だい‐きぎょう〔‐キゲフ〕【大企業】
大企業
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/13 23:52 UTC 版)
大企業(だいきぎょう)は、多額の資本金を有し、多数の従業員を雇用する、中小企業よりも規模の大きい企業[1] [2]。日本では、中小企業の定義が中小企業基本法で定まっているのに対して、大企業の定義は明確に定められているわけではない[1]。そのため、中小企業ではない企業が大企業であると定義される場合が多い[1] [3]。ただし、法律によって大企業と中小企業の判断基準は異なる[4]。
定義
法律で「大企業」そのものが定義されているわけではなく、1963年(昭和38年)の中小企業基本法(昭和38年法律第154号)第2条で定義された「中小企業」の反対解釈として「大企業」とみなすのが一般的である。その場合、大企業の定義は以下のようになる。
- 資本金の額又は出資の総額が3億円を超え、かつ常時使用する従業員の数が300人を超える会社及び個人であって、製造業、建設業、運輸業その他の業種(次号から第四号までに掲げる業種を除く)に属する事業を主たる事業として営むもの
- 資本金の額又は出資の総額が1億円を超え、かつ常時使用する従業員の数が100人を超える会社及び個人であって、卸売業に属する事業を主たる事業として営むもの
- 資本金の額又は出資の総額が5,000万円を超え、かつ常時使用する従業員の数が100人を超える会社及び個人であって、サービス業に属する事業を主たる事業として営むもの
- 資本金の額又は出資の総額が5,000万円を超え、かつ常時使用する従業員の数が50人を超える会社及び個人であって、小売業に属する事業を主たる事業として営むもの
尚、その他の基準は以下のとおりである。
- 租税特別措置法第42条の定義 - 資本金の額が1億円以下の会社を中小企業者としている。
類似する分類
類似する分類としては、慣例として大手企業または大企業(各業種のトップを占める数社)、準大手企業または準大企業(大手と中堅の中間に位置する企業)、中堅企業(大企業に属する会社のうち資本金10億円未満の企業及び中小企業に属する会社のうち資本金1億円以上の企業)に分類される場合がある[1]。ただし大手企業と準大手企業の違いは明確には定められておらず、主に知名度に基づくとされ、資本金額や従業員数などの企業規模の大きさに基づく分類ではない[1]。
脚注
- ^ a b c d e “転職を考えるうえで知っておきたい!「大企業」の定義と中小企業との違い|求人・転職エージェントはマイナビエージェント”. マイナビエージェント. 2023年4月19日閲覧。
- ^ “大企業の定義とは?中小企業との違いや大企業の特徴、働く上での注意点には何がある?”. バイトルマガジン BOMS(ボムス). 2023年4月19日閲覧。
- ^ “中小企業庁:FAQ「中小企業の定義について」”. www.chusho.meti.go.jp. 2023年4月19日閲覧。
- ^ “大企業、中小企業の定義について | 「社会保険労務士法人 大野事務所」:労務監査をはじめ人事・労務制度の設計、運用をトータルサポート”. 大野事務所. 2023年4月19日閲覧。
関連項目
大企業
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/22 03:41 UTC 版)
アウクスブルクはその立地の良さから歴史的に重要な工業都市であり、特に紡績業では古くから世界の中心都市であった。しかしこの職種の企業はやがて街からほぼ完全になくなった。 この街は特に工業企業の大規模な工場があることが特徴である。旧市街の周縁部にはMAN、印刷機製造のmanroland、トランスミッション製造のRenk、照明器具メーカーのOsram、製紙業者のUPM-キュンメネがある。ドイツ第3位のゼネコン Walter Bau AGはテクスティール街に本社があったが、2005年に倒産を申告した。 アウクスブルク南部のハウシュテッテンには2番目に大きな産業地区がある。ここにはEADSの子会社である Premium AEROTECやMT Aerospace AGといった航空宇宙産業、コンピュータの開発・製造を行うフジツー・シーメンス・コンピューターズ、テクノパークを有するシーメンスといった企業がある。 アウクスブルク東部のレヒハウゼンには産業用ロボットやSchweißanlagen製造のKUKA、世界最大のカトリック書籍出版・販売のWeltbildグループがある。金融部門の自動機器、レジスターシステムやデータバンクシステムのNCRはアウクスブルク西部のクリークスハーバーにドイツ本社を置いている。 この他の大企業としては、自動封書システムやメールルーム・ソリューション開発のBöwe Systec、ソフトウェア・ハードウェア開発のBeta Systems Software AG、自動車・オートバイ・有用車両(トラックなど)の排気ガス処理装置製造のEMCON Technologies、自動車洗浄機製造のWashTecなどがある。
※この「大企業」の解説は、「アウクスブルク」の解説の一部です。
「大企業」を含む「アウクスブルク」の記事については、「アウクスブルク」の概要を参照ください。
「大企業」の例文・使い方・用例・文例
- 大企業
- その会社は規模を拡大して大企業になった
- 巨大企業
- いくつかの会社が合併して1つの大企業になった
- 週5日制は大企業ではもう普通になっている
- 大企業と取り引きする
- 大企業では同回答の割合が増加する
- Baronは、アジアの主要都市に100 を超えるホテルを構える、ビジネスホテルの巨大企業で、高級ホテル市場への進出を目指している。
- Holman Healthは栄養補助食品業界の巨大企業で、最高経営責任者であるBud Rollinsを交代させようとしているが、Bud Rollinsは機会があるたびに、彼と同社取締役会とがあらゆる点で合意できるようには思えないと公言していた。
- その会社は数十兆ドルの価値を持つ巨大企業に成長した。
- 私たちは大企業とのメガディールにサインした。
- 農産工業の大企業
- 多くの大企業が従業員を対象とした持家援助に関する制度を備えている。
- マネジメントアプローチは大企業の経営には有効だが、小さな店の運営には不向きかもしれない。
- 会社法以後、大企業以外も会計監査人設置会社になった。
- 構造的慣性はいわゆる「大企業病」の原因になり得る。
- 事業セグメントは多角経営を行う大企業に特に見られる。
- 分散型事業とは、事実上、大企業が存在しない業界のことである。
- 日本の大企業の多くが退職金制度を備えている。
- 大企業のページへのリンク