トリスタンとイゾルデ
トリスタンとイゾルデ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/26 22:12 UTC 版)
『トリスタンとイゾルデ』または『トリスタン物語』は、中世に宮廷詩人たちが広く語り伝えた恋愛物語。騎士トリスタン(Tristan)と、主君マルク王の妃となったイゾルデ(Isolde)の悲恋を描く。
- ^ 中高ドイツ語(中世のドイツ語)で書かれたゴットフリート・フォン・シュトラースブルクの作品では、主格形がÎsolt(イーゾルト)あるいはÎsôt(イーゾート)、属格・与格・対格形がÎsolde(イーゾルデ)。Gottfried von Straßburg: Tristan, Nach der Ausgabe von Reinhold Bechstein herausgegeben von Peter Ganz. Zweiter Teil. Wiesbaden: Brockhaus 1978. S. 373より
- ^ 徳井淑子『色で読む中世ヨーロッパ』講談社、2006年、51頁。ISBN 978-4-06-258364-0。
- ^ 石川敬三『トリスタンとイゾルデ』解説 p.363 は1170年頃が有力と伝えている。
- ^ a b c 佐藤輝夫『トリスタン伝説 流布本系の研究』 p.150
- ^ 石川敬三『トリスタンとイゾルデ』 p.4 序章
- ^ "La Folie Tristan" d'Oxford(英語版)、"La Folie Tristan" de Berne 。新倉俊一は『トリスタン佯狂』(1990年)、天澤衆子<は『もの狂いトゥリスタン』(1992年)と訳している。なお、ベディエは『トリスタン・イズー物語』に18章として挿入しており、これを佐藤輝夫は『狂えるトリスタン』(1941年)と訳している。佐藤は後に『トリスタン伝説 流布本系の研究』(1981年)中でテキストの翻訳はないが、標題を『狂恋のトリスタン』と訳している。
- ^ Charles‐Marie‐Joseph Bédier(1864‐1938年、フランスの中世文学研究者 アカデミー・フランセーズ会員)
- ^ Le Roman de Tristan et Iseut, 1900.
- ^ 石川敬三によれば、ペディエはすべてのトリスタン伝承は唯一つの原作品、原形から出ていると信じ、その原型を現存する作品を用いて復元しようとした(石川敬三訳 p.376)。佐藤輝夫訳『トリスタン・イズー物語』(岩波文庫版)の末尾 p.283-285 のベディエによる『編者ノート』に各章の出所について説示されている。
- ^ ゴットフリートの作は未完成で 9548行(第30章 白い手のイゾルデ の途中)までしかない。この石川訳では残りの部分をトマのテキストのヘルツ(ドイツ語版)による現代ドイツ語訳(Gottfried von Straßburg, Tristan und Isolde. Neu bearbeitet und nach den altfranzösischen Tristanfragmenten des Crouvere Thomas ergänzt von Wilhelm Hertz.からの重訳)で補っている。
- ^ 石川敬三は中世ドイツ文学者、1905 - 2008年 岡山県出身。1969年京都大学名誉教授、京都産業大学教授(当時)。
- ^ オザワアキオ、八戸学院大学 健康医療学部 人間健康学科 教授(経歴)
- ^ アマザワシュウコ、1947年 - 、敬愛大学非常勤講師(当時)
- ^ 一般に楽劇とされているが、ワーグナー唯一のジャンル無銘作品。
- ^ 人形劇団クラルテ『クラルテニュース』No.51 1989.9.1
- ^ a b 鳥居寛之. “物理学実験や加速器の名称”. 東京大学大学院総合文化研究科/松田研 粒子線・原子物理学研究室. 2009年11月9日閲覧。
- 1 トリスタンとイゾルデとは
- 2 トリスタンとイゾルデの概要
- 3 流布本系と騎士道本系
- 4 日本語訳
- 5 現代ドイツ語再話
- 6 参考文献
トリスタンとイゾルデ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/22 07:48 UTC 版)
「新・旭日の艦隊」の記事における「トリスタンとイゾルデ」の解説
戦略兵器『B』。コミック版でヒトラーが最終兵器として投入した、永久軌道を回る核攻撃用有人衛星。成層圏までは超巨大飛行船で運ばれ、そこからロケットブースターで大気圏を脱出する。「思考制御装置」により1人での操作が可能であり、電磁フィールドによる防御機構、船体の下には一基当り200kTの破壊力を持つ核弾頭を72個搭載、物理的直接攻撃以外の一切の攻撃を受け付けない自律兵器であり、技術跳躍が著しい後世世界最凶最悪の兵器。その内一個を米海軍北大西洋艦隊(戦艦4隻・空母6隻主力)に使用して壊滅に追い込み、ニューヨーク攻撃を計ったが間一髪のところでネオ日本武尊の砲撃を受けて大破、そのまま地球の引力圏に捉えられて爆砕した。
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トリスタンとイゾルデ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/10/24 15:47 UTC 版)
物語初期においてアイルランドの騎士として、コーンウォール代表のトリスタンと決闘し、毒を塗った剣でトリスタン卿に重傷を負わせるものの敗北。一応はアイルランドに帰還したが、その怪我が原因となって死亡してしまう。典型的なやられ役で、剣に毒を塗るという卑劣な行為をする人物であり、活躍はしていないが、トリスタン卿にとってアイルランドの王族であり、ひいてはイゾルデの血縁者でもあったマーハウス卿を殺してしまったことが、後々障害となる。
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