こくさい‐おんせいきごう〔‐オンセイキガウ〕【国際音声記号】
国際音声記号
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/04/30 07:07 UTC 版)
国際音声記号(こくさいおんせいきごう、仏: Alphabet Phonétique International(API)、英: International Phonetic Alphabet(IPA))は、あらゆる言語の音声を文字で表記すべく、国際音声学会が定めた音声記号である。逐語的な和訳としては国際音標字母(こくさいおんぴょうじぼ)[1][2]であり、他にも国際音声字母(こくさいおんせいじぼ)、国際音標文字(こくさいおんぴょうもじ)とも言う。
- ^ 八木 2011.
- ^ 山口 1964.
- ^ a b Full IPA Chart, International Phonetic Alphabet
- ^ 国際音声学会(編集) 編『国際音声記号ガイドブック―国際音声学会案内』竹林滋、神山孝夫(翻訳)、大修館書店、2003年(原著1999年)、pp. 41-43頁。ISBN 978-4-469-21277-8。
- ^ Collins & Mees (1998) p.49
- ^ チャオ(1980) pp.38-42
- ^ Ladefoged & Maddieson (1996) pp.289-290
- ^ Chomsky & Halle (1991) pp.304-305 では高さを3種類、前後を2種類しか認めない
- ^ Ladefoged & Maddieson (1996) pp.290-291
- ^ a b "The International Phonetic Alphabet and the IPA Chart The official International Phonetic Alphabet, and its organization in a chart, is maintained by the Association." IPA official website, 2022-07-16閲覧.
国際音声記号
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/13 15:16 UTC 版)
国際音声記号(IPA)では、通常の肺気流機構の子音字に補助記号 [ʼ] を付すことによって表記する。以下は例である。 [pʼ] - 両唇放出音 [t̪ʼ] - 歯放出音 [tʼ] - 歯茎放出音 [kʼ] - 軟口蓋放出音 [qʼ] - 口蓋垂放出音 [sʼ] - 歯茎摩擦放出音
※この「国際音声記号」の解説は、「放出音」の解説の一部です。
「国際音声記号」を含む「放出音」の記事については、「放出音」の概要を参照ください。
国際音声記号
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/03 00:30 UTC 版)
※この「国際音声記号」の解説は、「ʩ」の解説の一部です。
「国際音声記号」を含む「ʩ」の記事については、「ʩ」の概要を参照ください。
国際音声記号
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/19 20:43 UTC 版)
国際音声記号では以下の音が区別される。 [ɓ] - 両唇入破音 [ɗ] - 歯茎入破音(歯入破音) [ʄ] - 硬口蓋入破音 [ɠ] - 軟口蓋入破音 [ʛ] - 口蓋垂入破音 現行(2005年版)の国際音声記号には存在しないが、以下の記号が使われることがある。 [ᶑ] - そり舌入破音
※この「国際音声記号」の解説は、「入破音」の解説の一部です。
「国際音声記号」を含む「入破音」の記事については、「入破音」の概要を参照ください。
国際音声記号
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/26 08:02 UTC 版)
口蓋化は、国際音声記号 (IPA) では子音に補助記号 [ʲ] をつけ、[◌ʲ] と表記する。 音素: ロシア語 - снег /snʲek/ [sʲnʲek] 非音素: 日本語 - 病気 /bjoːki/ [bʲoːkʲi] 英語 - keep /kiːp/ [kʲiːp]
※この「国際音声記号」の解説は、「口蓋化」の解説の一部です。
「国際音声記号」を含む「口蓋化」の記事については、「口蓋化」の概要を参照ください。
国際音声記号
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/09 06:05 UTC 版)
国際音声記号では、[a̰] のように、下にティルデを置くことで、きしみ声を表す。
※この「国際音声記号」の解説は、「きしみ声」の解説の一部です。
「国際音声記号」を含む「きしみ声」の記事については、「きしみ声」の概要を参照ください。
国際音声記号
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/16 09:59 UTC 版)
国際音声記号(IPA)では Plosive として定義されている。Plosiveクラスに属する音には以下がある。 [p] - 無声両唇破裂音 [b] - 有声両唇破裂音 [t] - 無声歯茎破裂音 [d] - 有声歯茎破裂音 [ʈ] - 無声そり舌破裂音 [ɖ] - 有声そり舌破裂音 [c] - 無声硬口蓋破裂音 [ɟ] - 有声硬口蓋破裂音 [k] - 無声軟口蓋破裂音 [ɡ] - 有声軟口蓋破裂音 [q] - 無声口蓋垂破裂音 [ɢ] - 有声口蓋垂破裂音 [ʔ] - 声門破裂音
※この「国際音声記号」の解説は、「破裂音」の解説の一部です。
「国際音声記号」を含む「破裂音」の記事については、「破裂音」の概要を参照ください。
国際音声記号
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/06 10:05 UTC 版)
歯茎音の国際音声記号は以下が定義されている。なお、歯音には専用の記号が設けられていない場合が多く、それらは歯茎音の文字に補助記号を加えることによって表される。たとえば歯音は[ t̪ d̪ n̪]のように表される。 [n] - 歯茎鼻音 [t] - 無声歯茎破裂音 [d] - 有声歯茎破裂音 [s] - 無声歯茎摩擦音 [z] - 有声歯茎摩擦音 [ɬ] - 無声歯茎側面摩擦音 [ɮ] - 有声歯茎側面摩擦音 [ɹ] - 歯茎接近音 [l] - 歯茎側面接近音 [ɾ] - 歯茎はじき音 [ɺ] - 歯茎側面はじき音 [r] - 歯茎ふるえ音 [tʼ] - 歯茎放出音 [sʼ] - 歯茎摩擦放出音 [ɗ] - 歯茎入破音 [!] - 歯茎吸着音 [ǁ] - 歯茎側面吸着音 子音 肺臓気流 両唇音 唇歯 歯 歯茎 後部歯茎 そり舌 硬口蓋 軟口蓋 口蓋垂 咽頭 声門 破裂 p b (p̪) (b̪) (t̪) (d̪) t d ʈ ɖ c ɟ k ɡ q ɢ ʔ 鼻 m ɱ n ɳ ɲ ŋ ɴ ふるえ ʙ r ʀ はじき (ⱱ̟) ⱱ ɾ ɽ (*) (*) 摩擦 ɸ β f v θ ð s z ʃ ʒ ʂ ʐ ç ʝ x ɣ χ ʁ ħ ʕ h ɦ 側面摩擦 ɬ ɮ 接近 (β̞) ʋ ɹ ɻ j ɰ 側面接近 l ɭ ʎ ʟ 非肺臓気流 表・話・編・歴 吸着 ʘ ǀ ǃ ǂ ǁ 入破 ɓ ɗ (ᶑ) ʄ ɠ ʛ 放出 pʼ (t̪ʼ) tʼ kʼ (qʼ) sʼ その他同時調音 ʍ w ɥ ɕ ʑ ɧ (k͡p) (ɡ͡b) (ŋ͡m) 喉頭蓋音 ʜ ʢ ʡ その他側面音 ɺ (*) (ɫ) 破擦音 p̪͡f b̪͡v t͡θ d͡ð t͡s d͡z t͡ʃ d͡ʒ ʈ͡ʂ ɖ͡ʐ t͡ɕ d͡ʑ c͡ç ɟ͡ʝ k͡x q͡χ t͡ɬ d͡ɮ 記号が二つ並んでいるものは、左が無声音、右が有声音。網掛けは調音が不可能と考えられる部分。丸括弧内はIPA子音表(2005年改訂版)に記載されていないもの。 国際音声記号 - 子音
※この「国際音声記号」の解説は、「歯茎音」の解説の一部です。
「国際音声記号」を含む「歯茎音」の記事については、「歯茎音」の概要を参照ください。
国際音声記号
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/23 02:01 UTC 版)
ビルマ語(たとえば မှာ /m̥à/〈通達する〉、နှာ /n̥à/〈鼻〉、ငှား /ŋ̊á/〈貸し借りする〉)、ウェールズ語、アイスランド語などの例外を除き、ほとんどの言語では音素として有声鼻音しか存在しない。したがって、国際音声記号でも有声鼻音にはそれぞれ独立した記号が用意されているが、無声鼻音には記号が作られていない。無声鼻音は鼻音字母に無声の補助記号[ ̥]を下または上に加えて[m̥]のように記述する。 国際音声記号では、以下のように記述される。 [m] - 両唇鼻音 [ɱ] - 唇歯鼻音 [n] - 歯茎鼻音 [ɳ] - そり舌鼻音 [ȵ] - 歯茎硬口蓋鼻音 [ɲ] - 硬口蓋鼻音 [ŋ] - 軟口蓋鼻音 [ɴ] - 口蓋垂鼻音 中国語学では歯茎硬口蓋鼻音の記号(nの右下にループを作った記号 [ȵ] - Unicode 4.0に対応しているフォントであれば表示可能)を多用する。
※この「国際音声記号」の解説は、「鼻音」の解説の一部です。
「国際音声記号」を含む「鼻音」の記事については、「鼻音」の概要を参照ください。
国際音声記号
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/20 08:41 UTC 版)
国際音声記号で息もれ声を表すための記号には2種類ある。 ダイエレシスを下に置いて [a̤] のように表す。この表記法は国際音声学会の審議会により正式に採用されたという報告が1976年6月に行われている。 小書きの ɦ を右肩につけて、[bʱ] のように表す。閉鎖の開放時に息もれ声があらわれる子音に使用する。
※この「国際音声記号」の解説は、「息もれ声」の解説の一部です。
「国際音声記号」を含む「息もれ声」の記事については、「息もれ声」の概要を参照ください。
国際音声記号
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/04 09:44 UTC 版)
言語音声病理学者のための拡張IPAでは、下向きの矢印 [↓] を後ろにつけることで吸気音を表す。国際音声学会のサイトではこの記号(UnicodeでU+2193)はダウンステップの記号とされているが、IPAハンドブックに印刷された表ではダウンステップの記号は上つきで書かれている。
※この「国際音声記号」の解説は、「吸気音」の解説の一部です。
「国際音声記号」を含む「吸気音」の記事については、「吸気音」の概要を参照ください。
国際音声記号
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/09/02 06:15 UTC 版)
国際音声記号で単独の記号が用意されている歯擦音は以下の通り。 [s] - 無声歯茎摩擦音 [z] - 有声歯茎摩擦音 [ʂ] - 無声そり舌摩擦音 [ʐ] - 有声そり舌摩擦音 [ɕ] - 無声歯茎硬口蓋摩擦音 [ʑ] - 有声歯茎硬口蓋摩擦音 [ʃ] - 無声後部歯茎摩擦音 [ʒ] - 有声後部歯茎摩擦音 [s̪][z̪](歯音)や[s̺][z̺](舌尖音)のように、補助記号を加えることで、より細かな表現もできる。
※この「国際音声記号」の解説は、「歯擦音」の解説の一部です。
「国際音声記号」を含む「歯擦音」の記事については、「歯擦音」の概要を参照ください。
国際音声記号
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/12/02 01:08 UTC 版)
[ɬ] - 無声歯茎側面摩擦音 [ɮ] - 有声歯茎側面摩擦音 歯茎以外の調音部位の側面摩擦音を使用する言語もある。その場合は、対応する側面音(側面接近音)の記号に「上寄り」の記号を加える。たとえば有声軟口蓋側面摩擦音なら[ʟ̝]と表記する。 子音 肺臓気流 両唇音 唇歯 歯 歯茎 後部歯茎 そり舌 硬口蓋 軟口蓋 口蓋垂 咽頭 声門 破裂 p b (p̪) (b̪) (t̪) (d̪) t d ʈ ɖ c ɟ k ɡ q ɢ ʔ 鼻 m ɱ n ɳ ɲ ŋ ɴ ふるえ ʙ r ʀ はじき (ⱱ̟) ⱱ ɾ ɽ (*) (*) 摩擦 ɸ β f v θ ð s z ʃ ʒ ʂ ʐ ç ʝ x ɣ χ ʁ ħ ʕ h ɦ 側面摩擦 ɬ ɮ 接近 (β̞) ʋ ɹ ɻ j ɰ 側面接近 l ɭ ʎ ʟ 非肺臓気流 表・話・編・歴 吸着 ʘ ǀ ǃ ǂ ǁ 入破 ɓ ɗ (ᶑ) ʄ ɠ ʛ 放出 pʼ (t̪ʼ) tʼ kʼ (qʼ) sʼ その他同時調音 ʍ w ɥ ɕ ʑ ɧ (k͡p) (ɡ͡b) (ŋ͡m) 喉頭蓋音 ʜ ʢ ʡ その他側面音 ɺ (*) (ɫ) 破擦音 p̪͡f b̪͡v t͡θ d͡ð t͡s d͡z t͡ʃ d͡ʒ ʈ͡ʂ ɖ͡ʐ t͡ɕ d͡ʑ c͡ç ɟ͡ʝ k͡x q͡χ t͡ɬ d͡ɮ 記号が二つ並んでいるものは、左が無声音、右が有声音。網掛けは調音が不可能と考えられる部分。丸括弧内はIPA子音表(2005年改訂版)に記載されていないもの。 国際音声記号 - 子音
※この「国際音声記号」の解説は、「側面摩擦音」の解説の一部です。
「国際音声記号」を含む「側面摩擦音」の記事については、「側面摩擦音」の概要を参照ください。
国際音声記号
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/08 01:48 UTC 版)
国際音声記号(IPA)は、歯音専用の記号をほとんど持っていない。必要な場合には歯茎音の文字に歯音を表す補助記号を加えることによって表される。たとえば破裂音は t̪ d̪ のように表される。 [θ] - 無声歯摩擦音 [ð] - 有声歯摩擦音 [ǀ] - 歯吸着音
※この「国際音声記号」の解説は、「歯音」の解説の一部です。
「国際音声記号」を含む「歯音」の記事については、「歯音」の概要を参照ください。
国際音声記号
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/08 00:56 UTC 版)
国際音声記号 (IPA) では以下の音に記号が与えられている。ズールー語の3つの吸着音(正書法上 c q x で表される)のために、以前は異なる記号( ʇ ʗ ʖ )が定義されていたが、1989年に現在のもの( ǀ ! ǁ )に差し替えられた。 [ʘ] - 両唇吸着音 [ǀ] - 歯吸着音 [ǃ] - 歯茎吸着音 [ǂ] - 硬口蓋歯茎吸着音 [ǁ] - 歯茎側面吸着音 しかし、両唇吸着音を除いて伝統的な調音部位名を使った説明には問題があり、より重要な区別は [ ǃ ǁ ] が舌尖音、[ ǀ ǂ ] が舌端音であることにある。舌尖音の2種類の区別は中線音か側面音であるかにあり、舌がどこに触れるかは一様ではない。舌端音の2種類では[ ǀ ]が歯・歯茎、[ ǂ ]が硬口蓋に舌が触れる。 なお、古い国際音声記号には「軟口蓋吸着音」の記号[ʞ]が定義されていたが、そのような音を出すのは理論的に不可能であることが判明し、1979年に削除された。このIPAの記号として一旦廃止された[ʞ]の記号は、2008年に拡張IPAで舌背軟口蓋音を表す拡張音声記号として復活した。
※この「国際音声記号」の解説は、「吸着音」の解説の一部です。
「国際音声記号」を含む「吸着音」の記事については、「吸着音」の概要を参照ください。
「国際音声記号」の例文・使い方・用例・文例
- 国際音声記号.
国際音声記号と同じ種類の言葉
- 国際音声記号のページへのリンク