オーバーオール【overall】
オーバーオール
オーバーオール
オーバーオール
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オーバーオール(英: overall)とは、肩紐のあるつりズボン型つなぎ[1]。
通常のつなぎとの違いは、上半身は胸当てのみが付けられていて、肩紐で吊って着用するところである。
元々は作業服として作られた服だったが、後年ではファッションとしても愛用されている。肩から吊り、腹部を締め付けない構造のため、マタニティウェアに用いられることもある。
概要
日本語のオーバーオールの語源は、アメリカ英語のoverallで、ほぼ同義。
日本では背中側に布がなく、肩紐が交差(または並列)したデザインになっているオーバーオールはサロペットと呼ばれている[2]。語源であるフランス語のsalopetteはオーバーオールと同義であり、デザイン上の違いでオーバーオールと呼び分けるような単語ではない。アメリカ英語でsalopetteは、オーバーオールのような形をしたスポーツウェアを指す。
アメリカ英語では、オーバーオールをビブ・オーバーオール(アメリカ英語: bib overall)と呼ぶことがある。これは1890年代にリーバイスが世界で初めてオーバーオールとして販売したものには胸当てがついていないジーンズ状の製品だったことに由来する。現在ではそのタイプのオーバーオールは、ウエスト・オーバーオール(アメリカ英語: waist overall)と呼ばれている。
一般的にはデニム地が用いられるが、その他コーデュロイのものも多く見られる。
胸当てや腰周りに至るところにポケットがついているが、これらのほとんどは作業着として着る場合において作業の道具を入れるために作られたと言われている。例えば左腰の部分についている紐はハンマーループと呼ばれ、ハンマーを入れて持ち運べるように作られており、右腰の部分についている縦長のポケットはスケールポケットと呼ばれ、定規を入れて持ち運べるように作られている。
着用法はズボンを穿くのと同じで、まず足を入れて、続いて後ろにある肩紐を肩にかけて前に持って行き、肩紐についている金具を胸当てのボタンに引っ掛ける。股上のサイズが合わない場合は、肩紐についている調節金具で肩紐の長さを変えることで調節することができる。形状としては、胸当てでなく肩紐にボタンがついているタイプや、つなぎに似た型で股部分から胸当てまでファスナーがついており、つなぎと同じ着用法で着るタイプもあり、全てのオーバーオールがこの着用法に適用されるとは限らない。
前述では左右いずれかの肩紐を着脱する手間に比べ、後述ではファスナーの開閉により胸当てが左右に分かれる事で着用もしくは脱衣を容易にする。そのため、前述は主に大人向けとして、また後述は指先のおぼつかない幼少期に向いている。これらの区別は、ファッション性のみならず、時代背景や機能面での特徴をも併せ持つ。
オーバーオールは、その体型から男女の区別はないものと見なされる一方、デザイン的には細部において区別される。中でもサロペットは、背後のシルエットから女性向きとして、通常のオーバーオールは男性向きとされる。さらにオーバーオールの中でも、胸当ての先端が高い位置にくるものは女性向きとして映りがよい。 古着のオーバーオールを使用した女性ファッションも多く見られる。[3]。
オーバーオールに類似する衣服
ズボンの部分が半ズボンもしくはショートパンツになっているオーバーオールはショートオール(アメリカ英語: shortall)と呼ばれるが、日本では肩紐が交差したデザインの物に限って1970年代前半に「ホットパンツ」と呼ばれ、2000年代後半から「サロペットショートパンツ」と呼ばれている。また、ハンマーフックとスケールポケットが付いているが胸当てがないジーンズ状のものは、ペインターパンツと呼ばれている。
ズボンの部分がスカートになっているオーバーオールはスカートオール(アメリカ英語: skirtall)と呼ばれ、ジャンパースカートに分類されるケースがあるが、分類上はサロペットスカートに属する。
脚注
- ^ 意匠分類定義カード(B1) 特許庁
- ^ “「今さら聞けない疑問。「オーバーオール」「サロペット」「オールインワン」何が違うの?」”. ZOZOTOWN. ZOZO (2019年10月1日). 2022年11月30日閲覧。
- ^ “「COORDINATEオーバーオールコーディネート」”. 古着屋RAINBOW. 2023年2月18日閲覧。
関連項目
- サロペットスカート
- ジャンパースカート
- マリオ (ゲームキャラクター) - 任天堂のキャラクターで、オーバーオールを着用していることで有名である。
オーバーオール
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2013/04/18 14:58 UTC 版)
「フリースタイルスキー・ワールドカップ 2004-2005」の記事における「オーバーオール」の解説
男子はモーグルの選手が、女子はエアリアルの選手がオーバーオールの総合優勝を獲得した。 男子 順位名前ポイント1位 ジェレミー・ブルーム 74.55 2位 トーマス・クラウス 66.67 3位 イジドール・グリューナー 65.17 女子 順位名前ポイント1位 李妮娜 85.42 2位 オフェリー・ダビド 71.67 3位 カーリン・フッタリー 71.17
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/10/29 04:16 UTC 版)
「フリースタイルスキー・ワールドカップ 2005-2006」の記事における「オーバーオール」の解説
男女共にスキークロスの選手がオーバーオール総合優勝を獲得した。 男子 順位名前ポイント1位 トーマス・クラウス 86.00 2位 デイル・ベッグ=スミス 74.64 3位 ロマン・ホーファー 57.20 女子 順位名前ポイント1位 オフェリー・ダビド 84.00 2位 カーリン・フッタリー 76.00 3位 ジェニファー・ハイル 75.37
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オーバーオール
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/05 02:46 UTC 版)
「フリースタイルスキー・ワールドカップ」の記事における「オーバーオール」の解説
以前はコンバインドが花形種目であったので、複数の種目に参戦して、それぞれでポイントを稼ぐ選手もいたが、コンバインドが無くなり、フリースタイルスキーは各種目が大きく異なることから選手のスペシャリスト化が進み、複数の種目に参戦する選手は少なくなった。また、同日や近い日程でそれぞれの種目が開催されるようになったため、複数の種目への参加は困難にもなっている。2000年代では何れかの種目の総合優勝者がオーバーオールの総合優勝も手にすることがほとんどであり、平均獲得ポイントにより選ばれることから圧倒的な強さで種目を制した選手が選ばれやすいと言える。 シーズン男子女子2012-2013 ミカエル・キングズベリー 徐夢桃 2011-2012 ミカエル・キングズベリー ハンナ・カーニー 2010-2011 ギルバート・コラス ハンナ・カーニー 2009-2010 アントン・クシニル 李妮娜 2008-2009 アレキサンダー・ビロドウ オフェリー・ダビド 2007-2008 スティーブ・オミシュル オフェリー・ダビド 2006-2007 デイル・ベッグ=スミス ジェニファー・ハイル 2005-2006 トーマス・クラウス オフェリー・ダビド 2004-2005 ジェレミー・ブルーム 李妮娜 2003-2004 スティーブ・オミシュル カーリ・トロー 2002-2003 スティーブ・オミシュル サーシャ・ファリック 2001-2002 マティアス・ウェクスティン リディア・ラシラ 2000-2001 ミッコ・ロンカイネン ジャッキー・クーパー 1999-2000 ヤンネ・ラハテラ ジャッキー・クーパー 1998-1999 ニコラス・フォンティーン ジャッキー・クーパー 1997-1998 ファブリス・ベッケル ニッキ・ストーン 1996-1997 ダーシー・ダウンズ ステイシー・ブルメール 1995-1996 ジョニー・モズレー カテリーナ・クベンク 1994-1995 ジョニー・モズレー クリスティーン・ポーター 1993-1994 セルゲイ・シュプレツォフ クリスティーン・ポーター 1992-1993 トレース・ワーシントン カテリーナ・クベンク 1991-1992 トレース・ワーシントン コニー・キスリング 1990-1991 エリック・ラボウレイ コニー・キスリング 1989-1990 エリック・ラボウレイ コニー・キスリング 1988-1989 クリス・シンボリ コニー・キスリング 1987-1988 エリック・ラボウレイ コニー・キスリング 1986-1987 エリック・ラボウレイ コニー・キスリング 1985-1986 エリック・ラボウレイ コニー・キスリング 1984-1985 アラン・ラロッシュ コニー・キスリング 1983-1984 アラン・ラロッシュ コニー・キスリング 1982-1983 アラン・ラロッシュ コニー・キスリング 1981-1982 フランク・ビドア マリー=クロード・アスラン 1980-1981 フランク・ビドア マリー=クロード・アスラン 1979-1980 グレッグ・アサンス ステファニー・スローン
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オーバーオール
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「フリースタイルスキー・ワールドカップ 2008-2009」の記事における「オーバーオール」の解説
男子はモーグルの選手がオーバーオール総合優勝を獲得し、女子はスキークロスのオフェリー・ダビドが3度目の総合優勝を獲得した。 男子 順位名前ポイント1位 アレキサンダー・ビロドウ 87.78 2位 トーマス・クラウス 63.78 3位 スティーブ・オミシュル 63.67 4位 ギルバート・コラス 62.67 5位 ライアン・セント・オンジュ 52.17 女子 順位名前ポイント1位 オフェリー・ダビド 86.00 2位 ハンナ・カーニー 71.33 3位 ジェニファー・ハイル 63.78 4位 マルガリータ・マーブラー 61.56 5位 リディア・ラシラ 51.43
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/03 05:54 UTC 版)
「フリースタイルスキー・ワールドカップ 2007-2008」の記事における「オーバーオール」の解説
男子はエアリアルの選手がオーバーオール総合優勝を獲得し、女子はスキークロスのオフェリー・ダビドが2年ぶり2度目の総合優勝を獲得した。 男子 順位名前ポイント1位 スティーブ・オミシュル 85.44 2位 トーマス・クラウス 79.29 3位 デイル・ベッグ=スミス 66.40 4位 ラーシュ・レベン 64.00 5位 アントン・クシニル 60.33 女子 順位名前ポイント1位 オフェリー・ダビド 80.75 2位 ジャッキー・クーパー 80.25 3位 上村愛子 68.30 4位 李妮娜 57.86 5位 サラ・バーク 56.00
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「フリースタイルスキー・ワールドカップ 2003-2004」の記事における「オーバーオール」の解説
男子はエアリアルの選手が、女子はエアリアル、モーグル、ハーフパイプの3種目に出場してモーグルとハーフパイプで好成績を収めたノルウェーのカーリー・トローがオーバーオールの総合優勝を獲得した。 男子 順位名前ポイント1位 スティーブ・オミシュル 76.50 2位 マティアス・ウェクスティン 74.00 3位 ローラン・ファーブル 70.00 女子 順位名前ポイント1位 カーリー・トロー 103.80 2位 マリー・マルティノド 100.00 3位 ヴージニア・ファーブレ 80.00
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