レーヨン
レーヨン(rayon)とは、植物繊維(パルプ)などを原料として製造される人工繊維の一種。絹(シルク)にも似た光沢や滑らかな質感を特徴とし、人絹(人造絹糸)とも呼ばれる。
「レーヨン」という呼称そのものは一般名称である(商標ではない)。
レーヨンは、パルプなどに含まれるセルロース(天然高分子化合物)を糸状に再構成して紡糸することにより製造される。化学繊維(化繊)の一種ではあるが、石油などを原料とする合成繊維とは区別され、「再生繊維」に区分される。ちなみにキュプラも再生繊維である。
レーヨンは、絹ほどではないにせよ、肌触りがすべらかで、光沢があり、体に沿って優美な曲線を描きやすい。そして絹よりは安い。しかし水に弱く、濡れると脆くなり、水洗いすると極端に縮む、といった難点もある。
レーヨン【(フランス)rayonne/(英)rayon】
レーヨン
レーヨン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/06 09:36 UTC 版)
レーヨン(英: rayon)とは、植物体の中に含まれる繊維素を取り出し、化学薬品で一度溶解した後に繊維状に再生した、化学繊維の一種である。絹に似せて作った再生繊維であり、日本ではかつて人絹(じんけん、人造絹糸)とも呼ばれていた。
- ^ 中島千恵「再生繊維 : 講義 シリーズ「化合繊の基礎と最新の技術」」『繊維機械学会誌』第61巻第6号、日本繊維機械学会、2008年6月、429-440頁、doi:10.4188/transjtmsj.61.429、ISSN 03710580、NAID 10020896418。
- ^ 工業-繊維製品- 岡崎信用金庫、2019年12月15日閲覧。
- ^ “環境循環型繊維としてのレーヨン素材の提案”. ダイワボウレーヨン. 2021年4月14日閲覧。
- ^ a b c d e 小倉栄一郎 1980.
- ^ a b c d ユニチカ.
「レーヨン」の例文・使い方・用例・文例
- このセーターの素材は綿とレーヨンです。
- 人絹, レーヨン.
- レーヨンのコート.
- スパンレーヨン, スフ.
- ラーマpacosのウールでできているか、そのウールのレーヨンまたは綿のイミテーションでできている細い光沢がある構造
- ごく薄手の絹またはレーヨンの織物
- 絹・レーヨン・綿のうね織りの織物
- まわりに綿、絹、ナイロン、またはレーヨンの糸で巻き付けられた弾力性の芯を持つ編み糸
- 絹またはレーヨンのガーゼに似た織物
- 絹またはレーヨンまたはナイロンでできている純粋な強い薄い絹のような繊維
- 薄い素材(ナイロン、レーヨン、シルク)から作られた婦人用のストッキング
- シルクあるいはレーヨンのすべすべした織物
- ビスコース繊維(セルローズキサントゲン酸塩)でできたレーヨン繊維
- 羊毛には、レーヨンよりボリュームがある
- 絹やレーヨンの単繊維を糸や織り糸に撚り合わせる人
- 絹またはナイロンまたはレーヨンのきめ細やかさに対する測定単位
- セルローズ繊維(綿また葉レーヨンなど)を高い親和力で染める
- レーヨンという織り物
- レーヨンフィラメントという人造繊維
- レーヨンという絹のような外観の人造繊維
レーヨンと同じ種類の言葉
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