草
「草」とは、インターネット掲示板やSNSで笑いを表すwを連続して入力したwwwが草を生やしているように見えることからインターネットスラングとして笑いのことを意味する表現。
もともとは、「笑い」や「(笑)」などを表記する際に、「warai」というローマ字入力が変換されずに「w」と省略されるようになり、それが連なることで「www」になり、さらにこの「www」が草が生えているように見えることから、最終的に「草」と言い表されるようになったという経緯がある。
草とは、草の意味
草とは、植物の形態のひとつのことで、正式名称は「草本」と呼ばれる。草は体が小さく、生息していられる期間も長くはない。草は「草ぶき」「草屋」のような使い方をして、草に「粗末」という意味を持たせることもある。英語では grass と表現する。日本独自のネットスラングとして、文末に「草」を付す場面も多く見られる。ネットスラングの草の意味
草は、ネットスラングで「笑い」、あるいは「嘲笑」を意味する。もともとは、「(笑)」を省略して「w」と書かれていたものが、「wが草に見える」との理由から「草」に変わっていった。ただし、「w」が語尾につける記号的な要素が強いのに対し、草は名詞として用いられる機会が目立つ。例文として「まったく勉強せずにテストを受けたら、案の定、赤点を取って草だった」といった使い方が挙げられる。また、ネット上では面白おかしい状況、相手を馬鹿にしたい場面などで「草が生える」と表現することもある。「冗談のつもりで言ったのに、本気にするのは草が生える」などと表現する。
なお、ネットスラングとしての草は敵対する相手への煽り文句として使用されることも少なくない。草は用いるタイミング次第で相手を不快にさせることもある。
草
草は、植物界に属する多年生または一年生の植物である。主に緑色の葉を持ち、地表近くで成長し、広範囲に分布している。草は、地球上で最も多様性に富んだ植物群であり、数千種が存在する。草は、維管束植物の中で最も進化したグループである単子葉植物に属し、その特徴は、葉の形状や花の構造、種子の発達に見られる。
草の葉は、一般的に線形で平行脈を持ち、柔らかくて薄い。これは、光合成を効率的に行い、水分や栄養素を効果的に吸収するための適応である。また、草の茎は、中空で節があり、柔軟性があるため、風や荷重に対して強い耐性を持つ。
草の花は、一般的に小さく、目立たない色をしており、風媒花として知られる。これは、風によって花粉が運ばれるため、鮮やかな色や香りを持つ必要がないためである。草の種子は、多くの場合、風によって遠くまで飛ばされるため、軽くて小さい。
草は、生態系において重要な役割を果たしている。特に、草原や草地は、多くの動物に食物や生息地を提供している。また、草は、土壌の保持や浸食防止に役立ち、水質の浄化や炭素の固定にも寄与している。さらに、草は、人間にとっても重要であり、穀物や牧草として利用されるほか、庭園や公園の景観を形成する要素としても重要である。
草
「草」とは、樹にならない植物・笑・スパイ・素人のことを意味する表現である。
「草」とは・「草」の意味
「草」は、樹のような太い幹を持たない植物を指す言葉である。太い幹を持っていない植物は、ひと通り「草」と呼ぶことができ、花を付けるものは「草花」、人にとって邪魔になるものは「雑草」という風に区別されることが多い。「草」は、ネット用語としても使用されている。「(笑)」に該当する言葉であり、インターネット掲示板やSNSで、自らが笑っていることを示すために用いる。主に若者言葉として使われることが多いため、「草」を使う人は感性が若いとされる。そして、古い考えや表現を重視する人の中には、「草」という表現を受け入れられない人も大勢いる。ネット用語は移り変わりが激しいため、「草」はもう古いとされることもある。ただ、「(笑)」「w」のように、古い表現であっても将来的に使用され続ける可能性はある。
「草」は、「スパイ」を意味する言葉でもある。中世の戦から近代の戦争に至るまで、幅広い時代で、一般人の中に紛れ込んで情報収集や暗殺などを行う人を指す。「草の者」と呼ばれることもあり、日本を代表する忍者も「草」の一種だ。また、「草」は、「素人」や「アマチュア」を意味する言葉でもある。職業人であるプロと区別するために、「草野球」や「草競馬」という風に、何らかの単語の前に付く接頭語として使用される。
「草」の語源・由来
「草」という漢字は、樹にならない、草に該当する植物を表した「艸」が元になっている。「艸」に「早」が加わり、「草」となった。「草」という漢字において、「早」の部分に意味はない。ネット用語の「草」は、笑っていることを示すネット用語「w」が元である。インターネット掲示板やSNSなどで「w」という文字を打つことは、「草を生やす」と呼ばれた。そのことから、「w」を草と呼ぶようになり、最終的には「w」ではなく呼び名である「草」が使用される形となっている。スパイを意味する「草」の語源は明確にはなっていないが、草のように目立たず活動することや、草が生える野原や山に潜むことなど、由来とされる説は複数ある。素人を指す接頭語の「草」の由来も同様に、不明確だ。素人が、整備されておらず、草が生えている場所でスポーツを行うことが由来となったという説や、スポーツを行う素人を雑草に例えたといった説がある。
「草」の熟語・言い回し
草www うざいとは
「草www うざい」は、ネット用語である「草」や「www」が鬱陶しいという意味の表現だ。「草」や「www」には、嘲笑や愛想笑いの意味合いが含まれることが少なくない。実際に笑っていることを示したとしても、相手に嘲笑や愛想笑いと受け取られる可能性もある。そして、実際に「草」や「www」といった言葉を送られて、嘲笑や愛想笑いだと受け取った人が、「草www うざい」という感情を抱くことがある。
まじ草とは
「まじ草」は、「本当に面白い」「真剣に笑える」といった意味の表現である。ただ単に笑っていることを示す「草」に、強調の意味合いを持つ「まじ」が組み合わせられている表現だ。
草生えるとは
「草生える」は、「笑う」「笑える」といった意味の表現である。「草」を動詞として使用する場合、「草生える」という形にする場合が多い。また、「草生える」が「草」と同義の言葉として扱われることも珍しくはない。
いや草とは
「いや草」は、笑うことを意味する「草」に、感動詞である「いや」が組み合わさった表現だ。驚きながら笑うといった意味合いがあり、予想外のことで笑わされたということを伝えるために使用する場合が多い。
「草」の使い方・例文
植物を指す「草」を用いて例文を作ると、「空き家を放置していたため、草が生え放題になっている」「この草には毒があるため、素手で触ってはいけない」という風になる。「(笑)」という意味のネット用語としては、「大臣が議題と全く関係のない発言をしているのは草」「あの映画は、俳優の演技が下手すぎたのが草だった」「蜂に襲われているとパニックになったが、よく見たらハエで草が生えた」といった使い方ができる。また、「駅の改札に、定期券と間違えて保険証を通そうとしてしまった」のような笑える話に対して、「草」「草生える」とだけコメントする場合も多い。スパイを指す場合の「草」は、「この武将は、戦に勝つため、大勢の草の者を使ったとされる」「この部隊の中に草が紛れ込んでいるかもしれない」という風に使用できる。接頭語の場合は、「この地域では祭りとして、金銭を賭けない草競馬が行われている」「彼は、来週末にある草サッカーの試合のために、トレーニングを行っている」のように使う。
草
インターネットスラングとしての「草」は、《「笑い」のリアクション》を意味する記号。「(笑)」と同義。「(笑)」が「w」と略記されるようになり、この「w」が可笑しさ面白さの度合いに応じて「www」「wwwww」と増量して用いられるようになり、この字面が芝生などの草のように見える、という理由で「草=笑い」という意味が成立した。笑いの記号としての「www」の便宜的な読み方として「草(くさ)」が用いられる場合もある。
なお「w」の字は全角文字で入力するのが本来的とされている。
「草」は笑いを意味する記号であり、「w」「www」と同義である。つまり、「まじで草w」のように「草」と「w」を並べると、重言となり、違和感のもとになる。くどい。
基本的にインターネットスラングは、リアルで使うと顰蹙(ひんしゅく)を買いやすい。今日ではネット発の流行語やネットスラングが日常会話で用いられることも珍しくなくなって来ているとはいえ、使い所はよくよく見極められたい。口頭での会話なら「草」と言わずに笑えばよい。
「草」の関連表現
笑いの記号としての「草」は、「芝」と呼ばれることもある。とりわけ「www」の表記が半角だった場合、半角入力の「w」が「半芝」と呼ばれ、往時は事情通からマナー違反として忌避されていた。「ですよねw」のように w を1つだけ用いて笑いを示す使い方は「単芝」と呼ばれる。簡便で使い勝手がよい表記ではあるが、何個か連ねる表記と比べると冷淡なニュアンスを伴って受け止められやすい。
「《草》よりも上位に位置する笑いの記号の発展形」という意味で、「草原」や「大草原」あるいは「林」「森」「ジャングル」のような言い方が用いられる場合がある。「大草原」はともかく「林」や「森」は広く浸透している表現とは言いにくく、たいてい「草超えて林」のような言い方が用いられる。
英語圏では、「草」にというか「wwwww」に近いネットスラングとして「lolololol」が用いられている。もともと「Laughing Out Loud」の略である「lol」が笑いの記号として用いられており、これを何個も連ねることで笑いの程度を示すようになった。そのように量的に程度を示す扱い方は「wwwww」と同じ発想である。
「草」を使った言い回しの例
#「まじ草」「まじ草」とは、非常に面白いことや呆れ笑いを意味する。例えば、「休日なのに会社に行かなければいけなくなった。」と言われた返しとして「まじ草」を使う。
#「草生える」
「草生える」とは、面白い出来事があった際に、相手に「〜があって面白かった」という意味で、「〜があって草生えた」と使う。また、相手の発言を馬鹿にしたり、呆れ笑いを表現したりする際にも、「草生える」と使うこともある。例文を挙げると、「テストの点が悪くて草生えた。」のようになる。ちなみに「草生えた」の応用例としては、笑うしかない状況を「草生やすしかない」、つまらなくて笑えない状況を「草も生えない」などが挙げられる。
#「大草原」
「大草原」とは草をたくさん生やす状況のことを言う。例えば先ほど例に挙げた「クwwwソwwwワwwwロwwwタwww」のようにたくさん草を並べていることを「大草原」と言う。また、「草」を使う状況の中でも特に面白かったり、どうしようもなくて笑うしかなかったりする状況でも「大草原」を使う。この場合は「テスト0点で大草原」のようになる。
#「草不可避」
「草不可避」とは、笑いが堪えられない、つまり草が生える状況を避けられないことを言う。例えば友達に面白い映画を勧めるときに、「草不可避だから観て!」と使う。ちなみに「草不可避」の上位表現として「草原不可避」「大草原不可避」がある。
「草」の読み方
「草」の読み方は、そのまま「くさ」である。「草」の由来・語源
「草」の由来・語源はインターネット掲示板2ちゃんねる(現5ちゃんねる)の利用者の会話である。2000年代頃インターネットの普及によって掲示板2ちゃんねるがオタクと呼ばれる人たちの間に広まった。元々は掲示板でローマ字入力で会話をする際に、「(笑)」を略して「w」(わら)と使っていた。この「w」が複数連なると、「wwwww」となる。これを草に見立てたことから「草」という言葉が登場した。ちなみに当時「w」は「(笑)」でも特に相手を馬鹿にしたり煽ったりする用途で使われることが多かった。また、2000年代後半〜2010年代前半にかけて、動画サイトニコニコ動画(現niconico)のユーザー数が中高生を中心に増えた。ニコニコ動画波動画に合わせてコメントが流れる形式のサイトであり、動画で面白い場面で「wwwww」と複数のユーザーがコメントをしており、草で画面がいっぱいになる状況から「大草原」や「草不可避」という言葉が生まれた。
しかし、ニコニコ動画の流行をきっかけにして、2ちゃんねるのルールを知らずにニコニコ動画と同じ感覚で、必要以上に「w」を使うユーザーが増えた。それと同時に元々2ちゃんねるを利用していた層を中心に、「w」を必要以上に使う人が嫌う傾向が出始めた。そこで、当時「wwwww」を嫌う人が「wwwww」を使う人に対して「草を生やすな」と注意をしており、「草を生やす」という表現はこの注意から来ている。
「w」や「草」がオタクの間だけではなく、幅広い層の若者の間で使われるようになったのは、2010年代半ばのことである。ツイッターやLINEなど手軽に会話ができたり、自分の気持ちや自分に起こった出来事を簡単に発信したりできるようになったことから、一気に「草」や「w」など2ちゃんねるから誕生した言葉、いわゆる2ちゃん用語が一般層にも知られることとなった。
「草」が使われるようになった当初は掲示板のみで使われる言葉であり、会話の中で「草」を使う=オタクというイメージもあり、知っているけれどもあえて会話の中では使わないという人も多かった。しかし現代では、2ちゃんねるやアニメ・マンガなどオタク文化とは無縁の層にも知られるようになり、特に若年層は文面だけでなく会話の中でも「草」を使う人が増えている。また、元々「草」や「w」はマイナスな意味で使われることが多かったが、現代ではただ面白い場面で使われる「(笑)」の代わりとして使っても通用する。
そう〔サウ〕【壮】
読み方:そう
[名・形動]
1 意気が盛んで勇ましいこと。また、そのさま。「その志を—とする」
2 30歳前後の血気盛んな年ごろ。また、その年ごろの男性。「—にして大家の貌がある」
くさ【草】
読み方:くさ
[名]
1 植物のうち、地上部が柔軟で、木質の部分が発達しないもの。草本(そうほん)。
3 まぐさ。かいば。
4 屋根を葺(ふ)く、わら・かやなどの植物。「—葺きの屋根」
5 《山野の草に伏して敵情をうかがう意から》忍びの者。間者。
[接頭]名詞に付いて、本格的でないものの意を表す。「—野球」「—競馬」
[下接語] 青草・秋草・浮き草・海草・埋め草・唐(から)草・枯れ草・腐(くち)草・下草・染め草・民草・摘み草・蔓(つる)草・夏草・七草・新(にい)草・庭草・春草・冬草・干し草・水草・道草・焼き草・若草(ぐさ)青人草・一番草・小(お)草・思い草・飼い草・敷き草・田草・千(ち)草・乳草・名無し草・二番草・根無し草・野草・葺(ふ)き草・ぺんぺん草・馬(ま)草・藻草・藻塩草
くさ【草】
そう【草】
読み方:そう
〈ソウ〉
1 くさ。「草本・草木/海草・香草・雑草・除草・毒草・牧草・本草(ほんぞう)・薬草・野草」
2 まだ開けていないころ。物事の始め。「草創・草昧(そうまい)」
〈くさ(ぐさ)〉「草木・草花/千草・七草・庭草・水草・若草」
[名のり]かや・しげ
[難読]通草(あけび)・車前草(おおばこ)・含羞草(おじぎそう)・酢漿草(かたばみ)・草臥(くたび)れる・草履(ぞうり)・煙草(タバコ)・草石蚕(ちょろぎ)・菠薐草(ほうれんそう)・海人草(まくり)・海仁草(まくり)・勿忘草(わすれなぐさ)・草鞋(わらじ)
そう〔サウ〕【草】
草
草
草
草
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/10/10 04:23 UTC 版)
草(くさ)
- 草本。一年生植物等の、木のような木質部が形成されない植物の総称。
- Wを草に見立てたインターネットスラング。(笑)を参照。
- アマチュアスポーツを指す日本語。「草野球」、「草サッカー」、「草競馬」など。
- 忍者の別称の一つ。主に、定住して周囲の信頼を得ながら秘密活動に携わる者を指す。
- 漢字の部首のひとつ。艸部参照。
- 草 (松本清張) - 松本清張の小説およびそれを原作とするテレビドラマ。
- 草 (子連れ狼) - 時代劇漫画「子連れ狼」に登場する密偵組織。
人名
- 外山草 (そう、1965 - ) - 男性脚本家
- 出雲草(そう、1968 - ) - フリーアナウンサー・松本ありの舞踊家としての名前。
- 白石草(はじめ、1969 - ) - ジャーナリスト
- 平沢草 (かや、1973 - ) - 女優
- 広澤草 (そう、1979 - ) - 女優
- 夜宵草(そう) - 漫画家
関連項目
草
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/06 23:16 UTC 版)
※この「草」の解説は、「古代王者恐竜キング」の解説の一部です。
「草」を含む「古代王者恐竜キング」の記事については、「古代王者恐竜キング」の概要を参照ください。
草
草
草 |
「草」の例文・使い方・用例・文例
- 雨が降らなかったせいで草木が枯れてしまった
- にじが草原の上に弧を描いていた
- その薬草は効きめがあるという多くの論拠がある
- 浅草のことなら手にとるように分かるよ
- 農夫たちは畑から雑草を焼き払った
- 牛が草を食べている
- 干し草を堅く縛った束
- ボブは夏の間ずっと毎週草を刈った
- 休暇に出かける前に草を刈っておく必要がある
- 庭の草花が風に吹かれて揺れていた
- 演説の草稿
- 条約を起草する
- その計画は起草中である
- 彼女ははだしで踏む草の感触が好きだった
- 香草
- 草の葉
- 牛に草を与える
- クローバーは牧草ですか
- その土地は草で覆われていた
- そんなことをするとお父さんが草葉の陰で泣くよ
草と同じ種類の言葉
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