ウインドブレーカー【Windbreaker】
ウインドブレーカー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/05 23:41 UTC 版)

ウインドブレーカー(アメリカ英語: windbreaker)は、主にナイロンやポリエステル、木綿で作られた風冷えを防ぐ目的で着用する衣服。
特徴
ウインドブレーカーという呼び名は商標の普通名称化で、アメリカのJohn Rissman companyが販売していた同名の製品が基になっている。イギリス英語ではウインドチーター(イギリス英語: windcheater)またはウインドジャマー(イギリス英語: wind jammer)。
典型的なものは、前開きで長さは尻丈程度。長袖で、袖口にはゴムなどを使った絞りがついている。風は通しにくいが薄い生地が使われていて、断熱材などは付けられていない。あまり低温下で着用することは想定せず防水性もさほどではなく、用途を風除けに絞ることで、軽く、嵩張らず、携帯性をよくしている。これは一例であり、様々な付加的機能を持つものも存在する。
小雨をしのげるよう生地の表面に撥水加工がされているもの。肌当たりを良くするために裏地をつけたもの。内部の蒸れを軽減するためにベンチレーターをつけたものなど。また、形状によって別の呼び方をされることがある。断熱材をつけたものはウインドアップやウォーマーとも呼ばれる。頭から被って着用するプルオーバーのものはピステ(piste)、更にフードつきのものはアノラックとも呼ばれる。
スポーツウェアにトレーニングクロス、クロスジャージと呼ばれるウィンドブレーカーと似た衣服があるが、これは通気性と吸汗速乾性に優れたトレーニングウェアの一種。
ウインドパンツ

ウインドパンツ(英: windpants)は、ウィンドブレーカーのボトムス。下着の上に着用するズボン、またはズボンの上に着用するいわゆるオーバーパンツとして使用される。
長ズボンの場合、裾にスリットが入っていて、ファスナーやボタンで開閉できるようになっていることが多い。これは靴を履いたままでも脱着しやすくするための工夫である。
関連項目
- ウインドブレーカーシャツ
- アノラック
- M-41 (フィールドジャケット)
- アウターウェア
ウインドブレーカー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/19 00:52 UTC 版)
「サイクルウェア」の記事における「ウインドブレーカー」の解説
自転車で走行する場合には前方から強い風を受ける場合が多い。ウインドブレーカーはこの風から効果的に体温を保つためによく用いられる。気候状況などの変化によって着脱することが多く、収納がしやすいように小型・軽量であることが求められる。このため、マイクロファイバーなどの化学繊維で織られ、脇はメッシュで抜けたものが主流となっている。また、ジャージと同様に、背面の丈が長い(普通のスポーツ用を流用してもいいが、こちらは裾が水平なので背中が出ることになる)。季節によっては、袖の無いウインドベストも用いられる。色は様々であるが、他者からの視認性を向上させるために、蛍光色にされた黄やオレンジなどの派手な色が望ましいとされる。
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