ほん【本】
[名]
3 模範とすべきもの。手本。「手習いの本とする」「行儀作法の本になる」
4 もととなるもの。主となるもの。根本。また、本分。「学業を本とする」
[接頭]名詞に付く。
1 今、現に問題にしているもの、当面のものであることを表す。この。「本議案」「本大会」
2 それがいま話している自分にかかわるものであることを表す。「本大臣としては」
[接尾]助数詞。漢語の数詞に付く。上に来る語によっては「ぼん」「ぽん」となる。
1 長い物、細長い棒状のものなどを数えるのに用いる。「鉛筆五本」「二本の道路」
2 剣道や柔道などで、技(わざ)の数を数えるのに用いる。「二本を先取する」

ぽん【本】
ぼん【本】
ほん【本】
[音]ホン(呉)(漢) [訓]もと
〈ホン〉
1 草木の根や茎。植物。「本草(ほんぞう)/草本・藤本(とうほん)・木本・禾本(かほん)科」
2 物事の根源。もと。「本源・本質・本性・本能・本末/元本・基本・根本・資本・大本・張本・抜本」
3 中心となる部分。主となる。「本業・本社・本州・本宅・本店・本部・本論」
4 当の。この。わが。「本案・本官・本件・本日・本書・本人・本邦」
5 正式の。本当の。「本意・本妻・本式・本名・本物(ほんもの)」
7 書物。文書。「異本・絵本・刊本・脚本・原本・古本(こほん・ふるほん)・写本・春本・正本(しょうほん・せいほん)・抄本・新本・製本・謄本・読本・配本・副本・返本・和本・単行本」
[名のり]なり・はじめ
もと【本/元】
[名]
1 物事の起こり。始まり。「事件の―をさぐる」「うわさの―をただす」
2 (「基」とも書く)物事の根本をなすところ。基本。「生活の―を正す」「悪の―を断つ」
3 (「基」とも書く)基礎。根拠。土台。「何を―に私を疑うのか」「事実を―にして書かれた小説」
4 (「因」とも書く)原因。「酒が―でけんかする」「風邪は万病の―」
5 もとで。資金。また、原価。仕入れ値。「―がかからない商売」「―をとる」
6 (「素」とも書く)原料。材料。たね。「たれの―」「料理の―を仕込む」
7 それを出したところ。それが出てくるところ。「火の―」「製造―」「販売―」
9 箸(はし)や筆の、手に持つ部分。
[下接句] 孝は百行(ひゃっこう)の本・失敗は成功のもと・短気は未練の元・釣り合わぬは不縁の基・生兵法は大怪我(おおけが)の基・油断は怪我(けが)の基
本
本
本
本
本
本
本
姓 | 読み方 |
---|---|
本 | はじめ |
本 | ほん |
本 | ほんざき |
本 | ほんやなぎ |
本 | ぽん |
本 | もと |
本 | もとはま |
本 | もとやなぎ |
本 | やなかもと |
本
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/05 14:46 UTC 版)
本(ほん)は、書籍(しょせき)または書物(しょもつ)とも呼ばれ、木、竹、絹布、紙等の軟質な素材に、文字、記号、図画等を筆写、印刷し、糸、糊等で装丁・製本したもの(銭存訓(1990)[書誌 1])。狭義では、複数枚の紙が一方の端を綴じられた状態になっているもの。このままの状態で紙の片面をページという。本を読む場合はページをめくる事によって次々と情報を得る事が出来る。つまり、狭義の本には巻物は含まれない。端から順を追ってしかみられない巻物を伸ばして蛇腹に折り、任意のページを開ける体裁としたものを折り本といい、折本の背面(文字の書かれていない側)で綴じたものが狭義の「本」といえる。本文が縦書きなら右綴じ、本文が横書きなら左綴じにする。また、1964年のユネスコ総会で採択された基準は、「本とは、表紙はページ数に入れず、本文が少なくとも49ページ以上から成る、印刷された非定期刊行物」と、定義している。5ページ以上49ページ未満は小冊子として分類している[1]。
全文
- ^ 晏嬰. “晏子春秋巻七「景公稱桓公之封管仲益晏子邑辭不受」”. 維基文庫. 2012年11月19日閲覧。
- ^ 范曄 (劉宋). “後漢書巻78「蔡侯紙」”. 2012年11月19日閲覧。
- ^ “日本書紀卷第廿九:天武天皇下:天渟中原瀛真人天皇”. 2012年11月19日閲覧。
- ^ “XMLによる六国史検索の試み(試行版)” (2005年). 2012年11月19日閲覧。で日本書紀選択、「川原寺 一切経」で検索
- ^ “校訂古事記”. 2012年11月20日閲覧。
- ^ 海龍王寺. “歴史と由来”. 2012年11月19日閲覧。
- ^ 奈良国立博物館. “奈良国立博物館《絵因果経》解説:天平勝寳五年五月七日類収小乗經納櫃目録”. 2012年11月19日閲覧。
- ^ 百瀬宏 (1996年). “歴史の文字 記載・活字・活版.第二部.活字の世界”. 東京大学総合研究博物館. 2012年11月19日閲覧。
- ^ Googleブックスで「群書類聚」を検索
- ^ 府川充男. “本木昌造製金属活字”. 2012年11月19日閲覧。
- ^ 東京国立博物館. “書籍館と浅草文庫:博物館蔵書の基礎”. 東京国立博物館:館の歴史. 2012年11月19日閲覧。
- ^ この節全て:公正取引委員会 報道発表資料 http://www.jftc.go.jp/pressrelease/08.july/080724tenpu01.pdf
書影
- ^ “康煕字典網上版”. p. 903. 2012年11月19日閲覧。
- ^ “康煕字典網上版”. p. 128. 2012年11月19日閲覧。
- ^ 伴信友 校; 岸田吟香(等編) (1883年). “本朝六国史.5,6 日本書紀”. 2012年11月19日閲覧。国立国会図書館デジタル化資料 p.89所収
- ^ “近代デジタルライブラリー:古事記巻中:応神天皇”. 2012年11月18日閲覧。
- ^ 国立国会図書館. “国立国会図書館デジタル化資料:日本国見在書目録”. 2012年11月19日閲覧。
- ^ “国立国会図書館デジタル化資料:本朝書籍目録”. 2012年11月19日閲覧。
- ^ 唐魏徴等 (1616年). “国立国会図書館デジタル化資料:群書治要”. 2012年11月19日閲覧。
- ^ “令義解”. 経済新聞社 (1897-1901). 2012年11月19日閲覧。(国史大系,12)国立国会図書館デジタル化資料
書誌
- ^ 銭存訓、宇都木章[ほか](訳)、1980.9、『中国古代書籍史』 NCID BN01440591 p.208
- ^ 銭存訓、宇都木章[ほか](訳)、1980.9、『中国古代書籍史』 NCID BN01440591 p.101
- ^ 太安万侶『校訂古事記』本居豊穎, 井上頼圀, 上田万年校訂、皇典講究所、1910年。NCID BA34072877。
- ^ 太安万侶 (1925). 古事記巻中:応神天皇. 古典保存会. NCID BA32996321
- ^ 『日本古典籍書誌学辞典』井上宗雄ほか、岩波書店、1999年。NCID BA40352550。 p.529
- ^ 『群書類従』塙保己一、1819年。NCID BA76594391。
注釈
本
出典:『Wiktionary』 (2019/11/19 22:05 UTC 版)
発音
名詞
語源
- 「本来のもの」を指す本から、書写に使うもとの書物を本というようになり、転じて書物全般を指す言葉になった。『枕草子(wp)』(「ありがたきもの」)では、「書写に使うもとの書物」という意味での用法が見られる[1]。
翻訳
- アイスランド語: bók (is)
- アイマラ語: liwru (ay)
- アイルランド語: leabhar (ga) 男性
- アゼルバイジャン語: kitab (az)
- アフリカーンス語: boek (af)
- アラビア語: كتاب (ar)(kitāb)男性
- アルバニア語: libër (sq)
- アルメニア語: գիրք (hy) (girkʿ)
- インターリングア: libro
- インドネシア語: buku (id), kitab (id)
- イタリア語: libro (it) 男性; (小型の書籍) libretto (it) 男性
- イディッシュ語: בוך (yi) (bukh) 中性
- イド語: libro (io)
- イヌクティトゥット語: ᕿᒥᕐᕈᐊᑦ(qimirruat)
- ヴィラモヴィアン語: bu̇h 中性
- ウェールズ語: llyfr (cy) 男性
- ウクライナ語: книжка (uk) (knýžka) 女性, книга (uk) (knýǥa) 女性
- ウズベク語: kitob (uz)
- ウルドゥー語: کتاب (kitāb), پستک (pustak)
- 英語: book (en)
- エストニア語: raamat (et)
- エスペラント: libro (eo)
- オセット語: чиныг
- オック語: libre (oc) 男性
- オランダ語: boek (nl) 中性
- カタルーニャ語: llibre (ca) 男性
- カビル語: adlis
- ガリシア語: libro (gl) 男性
- ギリシア語:
- クメール語: សៀវភៅ (sīəwpıw)
- クリミア・タタール語: kitap (crh)
- クルド語: pirtûk 女性, kitêb 女性, کتێب
- クロアチア語: knjiga (hr) 女性
- ケチュア語: liwru (qu); (エクアドルで): kamu (qu); (ペルーで): qillqa mayt'u (qu), qillqamaytu (qu); (ボリビアで): p'anqa (qu)
- コサ語: incwadi
- サモギティア語: kninga (bat-smg) 女性
- サンスクリット: पुस्तक (sa) (pustaka-) 中性
- ジャワ語: buku (jv)
- スウェーデン語: bok (sv) 通性
- スコットランド・ゲール語: leabhar
- スペイン語: libro (es) 男性
- スロヴァキア語: kniha (sk) 女性
- スロヴェニア語: knjiga (sl) 女性
- スワヒリ語: kitabu (sw)
- セルビア語: књига (sr) (knjiga) 女性
- タイ語: หนังสือ
- タガログ語: libro, aklat
- タミル語: நூல் (ta) (nool), புத்தகம் (ta) (puth-thagam)
- チェコ語: kniha (cs) 女性
- チェロキー語: ᎪᏪᎵ
- チャモロ語: lepblo
- チュヴァシュ語: кĕнеке
- 中国語: 書, 书 (shū)
- 朝鮮語: 책 (冊, chaek)
- 低地ドイツ語: boek
- テルグ語: పుస్తకం (pustakaM), పొత్తం (pottaM)
- デンマーク語: bog (da) 通性
- ドイツ語: Buch (de) 中性
- トク・ピシン: buk
- トルコ語: kitap (tr)
- ナワトル語: āmoxtli (nah)
- ナポリ語: libbro
- 西フリジア語: boek (fy) 中性
- ネパール語: पुस्तक (ne)
- ノルウェー語:
- バスク語: liburu (eu)
- ハンガリー語: könyv (hu)
- バンバラ語: gafɛ
- ヒンディー語: किताब (kitāb), पुस्तक (pustak)
- フィジー語: ivola (fj)
- フィンランド語: kirja (fi)
- フランス語: livre (fr) 男性
- ブルガリア語: книга (bg)(kníga)女性
- ブルトン語: levr (br)
- プロシア語: lāiskas 男性
- ベラルーシ語: кніга (be) (kniha) 女性
- ペルシア語: کِتاب (ketāb)
- ベトナム語: (cuốn, quyển) sách; sổ (ノート); sách giáo khoa (教科書)
- ヘブライ語: ספר (séfer) 男性
- ベンガル語: বই (bn)
- ペンシルヴァニア・ドイツ語: buch
- ポーランド語: książka (pl) 女性; (大型の書籍) księga (pl) 女性
- ボスニア語: knjiga (bs) 女性
- ポルトガル語: livro (pt) 男性
- マケドニア語: книга (mk) (kniga) 女性
- マダガスカル語: boky (mg)
- マラーティー語: पुस्तक (mr) (pustak)
- マラヤーラム語: പുസ്തകം (ml) (pusthakam)
- マルタ語: ktieb (mt)
- モンゴル語: ном (mn)(nom)
- ラテン語: liber (la) 男性, codex (la) 男性
- ラトヴィア語: grāmata (lv) 女性
- リトアニア語: knyga (lt) 女性
- 沖縄語: すむち(sumuchi 書物)
- リンブルフ語: book (li)
- ルーマニア語: carte (ro) 女性
- ルクセンブルク語: Buch (lb) 中性
- レズギ語: улуб, ктаб
- ロシア語: книга (ru) 女性 (kníga)
- ワロン語: live
助数詞
接頭辞
本
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