大修館書店
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![]() 大修館書店 本社 | |
種類 | 株式会社 |
---|---|
市場情報 | 非上場 |
本社所在地 |
![]() 〒113-8541 東京都文京区湯島2丁目1番1号 |
設立 | 1934年(昭和9年)12月2日 |
業種 | 情報・通信業 |
法人番号 | 6010001021872 |
事業内容 | 出版事業 |
代表者 | 鈴木 一行(代表取締役社長) |
資本金 | 1,000万円 |
売上高 | 44億5526万円(2016年(平成28年)8月現在) |
純利益 |
9115万3000円 (2020年08月31日時点)[1] |
総資産 |
80億8528万2000円 (2020年08月31日時点)[1] |
従業員数 |
54名(2017年(平成29年)3月、単体) 125名(関連会社を含む/2016年(平成28年)6月現在) |
主要子会社 |
株式会社大修館栄新総合管理センター 株式会社錦文 大修館出版販売株式会社 株式会社ゆまに書房 |
関係する人物 | 鈴木一平(創業者) |
外部リンク | https://www.taishukan.co.jp/ |
特記事項:1918年(大正7年)9月10日創業。 |
株式会社大修館書店(たいしゅうかんしょてん)は、辞典類・教科書・参考書などを刊行する日本の出版社。
沿革
1918年(大正7年)9月10日、鈴木一平によって設立。社名の由来は、鈴木が修業していた修学堂書店と、そこの主人辻本末吉がかつて勤めた大倉書店の出版方針を参考とすべく、双方の頭文字から取ったという。
教科書
その他の主な発行書籍
漢文や言語学関係に強く、月刊『言語』は、言語学に関する専門誌として、また月刊『しにか』は、東アジア文化圏の歴史、習俗、文化を考える雑誌として多くの論文を掲載していた(『しにか』は2004年3月号より休刊。『言語』は2010年1月号より休刊)。
辞典分野では諸橋轍次編著の『大漢和辞典』で古くから知られ、『英語動詞句活用辞典』『前置詞中心英語表現辞典』など実用性を目指した英文法、語法関係の辞典を刊行している。1957年(昭和32年)には菊池寛賞を受賞。一般向けの『漢語林』(のちに『新漢語林』)、現代漢和辞典などもある。
英和辞典では『スタンダード英和辞典』の刊行で知られた。1987年に『ジーニアス英和大辞典』、普及版の『ジーニアス英和辞典』を刊行し、一定の評価を得る。英語以外の言語(フランス語)でも評価の高い辞書を送り続けている。
国語辞典においても現代語に重点を置いた『明鏡国語辞典』があり、ここからベストセラー『問題な日本語』が生まれた。
教育関係の雑誌などでも知られ、スポーツ関連の専門書(水泳指導教本、ゴルフ指導教本、ソフトテニス指導教本、バスケットボール指導教本など)も刊行している。
創業家
大修館書店の創業者一族には、日本銀行理事と衆議院議員を務めたエコノミストの鈴木淑夫や、中央大学学長を務めたフランス文学者の鈴木康司がいる。
不祥事
大修館書店の英語の教科書を採択した5都府県の高校14校に対し、同社が英語の副教材を数十冊から200冊に亘り無償提供していたことが、2016年(平成28年)6月に判明した[2]。鈴木一行社長はルール違反を認めて謝罪し、業界団体である教科書協会の会長を辞任する意向を示した[3][4]。
脚注
- ^ a b 株式会社大修館書店 第87期決算公告
- ^ “大修館書店が教科書採択14高校に教材無償提供”. 産経ニュース. (2016年6月10日) 2020年10月3日閲覧。
- ^ “大修館書店 鈴木社長、教科書協会会長を辞任へ”. ニュースサイト「毎日新聞」. (2016年6月10日) 2020年10月3日閲覧。
- ^ “大修館書店社長「ルール違反、反省」協会会長辞任へ”. 日本経済新聞. (2016年6月10日) 2020年10月3日閲覧。
外部リンク
大修館書店
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語学関係に強みを持つ出版社で、『大漢和辞典』で著名。『漢語林』や『ジーニアス英和辞典』にも定評がある。近年デジタルコンテンツへの取り組みも始めている。 大修館古語林 林巨樹・安藤千鶴子【編著】 収録語36,000 小型 同社を代表する古語辞典。1997年刊行。同社の『漢語林』の姉妹版。最重要語の用例は全訳。72の主要助詞・助動詞は、表組みを使った大型囲み。古文解釈の難関である敬語項目は、敬語の種類や敬意の対象を具体的に示して丁寧に解説。古文学習に必要な規模を備え、従来の辞書の枠を越えた、何を覚えたらよいかにまで踏みこんだ解説で、古文が身近なものになる、新しいタイプの学習古語辞典。2色刷。カシオ計算機、セイコーインスツル両社の電子辞書に本書の「事典」編である『古語林古典文学事典』と本書の名歌名句項目である『古語林名歌名句事典』が搭載されている。高校生 - 一般向け。 大修館全訳古語辞典 林巨樹・安藤千鶴子【編著】 収録語20,000 小型 同社を代表する全訳古語辞典。2001年刊行。全用例に、一語一語対応した現代語訳。その語の意味の核心をおさえる、語源から現代語への流れを追った解説。助詞・助動詞は、意味・用法が一目でわかる大型囲み。敬語は、単語から複合語まで、訳し方、敬語の種類、敬意の対象などを詳説。人名・作品名・文法事項など、約千項目の事典を完備。2014年にPCのソフトウェア、2015年にiOS向けスマホアプリが発売されるなど、旺文社に追随する形でデジタルコンテンツへの取り組みが見られる。高校生 - 一般向け。 基本古語辞典 小西甚一【編著】 収録語6,000 小型 高校生の学習用途に特化した古語辞典。1966年に初版刊行以降、1974年の第三版まで刊行。2011年に新装版を刊行。ベストセラー『古文研究法』『古文の読解』で有名な小西甚一が執筆した古語辞典。『基本古語辞典 三訂版』(昭和51年刊)の二色刷大型版『学習基本古語辞典』(昭和59年刊)に初版以降のまえがき4編を収め、一色刷りで復刊。高等学校課程の国語科古典に現れる教材を理解するのに必要な、古代語・中古語・中世語・近世語を収録。高校生向け。
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