ネッカチーフ【neckerchief】
ネッカチーフ
ネッカチーフ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/02 09:57 UTC 版)
「日本におけるスカウティング」の記事における「ネッカチーフ」の解説
制服、正帽とともにスカウトの服装の象徴でもあるのがネッカチーフ(チーフ)である。 ネッカチーフは正方形または二等辺三角形の布で出来ており、応急処置用の三角巾や埃よけのマスク、風呂敷など多目的に使用することもできる。ネッカチーフの色や模様はさまざまで、所属する団によって異なり、同じ団でも隊によって異なる場合もある。また、ジャンボリーなどの特別なイベント時のみに着用するネッカチーフや、日本国外派遣時に着用するネッカチーフ、各連盟事務局のネッカチーフなどもあり、それらはすべて視覚的にスカウトの所属を表すものである。 日本のスカウトはこれを三角形の長辺から反対側の頂点方向に巻き、両端がとがった棒状にして用いる(日本国外のスカウトでは太くざっくりと巻くスタイルのものもあるが、日本では細く巻くスタイルが好まれている。これを首にかけ、両端をチーフリング(他国ではウォッグルとも言う)と呼ばれる小さな輪状の器具に通す。チーフリングを胸の前(制服の第一ボタンと第二ボタンの間)まで引き上げ、ネッカチーフを留める。日本国外ではチーフリングを用いずネッカチーフを直接結ぶスカウトも多くいるが、日本ではほとんどの場合チーフリングが使用される。 チーフリングには装飾や記念品としての価値もあり、ジャンボリーやさまざまな行事に合わせて、特殊なデザインのものが作られている。また、個人の趣味・余技として自作されることもあり、ジャンボリーなどで他のスカウトと友情の印として交換されることもある。正式なものは真鍮などの安価な金属製であるが、[要出典]チーフリングの作成に用いられる材料は、木材、皮革、牛などの動物の骨、細紐、ビニールやプラスチック、中には陶器製の物まであり、多種多様である。 ボーイスカウトの制服は、ワッペンの貼り付け方一つにいたるまで公式の規定が存在する。そんな厳密な規定のある制服の中で、唯一チーフリングは自分の好みで選択・着用できる。
※この「ネッカチーフ」の解説は、「日本におけるスカウティング」の解説の一部です。
「ネッカチーフ」を含む「日本におけるスカウティング」の記事については、「日本におけるスカウティング」の概要を参照ください。
ネッカチーフと同じ種類の言葉
- ネッカチーフのページへのリンク