背広とは?

せびろ【背広】

折り襟になっている男性平常着。本来は、上着・チョッキ・ズボンの三つぞろいからなるシングルダブルとがある。サックコートスーツ

[補説] 語源未詳で、「背広」は当て字フロックコートなどと違って、背幅が広いことからとも、civil clothes市民服の意)またはSavile Rowロンドン洋服屋街の名)からなどともいわれている。


背広

作者出久根達郎

収載図書あったとさ
出版社文芸春秋
刊行年月1993.4

収載図書あったとさ
出版社文芸春秋
刊行年月1996.6
シリーズ名文春文庫


背広

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/11 08:04 UTC 版)

背広(せびろ)は、主として男性用の上着で、折襟やテーラードカラーと呼ばれるを持ち、着丈が腰丈のもの。また、この上着と共布スラックスからなる一揃いのスーツのこと。スーツの場合は、ウェストコートベストなどと呼ばれる共布のチョッキを加えるものもある[1][2][3]




注釈

  1. ^ 当時はサイボデーとも呼ばれた。参考:川島裁縫女学校『現代和洋裁縫全書 : 初歩から奥儀まで』1927年 p.624
  2. ^ 「達磨」の語源は中込省三「衣服産業のはじめ」1982年によればフランス騎兵の短い上衣(dolman)から転訛した言葉であるという。出所 ジェトロ・アジア経済研究所(http://www.ide.go.jp/)
  3. ^ 1950年代までには、シルエット上の理由で下のボタンを掛けないことが一般的になる。 参考:染葉秋宏「男子服独習書」主婦之友社 p.91
  4. ^ 同時期の背広と詰襟の製図を比較した場合、打ち合わせの設計には差がみられない。
  5. ^ 具体例は枚挙にいとまがないが、たとえば『読売新聞』1932年7月3日夕刊においては「既製夏洋服」の値段表では背広三ツ揃と背広上下が区別されており、ツーピース販売されていたことがうかがえる。
  6. ^ たとえば、東亜洋服裁断師協会本部『裁断芸術 第1編』1930年では、米英の製図が日本のものと比較しながら紹介されている。また、当時の洋装研究社『テイラー』などでは米英仏独に留まらず北欧の例なども紹介されている。
  7. ^ 過渡期にあってはサスペンダー用のボタンおよび尾錠とベルトループの両方がつけられたものが多い。参考:遠藤政次郎『文化洋裁講座 第四巻』1935年 p.320
  8. ^ こうした処理自体は欧米においては古くから行われており、日本でも戦前からごく稀に行われることはあった。また、染葉秋宏『男子服独習書』1951年p.219の例にうかがえるように戦後の生地不足の時代にも例外的に行われることがあった。
  9. ^ これらの流行の変遷はスタイル社の『男子専科』、洋装研究社の『テイラー』や洋装社の『洋装』などを通じて把握することができる。

出典

  1. ^ a b 広辞苑 第5版
  2. ^ a b c d 日本大百科全書
  3. ^ a b 世界大百科事典
  4. ^ a b c 田中千代 『新・田中千代服飾辞典』 同文書院 1991年 ISBN 4-8103-0022-6
  5. ^ a b c 『ファッション辞典』文化出版局 2000年
  6. ^ リーダーズ英和辞典第2版
  7. ^ a b c d 日本大百科全書(ニッポニカ)『背広』 - コトバンク - 執筆:石山彰
  8. ^ 「背広」は死語? 20代3割「知らない」、「せびれ?」の珍回答も…クールビズで消費も縮小 産経新聞 2018年8月26日閲覧
  9. ^ 日本国語大辞典、第12巻(せさーたくん)、p.66、1976年4月15日発行、第1版第2刷、小学館
  10. ^ a b c デジタル大辞泉『背広』 - コトバンク
  11. ^ a b c 大辞林 第三版『背広』 - コトバンク
  12. ^ 文化出版局『文化ファッション講座 男子服』1984年 p.92
  13. ^ 「英国紳士道 移ろうかたち 変わらぬ矜持/規律が育てる審美眼」『日本経済新聞』朝刊2018年12月2日(10面、NIKKEI The STYLE)
  14. ^ 文化出版局『文化ファッション講座 男子服』1984年 p.92
  15. ^ 日本国語大辞典、第12巻(せさーたくん)、p.66、1976年4月15日発行、第1版第2刷、小学館
  16. ^ 精選版 日本国語大辞典(電子版)、2006年
  17. ^ 数え方単位辞典 「せびろ」の項
  18. ^ 増訂華英通語 首飾類 p.51(原本ではp.20)
  19. ^ 木村慶市「英和洋装辞典」1932年、慶文社、p.245
  20. ^ 森兼二郎『裁縫独案内 男女洋服』1887年 p.42,43
  21. ^ 司清一, 杉山静枝『TS洋服裁断全書』1925年 p.77,78
  22. ^ 日本洋装協会『洋服裁断全書 前編』1925年 p.50,51
  23. ^ 川島裁縫女学校『現代和洋裁縫全書 : 初歩から奥儀まで』1927年 p.593,p.623
  24. ^ 遠藤政次郎『文化洋裁講座 第四巻』1935年 p.399
  25. ^ 京都大学百年史編纂委員会『京都大学百年史 史料編2』1997年 p.131
  26. ^ 山田東明『洋服裁縫新書』1907年 p.42,43
  27. ^ 講談社発行、安積陽子著「NYとワシントンのアメリカ人がクスリと笑う日本人の洋服と仕草」106ページ、131ページ
  28. ^ a b 寺西千代子 『世界に通用する公式マナー プロトコールとは何か』 文春新書
  29. ^ 2019年7月27日中日新聞朝刊5面
  30. ^ 『読売新聞』1924年2月15日朝刊 p.4
  31. ^ 辻清『洋服店の経営虎の巻』1925年 p.187~196
  32. ^ 『読売新聞』1916年11月8日朝刊 p.5
  33. ^ 『読売新聞』1918年2月23日朝刊 p.5
  34. ^ 柴田和子『銀座の米田屋洋服店』1992年 p.47
  35. ^ 『読売新聞』1950年9月9日朝刊 p.4
  36. ^ a b アン・ホランダー著 中野香織訳『性とスーツ 現代衣服が形づくられるまで』白水社
  37. ^ a b c d ロバート・ロス著 半田雅博訳 『洋服を着る近代 帝国の思惑と民族の選択』 法政大学出版会
  38. ^ 『WATS IS SAPEUR? 貧しくとも世界一エレガントなコンゴの男たち』祥伝社
  39. ^ 高橋晴子 『近代日本の身装文化 「身体と装い」の文化変容』 三元社
  40. ^ “環境省におけるクールビズ服装の可否” (PDF) (プレスリリース), 環境省, (2012年5月25日), http://www.env.go.jp/press/file_view.php?serial=20032&hou_id=15269 
  41. ^ 金森たかこ著 西出博子監修 『入社1年目ビジネスマナーの教科書』 プレジデント社
  42. ^ 『男性ファッションの「そもそもどうしたらいいのか?」がわかる 今日から使える 大人のオシャレ塾』 主婦の友社
  43. ^ 外務省 国際儀礼の基本講座 (PDF)
  44. ^ 第1章 ブランディング計画 p.38/48 - 沖縄県 (PDF)
  45. ^ a b 統計局


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背広

出典:『Wiktionary』 (2020/04/01 04:30 UTC 版)

この単語漢字

第六学年
(当て字)
ビロ
第二学年
(当て字)
訓読み 訓読み

名詞

セビロ、せびろ)

  1. セビロ漢字表記


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