セルフカフェの登場
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/26 21:09 UTC 版)
「日本における喫茶店の歴史」の記事における「セルフカフェの登場」の解説
やがて時代の流れが速くなり「喫茶店でのんびり」といった行為が見られなくなると、細切れに空いた時間を活用したいという客のニーズに合わせた、従来の喫茶店に変わるセルフサービスのカフェが主流となった。 そうしたカフェの文化概念を日本で確立し定着させたのは、鳥羽博道が1962年(昭和37年)に設立した「ドトールコーヒー」である。ただし、セルフサービス方式の飲食店は、1970年第1号店開店のケンタッキーフライドチキン、1971年第1号店開店のマクドナルドやミスタードーナツといったファーストフードによって既に浸透しており、ドトールの「セルフカフェ」が定着したのは1980年代後半のことである。 セルフカフェが定着していた日本に、1996年(平成8年)に進出してきた「スターバックス」は、いわゆる「シアトル系コーヒー」をもたらした。スターバックスのメニューや提案は、特に女性に支持された。スターバックスは、日本に上陸してわずか10年で業界最大手であったドトールコーヒーの売上を上回り、一躍業界最大手に躍り出たことでも知られる。続いて日本に進出して来た「タリーズコーヒー」「シアトルズベスト」と合わせて「シアトル御三家」とも呼ばれる。
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