トナーとは? わかりやすく解説

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toner

別表記:トナー

「toner」の意味・「toner」とは

「toner」は、主に二つの意味を持つ単語である。一つ目は、プリンターコピー機などの出力装置使用される粉末状インクのことを指す。この粉末は、紙に文字画像印刷する際に使用される二つ目は、スキンケアにおける化粧水のことを指す。肌のpHバランス整え保湿を行う役割を果たす

「toner」の発音・読み方

「toner」の発音は、IPA表記では /ˈtoʊnər/ となる。IPAカタカナ読みでは「トウナー」となり、日本人発音するカタカナ英語では「トーナー」と読む。この単語発音によって意味や品詞が変わるものではない。

「toner」の定義を英語で解説

「toner」は英語で"The fine powder used in laser printers and photocopiers to form the text and images on the printed paper"と定義されるまた、スキンケア用品としての「toner」は"A liquid that is used to clean and tighten the skin"と定義される

「toner」の類語

「toner」の類語としては、プリンター用の「toner」に対しては「ink」や「cartridge」が、スキンケア用の「toner」に対しては「lotion」や「astringent」がある。

「toner」に関連する用語・表現

「toner」に関連する用語としては、プリンター用の「toner」に対しては「printer」や「cartridge」、「inkjet」、「laser」が、スキンケア用の「toner」に対しては「cleanser」、「moisturizer」、「serum」、「skin care」がある。

「toner」の例文

1. The printer is out of toner.(プリンターのトナーがなくなった。)
2. I need to buy a new toner cartridge.(新しトナーカートリッジを買う必要がある。)
3. This toner is good for dry skin.(この化粧水乾燥肌良い。)
4. Apply the toner after washing your face.(顔を洗った後に化粧水をつける。)
5. The toner helps to balance the skin's pH.(化粧水は肌のpHバランス整えるのに役立つ。)
6. The toner cartridge needs to be replaced.(トナーカートリッジ交換する必要がある。)
7. This toner is alcohol-free.(この化粧水アルコールフリーである。)
8. The toner is used to create high-quality prints.(トナーは高品質印刷作成するために使用される。)
9. The toner helps to remove any remaining dirt or makeup.(化粧水残った汚れメイク取り除くのに役立つ。)
10. The printer uses a laser to melt the toner onto the paper.(プリンターレーザー使用して紙にトナーを溶かす。)

トナー

【英】toner

トナーとは、レーザープリンタなどでインクとして用いられる微細な粉のことである。通常トナーカートリッジ封入されている。

コピー機レーザープリンタでは、ドラム呼ばれる帯電させた円柱表面に、光で印刷すべき文字図形描き、光の当たった部分にトナーを付けて用紙転写して印刷する仕組みになっている

モノクロ印刷用のトナーは黒一色であり、カラー印刷用のプリンタCMYK4色のトナーが用いられる。トナーの粒はきわめて微細である。最近では、トナーカートリッジ回収したり、回収したカートリッジにトナーを再び詰めたりするサービス登場している。

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トナー

名前 Toner

トナー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/15 15:29 UTC 版)

トナーカートリッジの図例

トナー(英:toner)は、レーザープリンター及び複写機で使用される、帯電性を持ったプラスチック粒子に黒鉛顔料などの色粒子を付着させたミクロサイズのから成るである。静電気を利用してにトナーを転写させ、によって定着させることで印刷する。

カラー印刷の場合、通常シアンマゼンタ黄色の4色が用意される。英語で「tone」とは色調のことであり、それから由来する。

トナーはカートリッジと呼ばれる専用の容器(トナーカートリッジ)に入れられ、それをプリンターに挿入して使用される。トナーカートリッジは、トナーを充填した容器だけのものとドクターブレード・アドローラー・現像ローラー(スリーブ)が組み込まれた容器のもの、それに感光体ドラムを付属したカバーを組み合わせたものなどがある。いずれも、機種・メーカーによって異なる。

トナー粒のサイズについて

トナーの一粒は、シイタケ胞子の大きさとほぼ同じ1000分の5ミリ程度と非常に小さく、肉眼では見る事が極めて困難である。通常、トナーは、カートリッジの形で供給されるが、一本のカートリッジの中のトナー粒の数は非常に膨大な数となり、世界の人口(=6.5*109)を遥かに超えると言われている。

トナーの飛散について

カートリッジに詰められたトナーは、通常、飛散の恐れはないが、万一カートリッジを落とすなどして破損させた場合、多量のトナーが床などに散乱する事がある。トナーはチリやホコリのように軽いので、ちょっとした風などで飛び散りやすい。トナーは、有害物質ではないが、サイズが非常に小さいため、吸い込むと、気管支などに入る恐れもある。また、高密度で空気中に飛散したトナーになんらかの原因で引火すると粉塵爆発を起こす可能性もある。

リサイクルトナーについて

リサイクルトナーとは再生トナーともよばれ、レーザープリンター及び複写機で使用が終わった空のトナーカートリッジを回収し、汎用トナーを充填し販売する商品をいう。純正トナーを供給する機器メーカーが回収しきれずに廃棄される空のトナーカートリッジを回収し、幾度も再利用するため、トナー漏れなど品質、安全面やそれによる機器本体への影響が問題になる反面、カートリッジ自体を開発、製造するコストがかからないため、純正トナーに比べ割安の商品として普及しつつある。

消耗部品以外を再使用するリサイクルトナーはリユースにあたり、さらに使用限界を超えたトナーカートリッジはリサイクル(再資源化)されている。

ただし、あくまでも純正品ではないため、インクジェットプリンターにおけるリサイクルインクカートリッジのような問題も発生している。一方で、前述のトナー自体の特性から、ユーザーが詰め替えられるトナーも存在する。

また近年ではプリンターメーカーもリサイクル・リユースへの取り組みを推進し、メーカー純正再生トナー商品を市場に提供している。

粉塵爆発について

トナーは10μm程度の大きさで粒がそろっており、浮遊しやすいため、粉塵爆発を起こしやすい。さらに、トナーが爆発した後、巻き上がった粉が次々と爆発する「二次爆発」を起こしやすい。粉塵爆発は最初の爆発よりも二次爆発・三次爆発の方が大きくなる傾向がある。トナーを掃除機で吸うと、掃除機の内部で高い粉塵雲濃度となり、さらに静電気の火花放電で着火しやすいので、こぼれたトナーや使用済みトナーは絶対に掃除機を使ってはいけない。フィルターに溜まった粉が酸化して発火することもある。また、粉の大きさが掃除機のフィルターの目よりも細かかった場合、粉が室内にまき散らされて悲惨なことになる。水で湿らせた布などで拭きとるのが推奨されている[1]。業務用では、トナーを吸うときのための専用の掃除機がある。

日本では2001年以降、リサイクル意識の高まりから、OAリサイクル工場での粉塵爆発が増加している[2]。2021年にはトナーを製造しているコニカミノルタの工場で粉塵爆発が起きた[3]。集塵機を屋内に設置していると、被害が拡大する。

関連項目

参照


トナー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/05 15:25 UTC 版)

複写機」の記事における「トナー」の解説

帯電性を持ったプラスチック粒子炭素等の色粒子付着させた微粒子。マイナスかプラス電気性質を持つ。トナーのみで使用する場合と、キャリア搬送体)と混合して使用する場合とがある。製造法により、粉砕法材料混練粉砕し製造)と重合法(液体中の化学作用により生成)とに分類される

※この「トナー」の解説は、「複写機」の解説の一部です。
「トナー」を含む「複写機」の記事については、「複写機」の概要を参照ください。

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