片仮名
(カタカナ から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/01/06 02:42 UTC 版)
片仮名(かたかな)とは、日本語の表記に用いられる音節文字のこと。仮名の一種で、借字を起源として成立した。
|
- ^ 古くは南北朝から室町時代にかけての人物明魏(花山院長親)の著『倭片仮字反切義解』の序文に、「…天平勝宝年中に到りて、右丞相吉備真備公、我が邦に通用する所の仮字(仮名)四十五字を取り、偏旁点画を省きて片仮字(片仮名)を作る」とあり、1940年代の一部の書物においても片仮名の起源は諸説あるとし、片仮名は漢字の一部から吉備真備が工夫して創作したのではないかとの記載が見られる。『国語学大系』第四巻(厚生閣、1938年)および『新しき図案文字の描き方 初心者の為に』(国民書院、1940年)「片仮名の起源」(10頁)[1]参照。
- ^ 正倉院文書 御野国大宝二年戸籍(702年)、石神遺跡出土木簡(665年)における「牟」字の「ム」表記など。
- ^ 『三省堂大辞林』「平仮名」の項
- ^ 『三省堂大辞林』「片仮名」の項
- ^ 小松英雄 『徒然草抜書』〈『講談社学術文庫』947〉 講談社、1990年 ※第二章「うしのつの文字」
- ^ J・C・ヘボン 『和英語林集成』〈『講談社学術文庫』477〉 松村明解説 1989年 巻頭・付表
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s 國語學大系 P.166-171 福井久蔵 1940年
- ^ a b c d 國語學大系 P.100 福井久蔵 1940年
- ^ a b c d e f g h i j k l 新井白石 『同文通考 中之三』
- ^ 國語史: 文字篇 P.248 山田孝雄 1937年
- ^ 平川南編 『古代日本 文字の来た道』 大修館書店、2005年、185頁。
- ^ 小林芳規 「大谷大学蔵新出角筆文献について―特に、『判比量論』に書きいれられた新羅の文字と記号―」 『書香』第十九号、大谷大学、2002年6月。平川南編 『古代日本 文字の来た道』 大修館書店、2005年、185頁。
- ^ 平川南編 『古代日本 文字の来た道』 大修館書店、2005年、186頁
- ^ 前掲書
- ^ 「根の字の15世紀の発音は“ブルフィ”。新羅時代にこれを“ブリ”と読んだ可能性はない。また、マを部の字の略字と見るのは難しい」と述べている(『判比量論』日本のマスコミも集中報道(朝鮮日報)2002/4/4)
[続きの解説]
カタカナ
- カタカナのページへのリンク