定着とは? わかりやすく解説

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定着

読み方:ていちゃく

定着とは、ひと箇所しっかりと付い、そう簡単に離れることのない、安定した状態になること。どちらかといえば習慣などのような抽象的な事柄について(根付くという意味合いで)用いられることが多い。

絵画分野では、描画用いた絵の具などを経年劣化などから保護するために用い保護剤を「フィキサチーフ」または「定着剤」という。

写真分野では、現像したフィルム等の感光材料これ以上感光することのないよう薬品処理することを「定着」という。

建築分野では、鉄筋コンクリート鉄筋接合対象部材埋め込む処理を「定着」という。定着に必要な鉄筋の形や長さを「必要定着長(さ)」という。

てい‐ちゃく【定着】

読み方:ていちゃく

[名](スル)

ある場所や位置に、ぴったりとつくこと。一定の所に落ち着くこと。「従業員が—しない」

しっかりと根づくこと。人々の間に浸透し、なじむこと。「ファーストフードが—する」

写真で、現像した画像安定させるための処理をすること。フィルム印画紙の未感光部分感光剤薬品除去し、再び感光するのを防止する


定着

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/23 09:12 UTC 版)

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関連項目



定着

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/02 09:54 UTC 版)

現像」の記事における「定着」の解説

現像しただけでは感光しなかった部分感光剤そのまま残っている。この部分光を当てるとまた感光してしまう。そこで、感光しなかった部分感光剤を除く処理が定着である。感光剤臭化銀にほとんど溶けないが、チオ硫酸塩水溶液には錯イオン形成して溶解する。そこでこれを定着液として用いフィルム浸漬することによってフィルム上から未反応臭化銀除去される。しかし、数十分以上も浸漬したままにしておくと、現像処理された黒化部分まで溶け出すので注意が必要である。なお定着液溶解した銀はDPE店などではフィルムメーカーが回収してフィルム再利用されている。 なかでも発色現像、つまり、カラー写真場合には、漂白・定着の工程が必要である。必要なのは現像主薬カプラー反応して生成した色素だけであり、還元生成した銀が残っているとモノクロ写真のようになってしまう。そこで現像生成した銀も未反応臭化銀両方とも溶解させてしまう。漂白と定着を一浴で済ませる Blix (Bleach + Fix) 処理には、漂白剤としてFe (III) EDTAエチレンジアミン四酢酸鉄)を含むポリカルボン酸アミン類錯体を、定着剤としてチオ硫酸塩ハイポなど)をそれぞれ用いた水溶液漂白定着液として用いる。(かつては漂白剤としてフェリシアン酸塩(赤血塩)が使われた。しかし、赤血塩チオ硫酸塩混ぜる保存性著しく悪く漂白のあとで定着を別個に行なわなければいけなかった。また、シアン公害問題もあった。そのため、現在では Fe (III) EDTA 等が使われている。) 現像developing)から定着(fixing)、そして、水洗(定着が終わったフィルムから薬品取り除く。この時、薬品取り除くことを促進する薬品を使う場合がある)と乾燥水分取り除く)までが、現像工程プロセスprocessing)である。

※この「定着」の解説は、「現像」の解説の一部です。
「定着」を含む「現像」の記事については、「現像」の概要を参照ください。

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定着

出典:『Wiktionary』 (2021/09/11 03:18 UTC 版)

名詞

ていちゃく

  1. ある場所しっかりとついて離れないこと。
  2. 知られていなかった文化などが社会にひろく受け入れられるようになること。
  3. (写真) 現像された写真感光材の感光性取り除き画像安定化させること。

発音(?)

て↗ーちゃく

動詞

活用


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