思いとは?

おもい〔おもひ〕【思い/想い/念い】

ある物事について考えをもつこと。また、その内容。所懐。「年頭の—を述べる」

予想予期想像。「—もしない結末

願い望み。「長年の—がかなう」「—を遂げる」

物思い回想。「秋の夜長に—にふける」

思慕の情。愛情恋心。「彼女への—が募る

執念恨み。「この世に—を残す」

あることを経験してもたらされる感じ。「胸のすく—」「自分だけいい—をする」

多く名詞の下に付いて)ある対象を気にかけ、大切にする気持ちが特に強いことを表す。「親—の息子

4の意から》喪に服すること。また、その期間。喪中

「ちちが—にてよめる」〈古今哀傷詞書


おもい おもひ 【思】

〔名〕 (動詞「おもう(思)」の連用形名詞化

物事理解したり感受したりするときの心の働きをいう。

(イ) ある事について、こうだと考えること。また、その内容。思慮所存

地蔵十輪経元慶七年点(883)九「説法の師を供養するときには仏世尊のごとしといふ想(オモヒ)あり」

(ロ) こうなるだろうという予想想像また、こうだろうという推量

蜻蛉(974頃)中「かけてだに思ひやはせし山ふかくいりあひの鐘にねをそへんとは」

(ハ) 過ぎてきたことをふりかえって心に浮かべること。回想追憶

蓬莱曲(1891)〈北村透谷〉一「今は早や、夢にも上らず、回想(オモヒ)も動かず」

(ニ) 物事から自然に受ける感じ感慨また、ある気持をいだかせるような体験

更級日記(1059頃)「花もみぢのおもひもみな忘れ悲しく」

平家13C前)三「諸人身の毛よだって、満座奇異思をなす

② ある対象強くけられる心の働きをいう。

(イ) こうしたいという願い希望また、こうしようという決意。「思いがかなう」

万葉(8C後)一八・四〇九四「大君の 御門(みかど)の守り われをおきて 人はあらじと いやたて 於毛比(オモヒ)し増(まさ)る」

俳諧奥の細道(1693‐94頃)旅立片雲風にさそはれて、漂泊思ひやまず」

(ロ) あれこれ心を悩ますこと。心配。物思いまた、嘆き悲しむ気持

万葉(8C後)一七・三九〇五「遊ぶ内の楽しき庭に折りかざしてば意毛比(オモヒ)なみかも」

(ハ) 恋し慕わし感じること。また、その気持いとしい気持思慕の情。和歌では「火」にかけて用いられることが多い。「思いをかける」「思いを寄せる

万葉(8C後)三・三七二「立ちて居て 念(おもひ)そ吾(あ)がする あはぬ子故に

(ニ) 大切にすること。また、そういう気持の強いさま、人。多く名詞の下に付いて語素的に用いる。

源氏100114頃)桐壺大方のやむごとなき御おもひにて」

虞美人草(1907)〈夏目漱石〉七「然し兄思(オモ)ひだよ」

(ホ) にくらしい、うらめしい強く感じること。また、その気持。うらみ。執念。「思いを晴らす

滑稽本浮世床(1813‐23)初「そりゃア思(オモ)ひがかかるはずだ。おらア聞てもがうはらだ」

(ヘ) いやな、つらい気持になること。

歌舞伎龍三升高根雲霧因果小僧)(1861)大切「日が暮れるとふるふので、燈火(あかり)の附くのが思(オモ)ひだよ」

③ (「物思い嘆き」の意から) 喪(も)に服すること。また、その期間。

古今(905‐914)哀傷・八四四詞書「女のおやのおもひにて山寺侍りけるを」


おぼし・い【思・覚】

〔形口〕 [文]おぼし 〔形シク〕 (「おもほし(思)」の変化したもの

① (助詞「と」を受けて) どうやら…と思われる。そう見受けられるまである

*竹取(9C末‐10C初)「その中にわうとおぼしき人」

平家13C前)一〇「御庵室の旧跡には、昔をしのぶとおぼしくて、老木ぞさきにける」

② こうありたい思われる思いどおりだ。

蜻蛉(974頃)下「みかどをわがままにおぼしきさまのまつりごとせん物をとぞいふ」


思い

作者岩谷ほなみ

収載図書にじをくぐろう
出版社新風舎
刊行年月2006.6
シリーズ名新風舎文庫


思い

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関連項目



思い

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和語の漢字表記

  1. おもい」を参照


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