喜び
喜び
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/27 18:01 UTC 版)
喜び(英: joy 、独: Freude )とは、好ましい状況に反応したりそれを思い出したりして生じる、精神状態[1]または一次的な感情[2]である。その強さに応じ、微笑み、笑い、喜びの叫びとして、または行為で表される。
広義においては、喜びの切っ掛けや、嬉しい気分、嬉しがっていることも、喜びと呼ばれる。幸せの語が喜びの意味で用いられるときもある。
喜びそれ自体では、良いか悪いかの見分けがつかない。当てはまる道徳との否定的または肯定的な関係があって初めて、喜びは価値付けされる(例えば、シャーデンフロイデあるいは勝利の喜び)。
喜びについての見方
仏教
仏教では、そして他の多くの東洋の宗教や瞑想の体系でも、喜ばしく円満な心の状態が自己認識と「注意深く」「正しい生き方」を通じて増進され得る、としている。従って他者の喜びを共に喜ぶこと(ムディター)は、仏教的な精神修養とその倫理の中心的な位置を占めている。
西洋哲学
ギリシアの哲学者エピクロスにとって、喜び(訳により「快」とも)は人生の中心的な目的である。
キリスト教
聖書には喜びについての話が多くある。旧約聖書には200箇所以上、新約聖書にも100以上ある。聖書では、神がいる喜びは力の源であると述べられており(「Die Freude am Herrn ist eure Stärke.」、ネヘ・8:10 、統一訳)、これにより、喜ばしくない状況でも内的な平衡を保てるようになる。聖書では喜びを聖霊の実の一つに数えている。隣人への奉仕も、奉仕する者に喜びをもたらし得る。
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出典参照
「喜び」の例文・使い方・用例・文例
- 彼らはトップのチームに意外な勝利をおさめて大喜びした
- 彼女の心は喜びで弾んだ
- 彼女の喜びが私たちに伝わってきた
- チャンピオンはメダルを与えられたとき喜びに泣いた
- 喜びの叫び声を上げる
- 他人の喜びや悲しみを感じられないなら人生に価値はない
- 旅の喜び
- その少女の笑顔は純粋な喜びを表していた
- 喜びを表した身ぶり
- 悲しみと喜びの両極端を経験する
- 家族を養うことは私の義務であり喜びでもある
- 私は彼女の姿を見て喜びの気持ちでいっぱいだった
- 私の心は喜びでいっぱいだった
- 彼は喜びでいっぱいになった
- 子どもたちは私にとって大きな喜びの種である
- 喜びに胸が弾んだ
- 喜びを顔に出す
- 良書を読む喜び
- 彼は喜びで気も狂わんばかりだった
- 安心と喜びの入り混じった気持ち
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