用いられる衣服
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/07 14:56 UTC 版)
正装・礼装に於いては燕尾服、フロックコート、モーニングコート及びディレクターズスーツ等の下にウェストコートを着用するのが正式とされている。TPOにより共布、黒、灰、白が用いられる。ブラックタイ(夜間の準礼装)の場合はウェストコートの代わりにカマーバンドを着用する。 最近の軍服では、ドレスコードがホワイトタイ(燕尾服)の場合はウェストコート、ブラックタイ(タキシード)の場合はカマーバンドを同じメスジャケットの下に着用するよう規定されている場合もある(例:アメリカ陸・海軍・海兵隊、イギリス海軍)。 指揮者や演奏者の服装も軍服のように燕尾服の下にカマーバンドを着用しているところもある。 また、ウェストコートはスーツ、ズボンと共に男性の3つ揃い(スリーピースともいう)を構成し、ワイシャツ・ネクタイの上、上着の下に着用される。第二次世界大戦前後を境に余り着用されなくなった(ツーピースという)。 伝統的にはウェストコートは紳士の服装に必須のものと考えられ、例えば1914年2月28日以前の日本海軍の将校服制では、決して胴衣部分が見えない立襟型の正服等においても「胴衣」という名称でウェストコートの着用が定められていた(「軍服 (大日本帝国海軍)」を参照)。 アメリカ海兵隊士官の赤いウェストコート アメリカ陸軍士官のウェストコート
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