ほん‐しゃ【本社】
本社
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/27 13:19 UTC 版)
本社(ほんしゃ、英語: Head office)は、企業の複数ある事業所のうち、最も経営上の業務が集中している、経営上の中心となる事業所のことであるが、必ずしも明確な定義があるわけではなく、実際には当該企業が「本社」と称しているものが本社であるというほかない。「主たる営業所」を意味する商法上の「本店」とは必ずしも一致しない。
概要
本社には、社長室や総務・人事・経理などの管理部門、会社の経営方針を立案する部署、営業を企画・管理する部門などがあり、その会社の中枢の役目を果たす。メーカー(製造業)では主力工場と併設になっていることもある(例:トヨタ自動車、シチズン時計など)。
通常は本社と商法上の「本店」は同一であり、また、本店は商業登記の登記事項であることから、商業登記上の本店とも同一であるはずであるが、会社によっては「本社」と称する営業所が登記上の本店と異なることもある(例:日産自動車、中外製薬、ユニ・チャーム、富士通、KDDI、阪急電鉄、京阪電気鉄道など)。これらは、
- 本店が創業地や主力工場で、後に本社機能を利便性の高い場所へ移した(横浜市神奈川区の横浜工場に登記上の本店・横浜市西区高島にグローバル本社がある日産自動車や、かつて川崎市に登記上の本店があった東芝、押上一丁目の東京スカイツリーが登記上本店で本社は押上二丁目にある東武鉄道)
- 合併会社で、本社・本店をそれぞれの母体で分け合った(登記上の本店は名古屋市(旧東海銀行本店)に置いていたが、実質的な本社機能は旧三和銀行東京本部、課税文書作成地を大阪市(旧三和銀行本店)に定めた旧UFJ銀行)
場合などに見られる。こういった会社の場合、一般的に国税は登記上の本店の所在地を管轄する税務署(大規模な会社は国税局)が徴収・監督する。また、会社の組織に関する訴えは、登記上の本店の所在地を管轄する地方裁判所の専属管轄となる。
大企業においては、東京本社や大阪本社など、複数の本社を置き、本社機能を分散している場合がある(例:伊藤忠商事、川崎重工業)。また、大阪・名古屋などの他都市に本社(登記上の本店)があっても、「東京本部」「東京営業部」「東京本社」といった東京の拠点が実質上の本社になっている企業もある(例:大阪市に本店を置く阪和興業、名古屋市に本店を置くゲオホールディングスなど)。
所在地に関しては、好立地のオフィスビルを本社とする企業が多い一方、自社の作業施設に本社を併設する企業もある(ユニー、王将フードサービスなど)。
その他
グループ企業の中心となる会社という意味で、持株会社の商号の一部として用いられることもある(例:大和証券グループ本社)。
神社において、分社または摂社・末社の対義語として用いられる。古くは「ほんじゃ」と読んだ[1]。本宮とも。
会社や神社が、自社のことを指すときに使う代名詞として「本社」を用いる場合がある[1]。「当社」「弊社」などともいう。
脚注
本社(権現堂)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/12 00:09 UTC 版)
本尊:飯縄権現 薬王院の中心となる本社で、飯縄権現を祀る社殿(神社)である。現在の社殿は1729年(享保14年)に本殿が建立され、1753年(宝暦3年)に幣殿と拝殿が建立された。のち1805年(文化2年)・1965年(昭和40年)・1998年(平成10年)に大改修を行なっている。江戸時代後期の代表的な神社建築で1952年(昭和27年)に東京都指定有形文化財に指定されている。入母屋造の本殿と拝殿を幣殿で繋いだ権現造である。社殿全体に華麗で極彩色の装飾がなされていることが特徴である。社殿前方には鳥居があり、神社であることが分かる。寺院の中にある神社という形態は神仏分離以前の神社の姿の一つの典型例といえるだろう。本尊の飯縄大権現立像は異形の仏として有名。
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本社(東京都新宿区西新宿3-20-1地図)
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「ロッテ」の記事における「本社(東京都新宿区西新宿3-20-1地図)」の解説
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本社(神戸情報文化ビル)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/21 05:48 UTC 版)
「ラジオ関西」の記事における「本社(神戸情報文化ビル)」の解説
スタジオは7階に701 - 704の4つと、1階にスタジオサルパ(別名101スタジオ)がある。
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本社(山麓)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/21 07:14 UTC 版)
社殿は明治45年(1912年)に焼失し、大正5年(1916年)に現在地に移って再建された。拝殿の背後に弥彦山を仰ぐ。 本殿 - 三間社流造。 幣殿 拝殿 万葉道
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本社(口之宮)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/12 00:40 UTC 版)
朱の大鳥居:1994年(平成6年)6月23日建立 二の鳥居 神門:外側は大天狗像・小天狗像が、内側には武者姿像。2006年(平成18年)4月4日竣工。 三の鳥居:本殿に上がる石段下にあり、ここからの石段の真ん中の手すりは元の頂上への鉄鎖が使われている。 本殿:祭神は石鎚大神。1967年(昭和42年)4月竣工、2015年(平成27年)改修。元のこの地には本殿で本社蔵王大権現があったが1872年(明治5年)に焼失していた。 祖霊殿:祭神は石鎚山開山の祖役行者、別当寺時代の前神寺、横峰寺の主管者、明治の神仏分離以降の祀宮、社司、社掌、宮司をはじめ神社職員、先達の物故者の神霊。祭日は4月6日が春季大祭並びに合祀祭、10月6日が秋季大祭並びに合祀祭、毎月15日が命日祭。元の前神寺のときは石鈇山社で石鈇山大権現を祀っていた。 石鎚山への登山口の鳥居:祖霊殿の向って左にあり、昔はここから石鎚山へ向っていた。 御神水所 旧頂上祠:2016年(平成28年)6月25日竣工。石鎚山頂上の磐座の祠を移転された。 摂社綜合摂社(6社併設):その社名と祭神は、秋葉神社で火之加具土神、大山祇神社で大山祇神、伊雑社で皇大神、荒神社で天照大御神荒魂、河内八幡神社で誉田別命、開拓社で三右ヱ門命である。祭日は3月15日。 天皇社:祭神は素盞嗚命。祭日は旧暦6月13日。 厳島社:祭神は市杵島姫命、田心姫命、湍津姫命。祭日は6月17日。 三倍神社:祭神は素戔嗚尊、相殿に言代主神、伊藤八郎平霊。慶長年間土佐国より石鎚山麓西条市中奥大字今宮に勧請。産土神として崇敬されていたが過疎のため1983年(昭和58年)10月9日に石鎚神社境内に遷座した。祭日は10月10日。 方違社:祭神は歳徳神。祭日は1月3日。 大石社:祭神は猿田彦命。祭日は10月10日。 摂社(綜合摂社、天皇社、厳島社、三倍神社、方違社、大石社) 祓所:祭神は祓戸大神 元の禊場:神変大菩薩石像が鎮座 禊場:滝行ができる。更衣室も完備。 神札授与所および参集殿:本殿の前にあり、巫女が常駐している。2015年新築。 齋館 社務所:2005年(平成17年)2月14日竣工。 会館:1981年(昭和56年)4月16日竣工。 神苑 句碑歌碑:五島茂「神の山伊豫の高嶺にのぼる日に 燧の灘の波光りあ里」五島美代子「天雲を分けのぼる影もうつるかと たぎつ山水うつふして見つ」、「ちゝにむかふ厳しさして船の上ゆ いしづち山の朝すがたみる 」、松尾芭蕉「花咲きて七日鶴みる麓哉」が文学の森にある。「石鎚乃神のみ霊を拝み申す 役行者の法そしのばむ」が神変大菩薩石像の右にある。 石槌山常夜燈:中山川河口近くの東岸にあり。明治24年の銘。その横に「古んぴらさんへ 十九里」天保十四年の石碑。地図 宿泊:なし。駐車場:境内下、神門前、国道脇にいずれも無料であり。
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「本社」の例文・使い方・用例・文例
- 東京に本社を置く会社
- 髪を染めることは今日では日本社会でも認められたようだ
- その会社の本社は東京にある
- 本社はロンドンにある
- 出生率の低下は変わりゆく日本社会の反映だ
- 本社では2000点以上の商品を取り扱う
- 本社はジェンダーフリーな環境の維持を目指している。
- 本社の東棟正面に集合。
- バスで本社に戻る。
- ここSummervilleの本社に名士録*があるとしたら、彼は間違いなくそれに載っているでしょう。
- 7 月25 日、本社で参加者にインタビューを行い、その際に効力や風味、ネーミングなどの区分について、1-10の段階で試供品を評価してもらいます。
- 本社社屋の修繕費は本社共通費に含まれる。
- 今後のことを考えて、本社を東京に移転することになりました。
- 契約書の送付先を本社に変更して頂けますか?
- この東京支社に、アメリカの本社から社長が明日突然来るかもしれない。
- 本社移転のお知らせ
- 私達の本社は1980年から東京にあります。
- 今日の午後、本社から人が来ます。
- 私たちは本社からまず価格について目途をつけるよう指示を受けている。
- 本社から指示により、私たちはまずあなたと価格の交渉をおこなわなければならない。
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