セルフケア
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/20 02:50 UTC 版)
セルフケア(英: self care)とは、自分自身をケアすること、すなわち自分自身で世話をする・面倒を見ることである[1]。看護開発協議会は、対人関係およびコミュニケーションを通して学習された、ひとりひとりが管理・意図し、自発的に行う自己節制的な行為(機能)と定義している[2][3][4]。
注釈
- ^ 自覚が不足して、生活習慣が正常な状態から極端に逸脱してしまうと、セルフケアを成立させることが困難になり、それどころか病院でも治療は困難となってしまうことは多い。人間の身体というのは、あくまで生きている存在であり、機械の自動車の部品のように、普段気を抜いて壊してしまっておいてから「壊れたらならばユニットごと交換すれば済むさ」というようなものではない。人体というものの性質上、健康というのは、普段から継続的に注意して維持するよりしかたないものなのである。
出典
- ^ a b c d 『セルフケアの再獲得 (ナーシング・グラフィカ成人看護学)』 メディカ出版、2012年12月1日。ISBN 978-4840441285。
- ^ a b Nursing Development Conference Group (1979), Concept formalization in nursing: Process and product, Little, Brown, ISBN 978-0316614214。和書は看護開発協議会 『看護概念の再検討』 メディカル・サイエンス・インターナショナル、1984年1月。ISBN 494392123X。
- ^ a b c ドロセア・オレム 1995, pp. 149–154.
- ^ a b Alexander Segall and Jay Goldstein (1998). “Exploring the Correlates of Self Provided Health Care Behaviour”. In Coburn, David; D'Arcy, Alex; Torrance, George Murray. Health and Canadian Society: Sociological Perspectives. University of Toronto Press. pp. 279–280. ISBN 0802080529 2013年8月29日閲覧。
- ^ Palo Stoller, Eleanor (1998). Ory,, Marcia G.; DeFriese, Gordon H.. eds. Self-care in Later Life: Research, Program, and Policy Issues. Springer Publishing Company. pp. 24–25. ISBN 0826196950 2013年8月28日閲覧。
- ^ a b c d e Taylor, Susan G.; Katherine Renpenning; Kathie McLaughlin Renpenning (2011). Self-care Science, Nursing Theory, and Evidence-based Practice. Springer Publishing Company. pp. 39–41. ISBN 0826107796 2013年8月25日閲覧。
- ^ Kollack, Ingrid (2006). “The Concept of Self Care”. In Kim,, Hesook Suzie; Kollak, Ingrid. Nursing Theories: Conceptual and Philosophical Foundations. Springer Publishing Company. p. 45. ISBN 0826140068 2013年8月31日閲覧。
- ^ Chambers, Ruth; Gill Wakley; Alison Blenkinsopp (2006). Supporting Self Care in Primary Care. Radcliffe Publishing. pp. 15, 101, 105. ISBN 1846190703 2013年8月29日閲覧。
- ^ a b Mertig, Rita G. (2012). Nurses' Guide to Teaching Diabetes Self-management. Springer Publishing Company. p. 240. ISBN 0826108288 2013年8月30日閲覧。
- ^ a b c d e f g ドロセア・オレム 1995, pp. 155–171.
- ^ Ziguras, Christopher (2013). Self-care: Embodiment, Personal Autonomy and the Shaping of Health Consciousness. Routledge. pp. 14–15. ISBN 1134419694 2013年8月31日閲覧。
- ^ Preventing Heart Disease: Healthy Living Habits (Report). アメリカ疾病予防管理センター. (2015-10-10) .
- 1 セルフケアとは
- 2 セルフケアの概要
- 3 健康の維持
- 4 歴史
セルフケア
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慢性疼痛に対してはセルフケアが重要であるとされ、エビデンスレベルと推奨度がまとめられた。 セルフケアのエビデンスレベルと推奨度エビデンスレベル推奨度運動(有酸素運動、ストレッチ、筋肉トレーニング) Ⅰ B 考え方(認知行動療法、瞑想、マインドフルネス) Ⅰ B ヨガ Ⅰ B 痛みへの理解 Ⅱa B マッサージ (Ⅱa) C 食事 (Ⅱa) C 温熱ケア Ⅱa C 音楽 Ⅱa C アロマセラピー (Ⅱb) C アニマルセラピー Ⅱb C 温泉(スパ) Ⅰ B
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