清家壽子 2002, p. 74.
- ^ 清家壽子 2002, pp. 35–36.
- ^ 清家壽子 2002, p. 85.
- ^ a b 寺西千代子 2014, p. 152.
- ^ 寺西千代子 2014, pp. 22–23.
- ^ a b 寺西千代子 2014, pp. 156–157.
- ^ 寺西千代子 2014, p. 161.
- ^ a b 寺西千代子 2014, pp. 158–159.
- ^ “オバマ前大統領は「何年も同じタキシードを着てた」ミシェル夫人が教えてくれたこと”. ハフポスト (2017年6月8日). 2017年12月30日閲覧。
- ^ a b 寺西千代子 2014, pp. 157–158.
- ^ “Court suit”. メトロポリタン美術館. 2018年1月8日閲覧。
- ^ 清家壽子 2002, pp. 142–144.
- ^ “Man's Morning Coat and Vest”. ロサンゼルス・カウンティ美術館. 2018年1月1日閲覧。
- ^ 清家壽子 2002, pp. 144–146.
- ^ 清家壽子 2002, p. 150.
- ^ Hot'n Cool:長手袋 Opere Gloves
- ^ ルールを知り、アレンジを愉しむ!
- ^ 家庭画報:大人検定365「ローブデコルテ」とは?
- ^ 日本の礼儀作法~宮家のおしえ~[リンク切れ] 竹田恒泰
- ^ UNITED STATES NAVY UNIFORM REGULATIONS Article 3207〜3212 他
- ^ 勲章等着用規程
- ^ 日本の勲章・褒章の種類と着用規定
- ^ 勲章の概要と叙勲のドレスコード(着装ルール)
- ^ 昭和39年総理府告示第16号「勲章等着用規程」第3条
- ^ “小池百合子都知事、ファッションという名の大きな「武器」”. AFPBB News (2016年12月5日). 2018年1月6日閲覧。
- ^ 木村孝 2010, pp. 60–61.
- ^ a b 寺西千代子 2014, p. 154.
- ^ 木村孝 2010, pp. 80–82.
- ^ 木村孝 2010, pp. 124–125.
- ^ 2015年4月9日「中日新聞」朝刊35面
- ^ “皇室:写真特集・天皇、皇后両陛下がパラオ訪問”. 毎日新聞 (2015年4月8日). 2017年12月30日閲覧。
- ^ a b “かりゆしウェアとは”. 沖縄県 (2014年8月29日). 2018年1月8日閲覧。
- ^ “かりゆしウェアの定義・歴史”. 内閣府. 2018年1月8日閲覧。
礼服
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/07 03:02 UTC 版)
1897年制定。両側の付け根が李花の意匠となった5列の肋骨服で、エポレット式肩章とケピ帽を着用。襟には階級に応じて李花が入る。尉官で左右一個ずつ(日本のように平織金線は入らない)、領官で襟外側金線が足され、花は左右二個ずつ、将官では日本の佐官に似た電紋が入り、花は左右三個ずつとなっている。袖章は人字型の細線の頂点を李花の形に結んでおり、階級は太線の上に連なる細線の数で示す。 1900年以降、明治19年制式のようなフロックコート型となる。階級の配列は変わらないが、袖章の細線の下に太線が入るようになる。騎兵科は上衣が赤である。 1897年制式の参尉(少尉)。朴昇煥 李垠の着用していた1897年制式礼服。副将(中将)だが騎兵仕様となっている。襟や肋骨は退色して白くなっているが、本来は緑であった。 1900年制式の副将(閔泳煥(朝鮮語版)、1905年) 1900年制式の副将(李秉武) 権重顕 参将。尹雄烈 礼服の将校と常服の兵士、および将校相当官(前列左2名)
※この「礼服」の解説は、「軍服 (朝鮮半島)」の解説の一部です。
「礼服」を含む「軍服 (朝鮮半島)」の記事については、「軍服 (朝鮮半島)」の概要を参照ください。
礼服
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/07 03:02 UTC 版)
1958年の被服改正に伴い、新たに一般将校を対象とした開襟式の礼服が採用された。当初、色はOD色で鉢巻もなく、また女性は蝶ネクタイを使用し紺のプリーツスカートを穿いていた。現在では以下の正装、礼装(常勤服)、そして略礼装の3種類がある。 正装 正装は、1970年に採用されたもので、集会や海外要人との会見などといった一般的な場や板門店警備隊などでも日常的に用いられていたが、1985年よりその役割は常勤服に取って代わられた。現在では主に軍事パレード等儀礼の場で着用されるのみである。1958年制式の礼服と似ているが、色合いは明るいカーキ色で、帽子には赤い鉢巻が入り装飾も華やかなものとなった。肩章はショルダーボード型。ズボンには2本のストライプが付いている。ポケットは胸2点と下部2点の計4点であったが、92年に胸ポケットが廃止され、同時に将官礼服襟章と佐官礼服襟章のデザインも変更された。2011年の金正日総書記死去時に将官の帽子の装飾が廃され、その後赤い鉢巻も廃された。 2015年10月10日の党創建70周年記念式典では新たに飾緒を付けている事が確認できる。 正装着用の陸軍次帥(2000年10月10日) 2011年改正後の正装を着用した軍官(前列2名)。上衣には飾緒を付けている。その後ろの兵士は戦士用礼装を着用(2015年10月) 礼装(常勤服) 1985年ごろに採用されたもので、やや古臭さの残る外出服や正装と比較すると比較的洗練された印象を受ける。機能性・実用性を重視し、装飾を控えたシンプルな意匠となっている。裁断は4つボタンのブレザー、肩章はショルダーループ型で、ポケットは下部2点のほか右胸にもある。将官以上は帽子の腰回りに礼装と同様の装飾が入っていたが、こちらも正装と同様、2011年以降に廃止された。 板門店警務隊や説明員などの重要職務につく軍官には夏季シャツも支給される。ソ連軍のブルゾン型盛夏シャツと似ているが、腰の調節タブと絞り部分にボタンが付き、胸のポケットにはプリーツが入る。長袖タイプと半袖タイプがあり、長袖の場合はワンタッチ式の短いネクタイを着用。2013年ごろから将官向けにも新たな夏季シャツが導入された。こちらは開襟で腰の絞りはゴム型である。 陸軍中佐(2008年9月26日) 米韓軍高官と会談する将官。奥から二番目の人物は人民解放軍の軍人。(1990年10月1日) 男性用常勤服(2011年8月) 女性用常勤服(2011年8月) 夏季常勤服の博物館員たる女性軍官(2012年8月) 夏季シャツの板門店警備要員(奥のヘルメットをかぶった中尉、2014年8月) 改正後の次帥(黄炳瑞、2014年10月) 略礼装 2012年4月15日の金日成生誕100周年祝賀閲兵式にて新たに導入が確認されたもの。前述の夏季白キーチェリを強く意識した意匠となっている。上衣は白の折襟で、階級章は肩に付け、襟には赤で縁った柏葉型の金色の装飾がつく 。サムブラウンベルトを使用する場合もある。袴は紺色で、赤のパイピングが2本入っており、スラックスと乗馬ズボンの2種類がある。帽子は官帽ではなく、略帽を被る。勲章の佩用は略綬で行われる。 なお、これまで将官の中でも上将級~次帥といった最上級の軍人しか着用が確認されてこなかったが、2015年10月10日の党創建70周年記念式典では学校部隊と思われる下級軍官も着用しており、着用対象は不明。 パレード礼装 主な構造は通常の外出服や戦士服と同様だが、ソ連のM69のように軍事称号を示す肩章と朝鮮人民軍の徽章のみが入った襟章が付く。戦士級だけではなく、部隊長以外の軍官も着用する。ソ連のように取り外して平時の外出服と共用しているのかは不明。2015年の閲兵式では肩章・襟章ともに外側を黄色で囲むようになったが、2016年10月10日の党創建70周年閲兵式では再び元に戻っている。2017年4月の太陽節閲兵式では、正装のような袖章が追加された。また、迷彩服にも同様の仕様がなされていることが確認できる。 護衛司令部所属と思われる閲兵式での警備要員、軍楽隊などに支給される仕様も同じ構造だが、襟と袖そして袴に赤いパイピングが入り、肩章の両端に藍色のパイピングが入る 。
※この「礼服」の解説は、「軍服 (朝鮮半島)」の解説の一部です。
「礼服」を含む「軍服 (朝鮮半島)」の記事については、「軍服 (朝鮮半島)」の概要を参照ください。
礼服
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/12 00:25 UTC 版)
即位礼、朝賀に用いられた中国風の豪奢な装束。孝明天皇即位式まで最高礼装として用いられた。
※この「礼服」の解説は、「平安装束」の解説の一部です。
「礼服」を含む「平安装束」の記事については、「平安装束」の概要を参照ください。
礼服
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/12 00:25 UTC 版)
※この「礼服」の解説は、「平安装束」の解説の一部です。
「礼服」を含む「平安装束」の記事については、「平安装束」の概要を参照ください。
礼服
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 05:14 UTC 版)
燕尾服 - 指揮者が羽織る礼服 スペンサー - 燕尾服から尾を取り除いた短い上着。 タキシード ディレクターズスーツ - または平服。 ファンシータキシード・スーツ - または平服。 ブラックスーツ - または平服。 フロックコート - または平服。 モーニングコート - または平服。
※この「礼服」の解説は、「ジャケット」の解説の一部です。
「礼服」を含む「ジャケット」の記事については、「ジャケット」の概要を参照ください。
「礼服」の例文・使い方・用例・文例
礼服と同じ種類の言葉
- >> 「礼服」を含む用語の索引
- 礼服のページへのリンク