少女とは? わかりやすく解説

おと‐め〔をと‐〕【乙女/少女】

読み方:おとめ

【一】《「おと」は、動詞「お(復)つ」と同語源で、若々しいの意。本来は「おとこ」に対する語。「乙」は後世当て字

年の若い女また、未婚女性。むすめ。しょうじょ処女。「—の悩み

「—壮士(をとこ)の行き集ひかがふ嬥歌(かがひ)に」〈万・一七五九〉

五節の舞姫のこと。

「あまつ風雲通ひ吹きとぢよ—の姿しばしとどめむ」〈古今・雑上〉

【二】(少女)源氏物語第21巻巻名夕霧元服大学教育雲井(くもい)の雁(かり)との恋、六条院新築などを描く。


しょう‐じょ〔セウヂヨ〕【少女】

読み方:しょうじょ

年少女子。ふつう7歳前後から18歳前後までの、成年達しない女子をさす。おとめ。「多感な時代」「文学—」

律令制で、17歳以上、20歳(のち21歳)以下の女子の称。

[補説] 作品名別項。→少女


しょうじょ〔セウヂヨ〕【少女】

読み方:しょうじょ

原題、(オランダ)Meisjeskopjeフェルメール絵画カンバス油彩。縦44センチ、横40センチ。黒い無地背景に、少女がこちらに顔を向けた姿を描いた作品。その構図雰囲気から、「真珠の耳飾りの少女」と関連があるといわれている。ニューヨークメトロポリタン美術館所蔵


少女

読み方:オトメ(otome), ショウジョ(shoujo)

若い娘、また未婚の女


少女

人口学では普通、子供323-3)を含む全年齢それぞれの性別人口を指す場合、男 1と女 2という表現代りに、男性 1女性 2という用語が用いられる同じように、少年 3と少女 4代えて男の子供 3女の子供 4という用語が用いられる


少女

作者赤川次郎

収載図書孤独な週末
出版社廣済堂出版
刊行年月1986.3
シリーズ名廣済堂文庫


少女

作者ジャメイカ・キンケイド

収載図書川底
出版社平凡社
刊行年月1997.4
シリーズ名新しい「世界文学シリーズ


少女

作者西川日恵

収載図書手児奈 新装版
出版社五月書房
刊行年月1998.12


少女

作者上林暁

収載図書上林暁全集 第3巻 増補決定版
出版社筑摩書房
刊行年月2000.8

収載図書上林暁全集 第7巻 小説 増補決定版
出版社筑摩書房
刊行年月2000.12


少女

作者田中英光

収載図書戦後短篇小説再発見 9 政治革命
出版社講談社
刊行年月2002.2
シリーズ名講談社文芸文庫

収載図書戦後占領期短篇小説コレクション 2 1947年
出版社藤原書店
刊行年月2007.6


少女

作者熱田

収載図書朝霧の中から―熱田遺作
出版社熱田美憲
刊行年月2003.1


少女

作者庄司肇

収載図書庄司肇作品集 第5巻 掌編小説随筆集
出版社作品社
刊行年月2003.8


少女

作者清水成子

収載図書短編集 空色ビー玉
出版社風媒社
刊行年月2003.11


少女

作者伊藤直彦

収載図書短編小説集 甚兵衛一家
出版社文芸社
刊行年月2004.4


少女

作者ヨシイドク,ヨシイミツ

収載図書ねむりばこ
出版社新風舎
刊行年月2004.7


少女

作者藤森規思雄

収載図書校歌物語藤森規思雄作品集
出版社新風舎
刊行年月2004.7


少女

作者連城三紀彦

収載図書少女
出版社光文社
刊行年月1988.2
シリーズ名光文社文庫

収載図書少女 新装版
出版社光文社
刊行年月2001.4
シリーズ名光文社文庫


少女


少女

作者西川日惠

収載図書孫/少女
出版社新風舎
刊行年月2006.1


少女

作者ジョン・コリア

収載図書炎のなかの絵
出版社早川書房
刊行年月2006.3
シリーズ名異色作家短篇集


少女

作者眉村卓

収載図書超世界への旅―日本SF短編
出版社岩崎書店
刊行年月2006.10
シリーズ名SF名作コレクション


少女

作者ほんまえみり

収載図書もちろん奇妙にこわい話寄せられた「体験
出版社光文社
刊行年月2008.7
シリーズ名光文社文庫


少女

作者大原まり子

収載図書女性精神構造保持
出版社早川書房
刊行年月1988.10

収載図書メンタル・フィメール
出版社早川書房
刊行年月1991.11
シリーズ名ハヤカワ文庫JA


少女

作者キャサリン・マンスフィールド

収載図書ちくま文学 3 幼かりし日々
出版社筑摩書房
刊行年月1988.10

収載図書マンスフィールド短篇集
出版社筑摩書房
刊行年月2002.10
シリーズ名ちくま文庫


少女

作者宇野信夫

収載図書手紙宇野信夫小説集
出版社朝日新聞社
刊行年月1989.5


少女

作者野口冨士男

収載図書少女
出版社文芸春秋
刊行年月1989.5


少女

作者渡辺温

収載図書渡辺温嘘吐き彗星
出版社博文館新社
刊行年月1992.10
シリーズ名叢書 新青年


少女

作者いのうえひょう

収載図書ちりぬるを
出版社鳥影社
刊行年月1993.3


少女

作者シグリ・ウンセット

収載図書新・ちくま文学 5 こどもの風景
出版社筑摩書房
刊行年月1995.1


少女

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/12/03 09:40 UTC 版)

少女
ネパールの少女達
イラクの少女
スーダンの少女
ブラジルの少女
ベネズエラの少女

少女(しょうじょ)は、7歳から18歳前後の「女の子」「女子」[1]。「幼女」はおおむね1歳から小学校3年生(満8歳~9歳くらい)までを、「女性」「婦人」はおおむね満20歳以上を指す[2]

概要

普通、少年を若い男子とするとき、少女はその対義語である。この年齢に該当するのは、児童福祉法第四条の三では「小学校就学の始期から、満十八歳に達するまでの者」とあり[3]少年法第1章第2条では「20歳に満たない者」とある[4]民法成人年齢が18歳に引き下げられた後も少年法は20歳未満が維持されているため、18歳・19歳の女性成人でもあり少女でもあるということになる。 古代律令制下では17歳から20歳の女性を「少女」と称した[1]。当時は別に「をとめ」語があり、現代における「少女」の意であった。近代では1920〜30年代の近代市場社会、都市型小家族の完成期に浮遊性・脱秩序性・非生産性等の様々な「印」を持つ少女文化が開花した。なお、少年法は、男女問わず20歳に満たない者を少年として定義している(「少年」は男女問わずそのくらいの年齢の者を指す。女性である場合を特に「少女」と言う。)。女子の少年院に当たる施設は「少女院」とは言わず「女子少年院」という。

「女の子」は女である子供・女児の意味だが、俗語では「若い女性」を意味する。ガール(girl)は「通例9-12歳まで、大きくても15歳以下」とされる(boyは「通例18歳ごろまで」)。文語・堅い書き言葉としての少女はメイデン(maiden)、ヴァージン(virgin)など[5]

戦前の少年

男子と違って進学や就職に結びつかない高等女学校において、修身教科書や女学校文化によって「少女」は未来から切り離され、幼女と人妻の間の宙吊りな存在として規定された。同じく女学校による読書する女の出現が少女の発祥と言う意見もある。少女雑誌がそのイメージを支えた。これは娘を女学校に上げ少女雑誌を買い与えられる都市新中間層(大正期に増加した俸給生活者。官公吏・軍人・会社員など。親が子供の教育を行うという意思をはっきりと持っている。1960年代以降大衆化)の女子に限定された。この新中間層に良妻賢母という規範が生まれた結果、考のもとの服従と家事労働を母親に譲り渡したことで自分自身に思い悩むことができる時期が生まれ、少女が誕生したのである。近代家父長制、女子教育制度への抵抗であると同時に、補強でもある[6]

少女・少年雑誌の表紙のヴィジュアルイメージは以下のように変化して行った[6]

  • 1895年から1910年ごろ:母親に守護される少女・勉強とスポーツをする少年
  • 1910年から1920年ごろ:幼女ではない少女・勉強とスポーツをする少年
  • 1920年から1930年ごろ:スポーツをする少女・軍国少年
  • 1930年から1945年:軍国少女・軍国少年

補足

婉曲には売春婦を意味する[5]

中国で「女孩(nü̆hái)」は思春期や青年の域まで含む場合がある。

日本産業規格における少女の定義は「身長の成長が止まっていない乳幼児以外の女子[7]」であり各種法律と違い年齢による上限は決まっていない。

脚注

出典

  1. ^ a b 『大辞泉』しょう‐じょ〔セウヂヨ〕【少女】。
  2. ^ 『使い方の分かる類語例解辞典』、小学館、2003年、【幼児/幼子】・【女/女性/女子/婦人/婦女/婦女 子/幼女】。
  3. ^ 児童福祉法(昭和二十二年法律第百六十四号)第四条、三”. e-Gov法令検索. 総務省行政管理局 (2018年6月27日). 2019年12月27日閲覧。 “2019年6月1日施行分”
  4. ^ 少年法、第1章、第2条。
  5. ^ a b 『ジーニアス英和大辞典』、大修館書店、2008年。
  6. ^ a b 今田絵里香 『「少女」の社会史』 勁草書房、2007年。ISBN 978-4326648788
  7. ^ JIS L 4003:1997 少女用衣料のサイズ

関連項目



少女(STAGE5ボス)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/27 03:26 UTC 版)

式神の城」の記事における「少女(STAGE5ボス)」の解説

悪神であり、儀式魔術完成のため今回猟奇殺人計画この世界精神寄生体上記で鬼と称され人物)を神々復権などの名目そそのかし犯行指示した

※この「少女(STAGE5ボス)」の解説は、「式神の城」の解説の一部です。
「少女(STAGE5ボス)」を含む「式神の城」の記事については、「式神の城」の概要を参照ください。

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少女

出典:『Wiktionary』 (2021/06/12 14:42 UTC 版)

名詞

しょうじょ

  1. 年の若い女子

発音(?)

しょ↘ーじょ

類義語

対義語

翻訳

参照


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