いつく・し【▽厳し/▽美し/▽慈し】
読み方:いつくし
1 神や天皇または貴人の威力が強く激しいさま。いかめしくおごそかである。
「そらみつ大和の国は皇神(すめがみ)の—・しき国」〈万・八九四〉
うま・し【▽旨し/▽甘し/▽美し】
読み方:うまし
[形シク]満ち足りていて美しい、すばらしいと賛美する気持ちを表す。よい。すばらしい。
「なんでふ心地すれば、かく物を思ひたるさまにて月を見給ふぞ、—・しき世に」〈竹取〉
[形ク]「うまい」の文語形。
[補説] のシク活用の用例はごく少ないが、「うましくに」「うましもの」など、終止形(シク活用では語幹の働きもする)に体言の直接ついた例もあるところから、上代にもシク活用の存在したことが知られる。ク活用が対象の状態を表現しているのに対し、シク活用のほうは対象に対する主観的な気持ちを表現している。
くわ・し〔くはし〕【▽細し/▽美し】
い・し【▽美し】
「美し」の例文・使い方・用例・文例
- それは確かに美しい島だ
- これらの花はとても美しい
- 芸術的な美しさ
- 彼は美術館の近くに住んでいたので,多くの美しい絵画を見ることができた
- 私の書斎から見える海はとても美しい
- 聴衆は彼女の美しい歌声に魅せられた
- その歌で彼は音楽の美しさに目覚めた
- 自然の美しさに気づくこと
- 美しい絵
- 美しい交響曲
- 息をのむほど美しい光景
- その女優は信じられないほど美しかった
- 彼女は美しい声をしている
- 彼女は美しく着飾っていた
- とても美しい女性
- この橋から3キロ下流に美しい湖がある
- 彼女は成長して美しい女性になった
- 彼女は快活で美しかった
- 彼の美しい演技は私を能の世界に引き込んだ
- ちょうど毛虫がチョウになるように彼女は美しい女性になった
美しと同じ種類の言葉
品詞の分類
- >> 「美し」を含む用語の索引
- 美しの意味のページへのリンク