きれ【切れ】
読み方:きれ
[名]
1
㋑(「布」「裂」とも書く)織物を切ったもの。また、織物。布(ぬの)。「木綿の—」「余り—(ぎれ)」
㋒書画などの、古人の筆跡の断片。断簡。「高野—(ぎれ)」「古筆—(ぎれ)」
3
㋐頭脳や技術の働きの鋭さ。「頭の—のいい人」「技に—がない」
4
㋐水気などがなくなること。また、そのぐあい。「油の—がよくないフライ」
㋑付着していたものや残っていたものがなくなること。また、そのぐあい。「泡の—のよい洗剤」「痰(たん)の—をよくする薬」
6 石材の体積の単位。一切れは1尺立方で、約0.028立方メートル。
7 (「ぎれ」の形で)名詞の下に付き、そのものを使い切っている意を表す。「期限—」「在庫—」
「望んで軍(いくさ)に立ってこそ男の—ともいふべけれ」〈浄・用明天王〉
1 切ったものを数えるのに用いる。「たくあん一—」「ようかん二—」
「白銀五百匁二包み、小判二十五両一歩合わせて四十—」〈浄・二枚絵草紙〉
[下接語] 板切れ・紙切れ・半切れ・一切れ・棒切れ・襤褸(ぼろ)切れ(ぎれ)当て切れ・有り切れ・歌切れ・裏切れ・恵比須(えびす)切れ・木切れ・錦(きん)切れ・小切れ・古(こ)切れ・古代切れ・古筆切れ・細(こま)切れ・時代切れ・竹切れ・裁ち切れ・継ぎ切れ・出切れ・共切れ・布切れ・端(は)切れ・古(ふる)切れ・名物切れ・寄せ切れ
にの【▽布】
読み方:にの
ぬの【布】
ふ【布】
読み方:ふ
[音]フ(呉) ホ(漢) [訓]ぬの しく
〈フ〉
1 麻や綿などの織物。一般に、織物。ぬの。「布衣(ふい)・布巾(ふきん)・布帛(ふはく)/画布・乾布・絹布・財布・湿布・瀑布(ばくふ)・麻布・綿布・毛布」
3 広く行き渡らせる。「布教・布告・布施・布令(ふれい)/公布・宣布・配布・発布・頒布・分布・流布(るふ)」
[難読]荒布(あらめ)・御布令(おふれ)・搗布(かじめ)・毛布(ケット)・布哇(ハワイ)・布団(ふとん)・布衣(ほい)・布衣(ほうい)・忽布(ホップ)・布袋(ほてい)・若布(わかめ)・和布(わかめ)
ふ【布】
ほ【▽布】
読み方:ほ
⇒ふ
の【▽幅/▽布】
【布】(ぬの)
植物の繊維や、動物の体毛を織って作ったもの。
初期の航空機は翼、胴体ともほぼ全て全て木製のフレーム(骨格)に羽布を張ったものだった。だが、次第に応力外皮構造に取って代わられてゆく。
しかしながら、動翼においては第二次世界大戦ごろまで使われていた。
さらに、フェアリー・ソードフィッシュでは全体、ホーカー・ハリケーンでは胴体の後部に金属フレーム布張りという構造が使われていた。
布
- ■天然素材
素材 特徴 木綿(コットン) 吸湿性、保温性に優れた扱いやすい布。繊維が強いので、洗濯、漂白が簡単にできるが、シワになりやすい。ドライクリーニングが必要なものもあるが、アイロンは通常高温のスチームアイロンで。 麻(リネン) サラサラした肌触りで、放熱、放湿性に富む。丈夫で長持ちするので、衣類だけでなくキッチンクロスのようなリネン類にも使用される。洗濯は家庭用の漂白剤はさけ、水洗いがおすすめ。アイロンは霧と高温スチームで。 絹(シルク) なめらかな感触と光沢が魅力。摩擦に弱く、水分を含んだ状態で摩擦をするとけば立つので、ウォッシャブル以外は水洗いをさける。紫外線に当たると黄色に変色し、水分を与えるとシミになり縮むので保管には注意が必要。アイロンはドライの中低温で。 毛(ウール) 主に動物の毛から取った繊維で、伸縮性、弾性、保温性に富んでいる。水分を含ませこするとフェルト化する。アイロンは当て布をしてスチームの中温で。 - ■化学繊維
素材 特徴 レーヨン 絹に似せてつくられた再生繊維で、絹に似た美しい光沢や感触が特長。吸湿、放湿性がよく、熱に強いが、水分を含むと強度が低くなるほか、部分的に水にぬれると汚れが残ることもある。アイロンはスチームで中温かドライで低温。 ポリエステル 摩擦や強度に強く、耐久性に優れている。水洗いでき、速乾性もあり、シワになりにくい。吸湿性が低いので、水にぬれても乾きやすいが、静電気が起きる。テカリ防止のためアイロンは当て布をする。 ナイロン 弾力性に富み、強度が高い。日光に当たると黄変するので、陰干しする。伸縮加工しやすいので、ストッキングや水着などに用いられる。アイロンは低温で。 アクリル ウールに比べ摩擦に強く耐久性、耐光性に優れている。吸湿性が低いので、水にぬれても乾きが早い。アイロンは高温にすると溶けることがあるので低温で。 ポリウレタン 引っ張ると伸びるゴムのような性質があるので、混紡のストレッチ素材に利用される。水洗いの場合、優しく手洗いか、洗濯機はネットに入れる。スチームアイロンはさけ、ドライの低温で。
布
布
姓 | 読み方 |
---|---|
布 | ぬの |
布 | ふさき |
布
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/17 09:37 UTC 版)
布(ぬの)とは
- ^ a b 大辞泉
- ^ Whitfield, John (2003年8月20日). “Lice genes date first human clothes” (英語). Nature. doi:10.1038/news030818-7. 2023年4月3日閲覧。
- ^ nichisenku. “人と被服の関係はいつどのようにして始まったのでしょうか。 シラミの研究から約7万年前だという説があります”. 日本繊維製品・クリーニング協議会. 2023年4月3日閲覧。
- ^ “麻とは”. 一般社団法人『伊勢麻』振興協会. 2020年4月4日閲覧。
- ^ “古代織産地連絡会公式サイト”. 古代織産地連合会公式サイト. 2020年4月4日閲覧。
- ^ 白泉社中国語辞典
布
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/01 17:50 UTC 版)
布は遭難初期の頃は衣服等の形で幾らでも手に入るが、時間が経つにつれて清潔な布が入手しにくくなる。布は様々に加工して利用する事が可能であるため、比較的早い段階で確保しておくのが望ましい。しかし衣服は、脆弱な人体を保護する役目があり、寒い所では保温を、暑い所では暑さから身を守る断熱効果が期待できる。また直射日光や虫・植物のかぶれから皮膚を保護するのにも必要である。このため、着ている衣服を無闇に布地として切り裂いて用いるのは良くない。出来るだけ肌着などの柔らかい布を様々な用途に利用するようにして、上着などは服のまま使用すると良いとされている。負傷時の包帯や、止血の際には圧迫用のパッドとして、また骨折時には添え木を使って患部を固定するのに使用する。また体を衛生的に保って病気を防ぐのにも布は必要である。長期間の場合、不衛生な衣服を着用し続けることはノミやダニといった吸血虫の温床となるだけではなく、擦り傷・虫刺されなど小さな傷の化膿を招くため、定期的に洗って干し清潔にしておくのも大事である。夜間が氷点下となる寒冷な地域では、吸血虫駆除のため夜間に寒風に晒すということも行われる。
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布
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/11 09:19 UTC 版)
鞄の素材として使われる布は、織った布の場合も、編んだものの場合もある。
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布(衣料品)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/04 21:36 UTC 版)
衣料品の場合は再利用(古着として)されることが広く行われてきた。兄弟、親子間での再利用や、近所、親戚、コミュニティなどでリユースされるパターンがある。また、バザーやフリーマーケットなどで販売するというパターンもある。 そのような手段がない場合、あるいは再利用に耐えられない品質の衣料品については、古布として回収される。回収された布は選別された後、ウエス(工業用の雑巾)やフェルト、自動車のクッション材などに利用される。選別後まだ衣料品として利用可能なものは古着として再利用される。古着として再利用される場合には、リサイクル団体が販売したり輸出されたりする。 現在、中国への再利用衣料品の輸出は認められていない。医療用衣料品などに付着してくる細菌、ウイルスなどが一緒に持ち込まれないようにするためである。
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布
布
「布」の例文・使い方・用例・文例
- 黒い布は光を吸収する
- スーパーマーケットで私の財布があとかたもなく消えてしまった
- 1人の少女が壁をごしごしみがき,別の少女が窓をふき,また別の少女が布でドアをふき,残りの少女は床にモップをかけていた
- 知っているわけないでしょう.あなたの財布がどこにあるかなんて見当もつかない
- 電気毛布
- 毛布がずり落ちて目が覚めた
- その財布は自分のものだと一人の女性が名乗り出た
- 目の細かい布地
- 綿の布地
- 目の粗い布地
- 彼女の財布の止め金がはずれた
- 布の裁断には特製のはさみを用いる
- 宣戦布告
- 他国に宣戦を布告する
- 先生は生徒たちにプリントを配布した
- この種のチョウはわが国に広く分布している
- 飛行機が畑に肥料を散布した
- 桜は日本中に広く分布している
- 2枚続きの毛布
- 彼は赤ん坊に毛布を引き上げてかけてやった
布と同じ種類の言葉
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