ディレクターズスーツとは? わかりやすく解説

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ディレクターズ‐スーツ【director's suit】

読み方:でぃれくたーずすーつ

昼間の礼服として用いられる礼服一つ上着シングルまたはダブルジャケットで、下にモーニング用の縞ズボン組み合わせたもの。会談の多い重役級の人たちが常に着ていることからこの名がある


ディレクターズスーツ

昼の準礼装。黒の上着に黒とグレー(または白)の縦縞ズボン合わせたもの。シングルまたはダブルブレストジャケットベスト着用ベストは黒・グレー・オフホワイト、シャツは白のレギュラーカラーで、シルバーグレーネクタイ合わせるネクタイは結び下げるのが基本

ディレクターズスーツ


ディレクターズスーツ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/14 18:17 UTC 版)

リトアニア首相ヴォルデマラス(左)とドイツ国外相シュトレーゼマン(右)が1929年に会談した際の記念撮影。写っている人々はコールズボンが明るい色と暗い色の2種類を着用している

ディレクターズスーツ(Director's suit)とは、黒色背広とコールズボンの組み合わせの礼服をいう。アメリカではストロウラー(Stroller)、イギリスではブラック・ラウンジ・スーツ(Black lounge suit)とも。また、戦間期のヨーロッパで活躍したドイツの政治家グスタフ・シュトレーゼマンが当スタイルを導入していたことから、大陸ヨーロッパ諸国では彼の名をとってシュトレーゼマン(Stresemann)と呼ばれる[1]。欧州などではフロックコートモーニングコート(昼間用礼服)よりも格下で、夜間のタキシードとともに昼間のセミ・フォーマル(en:Semi-formal)とされる。ブラックスーツ(黒の背広服)が略礼装とされる日本においては、それより格上の準礼装とされる[要出典]

欧米で流行した重役(director = 指導者、管理者・取締役、監督者の意)の執務服であり、日本ではブラックスーツ(略礼服)の上着とモーニングのコールズボンを組合わせて、商品化されたもの[要出典]

基本的な構成

文化出版局『服飾辞典』[2]による一般的な装い。

  • 上着
    • シングルブレストまたはダブルブレストの背広型ジャケット。色は一般的には黒、しかしミッドナイトブルーかグレーの物でもいいとされる[3]。生地はカシミア、ウーステッド、チェビオットなどのウール系。
  • コールズボン
    • 黒とグレイの縞柄の折り返しの無いズボン[2]
  • ウェストコート
    • 黒かグレイか淡黄(バフ)色[2]

脚注

  1. ^ Kleidung - Der Stresemann. knigge.de (Webarchiv)
  2. ^ a b c 『服飾辞典』文化出版局、1979年。 ISBN 978-4579500123
  3. ^ Book of Etiquette (1931), Lady Troubridge



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