スカジャンとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > デジタル大辞泉 > スカジャンの意味・解説 

すか‐ジャン

《「ジャン」は「ジャンパー」の略。多く「スカジャン」と書く》サテンなど光沢のある生地作られ背面胸元和風モチーフを主とした派手な刺繍(ししゅう)が施されジャンパー

[補説] 第二次大戦後、神奈川県横須賀市米兵向けの土産物として作られたのが始まり。「すか」は、横須賀の「須賀」からとも、刺繍されることが多かったスカイドラゴンの「スカ」からともいう。


スカジャン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/10/02 14:47 UTC 版)

花鳥の刺繍が施されたスカジャン
さまざまな刺繍のスカジャンが陳列されたどぶ板通りの店舗

スカジャンとは、光沢のある化繊繻子織りで作られ、背中に大型で派手な刺繍が施されているスタジャンに似た形状のジャケット。

第二次世界大戦後に、日本を占領する連合国軍として横須賀周辺に駐留したアメリカ軍兵士たちが刺繍の入った服を土産品としたのが始まりとされ(諸説あり)、日本発祥の洋服といわれることもある。現在では日本土産の用途を離れ幅広い年代に愛用されている。

名前の由来

第二次世界大戦後間もないころ、横須賀米軍基地で日本駐留のアメリカ軍兵士達が記念としてなどのオリエンタル柄や自分の所属していた部隊や基地などのエンブレムをデザインした刺繍をテーラーショップにオーダーしたのが始まりと言われている。

戦後、アメリカ軍兵士たちのあいだでは、土産物のジャケットを意味する「スーベニールジャケット」「スーベニアジャケット」などの呼び方で親しまれた。

1960年代ごろから「スーベニールジャケット」は「スカジャン」と呼ばれるようになった。由来については以下の2つがある。

  • 「横須賀ジャンパー」の略
  • 横須賀のジャンパーによくスカイドラゴンの刺繍が施されていたことから、スカイドラゴンジャンパーの略

なお定番の鳥の刺繍は、鷲なのかなのかで議論になることもあるが、横須賀の老舗ショップでは一般的に「鷹」と呼ぶ。

また、ジャンパー本体が黒やグリーン一色であり、ミリタリー調になったスーベニールジャケットのことを「ベトジャン(ベトナムジャンパー)」と呼ぶ。

生地

スカジャンには「サテン」と「別珍」という二つの生地が使われることが主流である。サテンには、レーヨンアセテートポリエステル等がある。シルクが使われているものもある。

防寒性を高めたスカジャンによく使われるキルティングは、スカジャンを作るときの材料不足を補うための苦肉の策から生まれた。シルクと同じように当時は綿も豊富になかったので紡績工場などから出る綿くずを固めて足りない分の綿を補ったのだが、これでは真綿のように絡み合うことがないため、着ているうちにどんどん下の方に中身が落ちてゆく。それを防ぐためにダウンジャケット同様のキルティングが採用された。

関連項目


スカジャン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/12 23:54 UTC 版)

IN.FIGHT」の記事における「スカジャン」の解説

スカジャンの種類複数あり、IN.FIGHTメンバーユニフォーム称されている。初代のスカジャンは1995年作成され茨城県地図全面配し、その下部花札の「紅葉に鹿」を想起させるデザイン施されている。2代目2000年作成3代目2002 FIFAワールドカップ開催記念して2002年作成されたもので、鹿の頭部デザインされている。4代目2008年作成されたもので、鹿島神宮大鳥居と鹿がデザインされている。

※この「スカジャン」の解説は、「IN.FIGHT」の解説の一部です。
「スカジャン」を含む「IN.FIGHT」の記事については、「IN.FIGHT」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「スカジャン」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「スカジャン」の関連用語

スカジャンのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



スカジャンのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
Red cloudRed cloud
Copyright©2025. Red cloud Co.,Ltd All rights reserved
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのスカジャン (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、WikipediaのIN.FIGHT (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS