ナイトキャップ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/07/31 06:54 UTC 版)
ナイトキャップ(英: nightcap)は 寝間着とともに就寝時に着用する布製の帽子である[1][2]
英語の「nightcap」は 帽子のほかに就寝前に飲む酒や一日の最後に行われる競技を意味する場合もある[1]
歴史
英語における「nightcap」の初出は14世紀とされる[1]
16世紀のイングランドでは ナイトキャップは室内で着用する略式の服装として使われたほか 帽子の下に着用されることもあった[3]
当時のナイトキャップには 寒さや隙間風から頭部を守る役割があった[3] メトロポリタン美術館には16世紀のイギリス製ナイトキャップのほか[3] 19世紀初頭のイギリス製ナイトキャップ[4]や 19世紀初頭のアメリカ製ナイトキャップ[5]が収蔵されている
現在では過去に用いられた帽子として説明されることが多い[2]
素材と形状
ナイトキャップは柔らかい布で作られ 就寝時にかぶる帽子として定義される[2]
現存する歴史的資料にはさまざまな素材が用いられている メトロポリタン美術館が所蔵する19世紀初頭のアメリカ製ナイトキャップには木綿と麻が使用されている[5]
女性が室内で用いた頭部装飾には ナイトキャップの代わりとして使用されたコイフと呼ばれる頭巾もあった コイフは頭に密着して髪の大部分を覆う形状であった[6]
画像
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1815年にロンドンで出版された風刺画に描かれたナイトキャップ姿の夫婦
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1839年のカール・シュピッツヴェークによる絵画『貧乏な詩人』
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ヴィルヘルム・ブッシュの作品に描かれたナイトキャップ
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ナイトキャップに似た帽子をかぶったブラウニーのイラスト
関連項目
脚注
- 1 2 3 “Nightcap Definition & Meaning” (英語). Merriam-Webster.com Dictionary. Merriam-Webster. 2026年7月31日閲覧。
- 1 2 3 “Nightcap” (英語). Cambridge Dictionary. Cambridge University Press. 2026年7月31日閲覧。
- 1 2 3 “Night cap” (英語). The Metropolitan Museum of Art. The Metropolitan Museum of Art. 2026年7月31日閲覧。
- ↑ “Night cap” (英語). The Metropolitan Museum of Art. The Metropolitan Museum of Art. 2026年7月31日閲覧。
- 1 2 “Nightcap” (英語). The Metropolitan Museum of Art. The Metropolitan Museum of Art. 2026年7月31日閲覧。
- ↑ “Coif” (英語). The Metropolitan Museum of Art. The Metropolitan Museum of Art. 2026年7月31日閲覧。
外部リンク
ナイト・キャップ
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ナイト・キャップとは、カクテルに用いられる用語や名称である。特定のレシピのカクテル名。また、カクテルの分類の一つで、寝酒として薦められるカクテル群をさすこともある。
概要
就寝前に酒を飲む習慣やそのときに飲む酒自体をナイトキャップ (寝酒) という。カクテルの分類のうち、寝酒として相応しいとされているカクテルを「ナイト・キャップ・カクテル」として分類することがある[1][注釈 1]。また、「ナイト・キャップ」という名前で呼ばれる、特定のレシピのカクテルも存在する。
カクテル「ナイト・キャップ」はその名の通り、ナイト・キャップ・カクテルに分類されているカクテル群の中の1種であり、ナイト・キャップ・カクテルに分類されるカクテル中でも代表的なカクテルとされる。実際のところ、寝酒として飲まれるだけはないものの、寝酒としても飲まれている。
特定のレシピのカクテル
ブランデーベースで、ショートドリンクである。なお、ホットカクテルとして作る場合については後述する。
標準的なレシピ
作り方
ブランデー、オレンジ・キュラソー、アニゼット、卵黄をシェークして、大きめのカクテル・グラス(容量90ml程度)に注げば完成である。なお、卵黄を混合しなければならないため、シェークは強めに行う。最後に好みで少量のナツメグを振りかけることもある。
使用されるグラスについて
このカクテルは大型のカクテル・グラスに作るのが正式とされるものの、ソーサー型のシャンパン・グラス(容量120ml以上)で代用することが多い。そのため、シャンパン・グラスを使用すると書かれている本も多い。
備考
使用される酒類の分量は、好みによって変更される。標準的なレシピではブランデー、オレンジ・キュラソー、アニゼットを、2:1:1とする処方を紹介しているが、1:1:1の割合にすることも多い。他にも、アニゼットは好き嫌いの分かれるリキュールなので控えめにするよう薦める本 [2] も存在することからも判るように、オレンジ・キュラソー、アニゼットを等量ずつにしない場合もある。また、アブサン系のリキュールが使用されれば良いので、必ずしもアニゼットだけが使用されるわけでもない。それから上記にもあるように、ナツメグは使用しない場合もある。
ホットカクテルとして作る場合
ナイト・キャップというカクテルは、ホットタイプのロングドリンクとして作られることもある。材料の比率などはショートドリンクとして作られる場合(「標準的なレシピ」の項だけではなく、「備考」の項も参照のこと)に準ずるが、さらに熱湯も加えて作られる。このホットタイプのナイト・キャップも、実際のところは寝酒(ナイト・キャップ)として飲まれるだけはないものの、寝酒としても飲まれている。
作り方(ホットカクテル)
ブランデー、オレンジ・キュラソー、アニゼット、卵黄を氷の入っていないシューカーを用いてシェークし、タンブラー(耐熱ガラス製、容量240ml程度)に注ぐ。そこに適量の熱湯を加え、タンブラーを満たせば完成である。なお、最後に好みで少量のナツメグを振りかけることもある。
脚注
注釈
- ^ 「ナイト・キャップ」と略すこともある。
出典
- ^ “用語辞典 ナイト・キャップ・カクテル - Liqueur&Cocktail - サントリー”. サントリー. 2008年12月17日閲覧。
- ^ 今井 清 『たのしむカクテル』 p.152 梧桐書院 1988年1月改訂版 ISBN 4-340-01204-1
参考文献
- 桑名 伸佐 監修 『カクテル・パーフェクトブック』 日本文芸社 2006年2月25日発行 ISBN 978-4-537-20423-0
- 稲 保幸 『カクテルガイド』 新星出版 1997年4月15日発行 ISBN 4-405-09629-5
- 稲 保幸 『カクテル こだわりの178種』 新星出版 1998年7月15日発行 ISBN 4-405-09640-6
- 今井 清 『たのしむカクテル』 梧桐書院 1988年1月改訂版 ISBN 4-340-01204-1
- 後閑 容子、蝦名 美智子 編集 『基礎看護学 健康科学概論 (第2版)』 廣川書店 2001年3月30日発行 ISBN 4-567-57071-5
- 山本 祥一朗 監修 『カラー図解 カクテル』 p.115 成美堂出版 1994年12月10日発行 ISBN 4-415-07873-7
ナイトキャップと同じ種類の言葉
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