聞こえ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/28 06:28 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動聞こえ(きこえ、英: sonority)または聞こえ度(きこえど)とは、ある音声が同じ強さ・高さ・長さであることを条件にして、他の音声と比較しどれだけ遠くに届くのかを示す指標。[1]遠くに届くものは聞こえが大きく、遠く届かないものは聞こえが小さい。また、聞こえは言語の音節構造を分析するための指標として使われることがある。例えば、聞こえ度配列法則(英: Sonority Sequencing Principle)は、音節内の音声の順番をそれぞれの音声の聞こえ度の高さによって決定する法則である。
聞こえ度の尺度
ある一つの言語に所属するそれぞれの言語音を聞こえを元に順位付けし並べたものを、聞こえ度の尺度(きこえどのしゃくど、英: sonority hierarchy)という。例えば、母音である[a](非円唇前舌広母音)は子音である[t](無声歯茎破裂音)よりも音量が大きく聞こえる。この時、母音[a]は子音[t]よりも聞こえ度が高いと言える。
音声の種類を聞こえ度の小さいものを上から順に並べると、以下のようになる。
脚注
出典
- ^ Peter Ladefoged; Keith Johnson (1 January 2010). A Course in Phonetics. Cengage Learning. ISBN 1-4282-3126-9
「聞こえ」の例文・使い方・用例・文例
- 彼女は私の声が聞こえないふりをした
- 大尉の命令は兵隊たちに大きくはっきりと聞こえた
- もう一度言って,聞こえなかったんだ
- 彼女の声は大きくはっきりと聞こえた
- 私たちに声が聞こえるように,もっと近くにお寄りなさい
- 花火がパチパチと鳴るのが聞こえた
- 彼女が大声で叫んでいるのが聞こえたが,彼女を見つけることはできなかった
- オオカミの鳴き声が遠くで聞こえた
- 彼は若い時片耳が聞こえなくなった
- 彼は耳がまったく聞こえない
- すさまじい騒音でほとんど耳が聞こえなかった
- 片方の耳が聞こえない
- 電話の向こう側で悲鳴が聞こえた
- もし生意気に聞こえたらごめんなさい
- 聞こえる方の耳で,私はそれが何の音か知ろうとした
- 「トミー,聞こえるかい」「うん,聞こえるよ」
- 部屋はしーんとしていたので針が落ちても聞こえるほどだった
- 父が別室でいびきをかいているのが聞こえた
- 彼は自分の名が呼ばれるのが聞こえなかった
- 祖母は耳がよく聞こえない
- 聞こえのページへのリンク