息をのむ
読み方:いきをのむ
「息をのむ」とは、驚いて一瞬呼吸を止める・緊張感を持って見守ることを意味する表現である。
「息をのむ」は、明治時代を中心に活動した小説家・中島敦の代表作『山月記』の一説にも使われている言葉だ。具体的には、作品の主人公・李徴の友人・袁傪が、草の中から聞こえる不思議な声にじっと聞き入っている様子を「息をのんで」と表現している。『山月記』では、驚きはっとしたという意味ではなく、静かに息をひそめるという意味で使われている。
「息をのむ」という言葉は、高校現代文の教科書などに使われている評論文『水の東西』の一説でもある。具体的には、第2段落にある「壮大な水の造型がとどろきながら林立しているのに私は息をのんだ」と記載されている。ちなみに、作中にある「壮大な水の造型」とは噴水のことを表現した言葉だ。『水の東西』では、林立する噴水の美しさにはっと驚き息を止めたという意味で使われている。
「息をのむ」の類語は、息を凝らして様子を見守るという意味の「固唾を呑む」、呼吸を止めじっとしているという意味の「息を潜める」、驚き言葉を失うという意味がある「絶句する」、「唖然とする」、「茫然とする」などが挙げられる。
「息をのむ」と同様に「息」を使った慣用句・ことわざは、休憩する・ホッとするという意味がある「息を抜く」、気が緩む・安心するという意味の「息を延ぶ」、激しく体を動かして呼吸が早くなるという意味の「息を弾ませる」、呼吸が止まる・死ぬという意味がある「息を引き取る」などがある。
「息をのむ」の短文例題は、「紅葉の美しさにはっと息をのむ」、「彼女がドレスを身に着けると息をのむほど美しい」、「息をのむような静けさだ」などがある。
息を呑むほどの美しさとは、驚いて呼吸が一瞬止まってしまうくらいの美しさという意味がある。また、美しさを強調する際にも使われる表現だ。例えば、絶世の美女を表現する際に「息を飲むほどの美しさの女性だ」のように使う。
息をのむ美しさとは、美しさのあまり呼吸が一瞬止まるという意味がある。息を呑むほどの美しさとの違いは、比喩表現か否かである。具体的には、息を呑むほどの美しさとは、息が止まるようなという比喩表現を使っている。一方、息を呑む美しさは、実際に一瞬呼吸が止まる状態を表した言葉だ。驚きが強い場合にも使われる表現である。
その他には、「私の父はとても厳しいので、帰宅すると家族中が思わず息をのむ」、「ドライブ中に突然ネコが飛び出してきて、私は息をのむほど驚いた」、「満開になった桜の花の美しさに息をのむ人も多かった」、「彼の美しい佇まいを見た私は、思わず立ち止まり息をのむ」、「自宅に知らない人がいたので、息をのむと同時に体が硬直した」なども挙げられる。
「息をのむ」とは、驚いて一瞬呼吸を止める・緊張感を持って見守ることを意味する表現である。
「息をのむ」とは・「息をのむ」の意味
「息をのむ」とは、驚いて一瞬呼吸を止める・注意を引く出来事に対しはっとする・緊張感を持って見守るという意味がある。「息をのむ」は比喩的な表現を用いた慣用句だ。漢字で表記すると「息を呑む」で、英語では呼吸が止まる・はっとするという意味の「breathless」である。ただし、「吞む」という漢字は常用漢字表には記載されていない。そのため、公的な書類に記載する場合は平仮名で表記しなければいけない。「息をのむ」は、明治時代を中心に活動した小説家・中島敦の代表作『山月記』の一説にも使われている言葉だ。具体的には、作品の主人公・李徴の友人・袁傪が、草の中から聞こえる不思議な声にじっと聞き入っている様子を「息をのんで」と表現している。『山月記』では、驚きはっとしたという意味ではなく、静かに息をひそめるという意味で使われている。
「息をのむ」という言葉は、高校現代文の教科書などに使われている評論文『水の東西』の一説でもある。具体的には、第2段落にある「壮大な水の造型がとどろきながら林立しているのに私は息をのんだ」と記載されている。ちなみに、作中にある「壮大な水の造型」とは噴水のことを表現した言葉だ。『水の東西』では、林立する噴水の美しさにはっと驚き息を止めたという意味で使われている。
「息をのむ」の類語は、息を凝らして様子を見守るという意味の「固唾を呑む」、呼吸を止めじっとしているという意味の「息を潜める」、驚き言葉を失うという意味がある「絶句する」、「唖然とする」、「茫然とする」などが挙げられる。
「息をのむ」と同様に「息」を使った慣用句・ことわざは、休憩する・ホッとするという意味がある「息を抜く」、気が緩む・安心するという意味の「息を延ぶ」、激しく体を動かして呼吸が早くなるという意味の「息を弾ませる」、呼吸が止まる・死ぬという意味がある「息を引き取る」などがある。
「息をのむ」の短文例題は、「紅葉の美しさにはっと息をのむ」、「彼女がドレスを身に着けると息をのむほど美しい」、「息をのむような静けさだ」などがある。
「息をのむ」の読み方
「息をのむ」の読み方は、「いきをのむ」である。「息をのむ」の熟語・言い回し
「息をのむ」の熟語・言い回しには、息を呑むほどの美しさ、息をのむ美しさなどがある。息を呑むほどの美しさとは
息を呑むほどの美しさとは、驚いて呼吸が一瞬止まってしまうくらいの美しさという意味がある。また、美しさを強調する際にも使われる表現だ。例えば、絶世の美女を表現する際に「息を飲むほどの美しさの女性だ」のように使う。
息をのむ美しさとは
息をのむ美しさとは、美しさのあまり呼吸が一瞬止まるという意味がある。息を呑むほどの美しさとの違いは、比喩表現か否かである。具体的には、息を呑むほどの美しさとは、息が止まるようなという比喩表現を使っている。一方、息を呑む美しさは、実際に一瞬呼吸が止まる状態を表した言葉だ。驚きが強い場合にも使われる表現である。
「息をのむ」の使い方・例文
「息をのむ」の使い方・例文は、「朝日を浴びてキラキラと輝く新緑の美しさに息をのむ」、「久しぶりに会った彼女は、息をのむほど美しく成長していた」、「英語の先生は非常に厳しいので、教室内は息をのむように静まり返っている」、「突然祖父が亡くなったという連絡があったので、私たち一家は息をのむほど驚いた」、「山頂から見た景色の美しさは、誰しもが息をのむほどであった」などがある。その他には、「私の父はとても厳しいので、帰宅すると家族中が思わず息をのむ」、「ドライブ中に突然ネコが飛び出してきて、私は息をのむほど驚いた」、「満開になった桜の花の美しさに息をのむ人も多かった」、「彼の美しい佇まいを見た私は、思わず立ち止まり息をのむ」、「自宅に知らない人がいたので、息をのむと同時に体が硬直した」なども挙げられる。
息をのむ
「息をのむ」の例文・使い方・用例・文例
- 息をのむほど美しい光景
- その光景に息をのむ
- はっと息をのむ
- 飢えた人たちの写真にはっと息をのむ思いをした。
- 驚いてはっと息をのむ.
- 驚きのあまりはっと息をのむ.
- あっと息をのむようなすばらしい富士山の全景.
- 渦巻いた煙ではっと息をのむこと
- その試合は息をのむほどの接戦だった。
- シリーズの前2作と同様に,「M:i:Ⅲ」は息をのむようなスタントが盛りだくさんだ。
- その戦闘シーンにきっと息をのむことだろう。
- この映画には,宇宙から見た地球の息をのむような映像が含まれている。
- この映画の監督,リチャード・デイル氏は,「月面を歩いた宇宙飛行士に会ったとき,私は彼らの力強いオーラにすっかり圧倒されました。この映画は科学技術の発展についてのドキュメンタリーではなく,人類の宇宙探査の夢のために奮闘した勇敢な人間の物語なのです。みなさんはこの映画の息をのむような,そして畏(い)敬(けい)の念を起こさせる映像に感動するでしょう。この映画の物語はすべて事実であり,映画の中に空想や演出の余地はまったくありません。」と語っている。
- 頂上からの大西洋とピレネーの山々の景色は息をのむほど美しいです。
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