ボア (服飾)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/11/20 03:52 UTC 版)

ボア(英語: boa)、あるいはフェザーボアはスカーフのように首に巻く襟巻きの一種で、羽根(フェザー)や毛皮などでできているものを指す。
材質
毛皮や毛糸などでできているものもあるが、多くはさまざまな羽根でできている。ダチョウ、マラブー、シチメンチョウ(とくに小さい羽根であるシャンデル)などが最もよく使われる。漂白・染色を経た後にのり付け・縫い付けによって長い襟巻きにする。シャンデルの軽いものだと65グラムほどだが、ダチョウの大がかりなものだと200グラムくらいになる。
歴史

ハクチョウのダウンフェザーなどを用いたボアが19世紀初めにはヨーロッパで着用されていたと考えられている[1]。ヴィクトリア朝末からエドワード朝に大流行し、とりわけロシアのアレクサンドラ皇后はボアを好んでいた[2]。1970年代のグラムロックの時代にもミュージシャンに好まれ、デヴィッド・ボウイやマーク・ボランなどが好んでステージ衣装に取り入れていた[3]。20世紀末から21世紀初めにかけては、バーレスクのパフォーマーなどが頻繁に舞台衣装として用いている[4]。

脚注
- ^ Fashion: The Definitive History of Costume and Style. DK. (2012). p. 170.
- ^ James Laver (2013). “Ch. 7”. Taste and Fashion: From the French Revolution to the Present Day. Read Books (Reprint).
- ^ Philip Auslander (2006). Performing Glam Rock: Gender and Theatricality in Popular Music. University of Michigan Press. p. 103.
- ^ Jo Weldon (2010). The Burlesque Handbook. IT Books. pp. 40-42.
関連項目
|
「ボア (服飾)」の例文・使い方・用例・文例
- バルボアさんは、とても有名なので、紹介する必要はありません。
- ボアは獲物を締め殺す.
- ボア類とニシキヘビ類
- 熱帯アメリカと西インド諸島にすむ非常に大型のボア
- 北アメリカ西部のボア
- 大草原のボアと北アメリカ西部の森林地帯
- 北米西部産のボア類
- 米国南西部の岩砂漠にすむボア
- 熱帯南アメリカ産の大型樹上性ボア
- ある分類法では、旧世界産ボア類を包括する有鱗目ヘビ亜目ボア科とは別の科
- 大型旧世界産ボア類
- 旧世界産ボア類
- コートジボアールの首都として米国により承認された都市
- コートジボアールの首都
- バルボアは、ダリエン地峡を横切った
- チャボアザミ属のアザミ
- いくつかの国で使われる少額の通貨単位:フランス、アルジェリア、ベルギー、ブルンジ、カメルーン、チャド、コンゴ、ガボン、ハイチ、コートジボアール、ルクセンブルグ、マリ、モロッコ、ニジェール、ルワンダ、セネガル、スイス、トーゴ
- アビジャンというコートジボアールの首都
- コートジボアールという国
- 錦蛇という,ボア科の動物
- ボア_(服飾)のページへのリンク