いりょう‐じゅうじしゃ〔イレウ‐〕【医療従事者】
医療従事者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/05 02:42 UTC 版)
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医療従事者(いりょうじゅうじしゃ、英語: health professional、health care practitioner)とは、医療(いりょう、英語: health care)に従事する者を指す(※雇用・契約関係の有無は問われない)[1]。
医師・歯科医師・薬剤師・助産師など独立業務を行う者のほか、医師・歯科医師らの指示のもとに医療行為や支援を行う看護師、歯科衛生士などのコ・メディカルや、それらに関連した事務に携わる者も医療従事者と呼ばれることがある。
医師、歯科医師、薬剤師においては医師法、歯科医師法、薬剤師法により常に品位を損してはならない。これら三資格者は他の職業にあっても医籍、歯科医籍、薬剤師名簿に登録されている為、二年に一度、厚生労働大臣へ氏名、住所、その他厚生労働省の定める事項を届ける義務がある。よって他の職業にあっても常に高い倫理観を持っておかなければならない。
医療職・医療者・医療資格者と同じく使用されることもあるが、それぞれ完全な同義ではない。保健・福祉・介護などの従事者との境界は曖昧である。
狭義では近代西洋医学に携わる者を指し、広義では統合医療、つまり近代西洋医学にくわえて伝統医学や相補・代替医療に携わる者を指す。
概要
病気や障害その他の健康課題を持った人や集団に対して、専門的知識と技術を行使し、人や集団の健康機能を最大限に発揮できるように援助行為を行うと考えられる。
病院、医院、診療所、薬局、助産所、施術所、歯科技工所、介護老人保健施設などの医療機関・医療関連機関[2] に勤務、または開業している者が多い。
多くの場合、採用に当たっては免許や資格を所有し、専門性を有していることが求められる。
医療従事者の業務は、対象者の生命・身体・精神の根幹に関わるものであるため、他職種に比しても特に高い専門性が要求される。
専門的知識を持っていることも大事ではあるが、それに加えて、患者の生活を支援するために患者の個性を知り患者の生活を知ることも重要で、
などが求められている、ともされる[3]。
日本では2020年1月から始まった新型コロナウイルス感染症の流行で、感染拡大を防ごうと過酷な現場で奮闘する医療従事者には多くの感謝の声が届いた[4]。
職種
国家資格である資格だけでも医師、歯科医師、薬剤師、看護師、助産師、保健師、公認心理師、管理栄養士、臨床検査技師、診療放射線技師、臨床工学技士、歯科衛生士、理学療法士、作業療法士、義肢装具士、歯科技工士、救急救命士、言語聴覚士、視能訓練士など、多数ある[3]。
保健医療の分野では、国家資格であるあん摩マッサージ指圧師、柔道整復師、はり師・きゅう師、介護福祉士が存在している[5]。アメリカやイギリスなど海外では専門医療とされながら日本では法的資格制度がないカイロプラクターなども存在する[6]。
尚、2019年より新たな国家資格として公認心理士が追加された。
日本における医療従事者に関連した資格・職種は厚生労働省が管轄する範囲を超えて広範に存在する。
日本における職種に関連した資格情報は「日本の医療・福祉・教育に関する資格一覧」を参照。
脚注
出典
- ^ Health Care Professionals and Qualifications JAMA. 2012;308(21):2296. doi:10.1001/jama.2012.4096
- ^ 総務省・経済産業省 経済センサス 単独事業所調査票(医療・福祉) (PDF)
- ^ a b 『医療入門 よりよいコラボレーションのために』第二章
- ^ 本当にありがとうございます(日本医師会) (PDF)
- ^ 厚生労働省職業安定局 ハローワークインターネットサービス 医療・保健・福祉の職業
- ^ 厚生労働省『「統合医療」に係る情報発信等推進事業』 https://www.ejim.ncgg.go.jp/public/overseas/c02/04.html カイロプラクティック・海外の情報
関連項目
医療従事者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/17 22:19 UTC 版)
「切り裂きジャックの告白」の記事における「医療従事者」の解説
真境名 孝彦(まじきな たかひこ) 帝都大附属病院の医師で、沙耶香の主治医でもある。白髪交じりで真摯な風貌。60歳を過ぎて臨床に携わりながら学会などで東奔西走している。臓器移植推進派で、榊原と共に手術と腕はツートップともいわれる。徹底した合理的精神の持ち主で、周りが恐縮するくらい生真面目。自宅近くに論文の執筆をするための事務所を持っている。 真境名 陽子(まじきな ようこ) 孝彦の妻。44歳。麻酔医で、孝彦が執刀する手術ではいつも麻酔を担当し、公私ともにパートナーをつとめている。元は孝彦の教え子だった。 榊原 博人(さかきばら ひろと) 帝都大付属病院勤務。臓器摘出手術では真境名と並んで成功率の高い医師。ロマンスグレーをオールバックに撫で付け、表情はいつも柔和。しかし口をついて出る言葉の多くが歯に衣着せぬ毒舌。実は臓器移植には消極的。真境名孝彦とは大学時代からの友人でライバルでもあり、医者仲間からはSMコンビ(S=榊原、M=真境名)とも言われている。由緒正しい仏寺の生まれ。 梨田(なしだ) 榊原率いる執刀チームの看護師。 久世山(くぜやま) 榊原率いる執刀チームの麻酔医。 高野 千春(たかの ちはる) 帝都大附属病院の移植コーディネーター。移植医療の未来に理想を抱いてこの職についたが、移植後のレシピエントの姿に幻滅することもあり、その理想は内部崩壊をはじめている。子供の頃から何かに集中できない時、眉を小刻みに震わせる癖がある。 美登里(みどり)という娘がいたが、2年前、4歳の時に自分が目を離したすきに公道に飛び出してしまい、車に轢かれて亡くなった。美登里が死んだ責任を争っているうちに夫とは気持ちが離れて別れた。 筑波 稔(つくば みのる) 恵帝(けいてい)大付属病院の医師。肝臓移植の執刀医。神経質そうな面立ちをしている。独身。移植推進派の中でも先鋒と噂される程の人間。 鮎川 達志(あゆかわ たつし) 黎名(れいめい)病院の医師。肺の移植手術の執刀医。埼玉県医師会常任理事。好々爺然とした中にも風格が見え隠れする。70歳近くなった今でも年に200例ほど手術をする。 結城 丈二(ゆうき じょうじ) 京葉医療センターの医師。腎臓移植の執刀医。冷静沈着で感情らしいものを見せない。 城仁田 健譲(しろにた けんじょう) 羽生谷(はにゅうだに)総合病院の医師。心臓移植の執刀医。
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