ぞう‐ご〔ザウ‐〕【造語】
造語
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/04 23:51 UTC 版)
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造語(ぞうご、英: 動詞 coin a phrase、名詞 neologism; coined word又はphrase)とは、新たに語(単語)を造ることや、既存の語を組み合わせて新たな意味の語を造ること、また、そうして造られた語である。新たに造られた語については、新語または新造語とも呼ばれる。
現在伝わっている全ての語は、いずれかの時代に何らかの意図や必要性によって造語されたものである。従って、「その語が造語(されたもの)であるかどうか」という分類は意味を成さない。しかし、その語がいつ、誰に、どうして作られたのかといった情報は、その語が用いられる分野を歴史的に捉える上での大きな手がかりとなる。
造語が行われるのは、主に次のような場合である。
- それまでに無かった新しいもの(発明品や製品、思想など)に命名する場合。
- 他言語の言葉やものを示そうとする際に、対応する適当な語が存在しない場合。
- 「野球」など。
- 既存の言葉で表すと冗長となるものを短縮しようとする場合。
- 文学や美術などの芸術作品において、作者がその意図を既存の言葉で表現できない場合。
- 既存の言葉を使用することによって生じる法的責任や道義的責任を回避・曖昧化しようとする場合。
- 人工言語を作る際に単語を必要とする場合。
- エスペラント(ルドヴィコ・ザメンホフが作成した人工言語の一種で、国際補助語としては最も多くの人数が母国語として使用している)など。
著名人によって作られた造語
- 夏目漱石の造語として「新陳代謝」、「反射」、「無意識」、「価値」、「電力」、「肩が凝る」等が漱石の造語であると言われているが、実際には漱石よりも古い用例がある。一例としては、漱石が「肩が凝る」という言葉を作ったとする説があるが、18世紀末頃からの歌舞伎、滑稽本に用例が見られる。
- 藤子・F・不二雄が「SF」を「すこし・ふしぎ」と称したように既存の言葉に新たな意味を持たせる場合もある。
人工言語における造語
人工言語を作成するにおいて、新規の大量の造語は不可欠である。
関連項目
造語
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/23 15:05 UTC 版)
朝鮮語において漢字語は基本的に名詞であり、そのままの形では動詞や形容詞などの用言になりえない。漢字語を用言化するには、一般的には「する」に当たる接尾辞「하다」 [hada] を付ける。「하다」が動作的な意味の漢字語に付けば動詞となり、状態的な意味の漢字語に付けば形容詞となる。 使用(사용)하다 [saːjoŋ-hada] 「使用する」 寬大(관대)하다 [kwandɛ-hada] 「寛大だ」 一部の漢字語はそのままの形で副詞(または接続詞)として機能する。 恒常(항상) [haŋsaŋ] 「いつも」 或是(혹시) [hokɕʼi] 「ひょっとして」
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