長 (発音記号)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/10/31 17:03 UTC 版)
長 (発音記号) | |
---|---|
ː | |
IPA 番号 | 503 |
IPA 表記 | [ː] |
Unicode | U+02D0 |
文字参照 | ː |
JIS X 0213 | 1-11-53 |
X-SAMPA | : |
Kirshenbaum | : |

ː(長、ちょう、英: Length)は国際音声記号の一つで、長い音を表す。前の文字が母音の場合は長母音、子音の場合は長子音となる。母音の場合は日本語の仮名の「ー」で表される発音になるが、子音の場合は「ー」で表される発音にはならない。[1]
概要
日本語の場合は、長母音の「あー」の IPA の表記は [aː] となる。
長子音としては、促音に使用できる。たとえば「あった」は長子音として[atːa]と表すことができる。
長音よりも短い発音を表すために半長の発音記号[ˑ]もある。
例
日本語
日本語 | IPA |
---|---|
ああ | [a̠ː] |
東宮(とうぐう) | [to̞ːgɯː] |
良い(いい) | [iː] |
ケーキ | [keːkʲi] |
悪化(あっか) | [a̠kːa̠] |
あっさり | [a̠sːa̠ɾi] |
あった | [a̠tːa̠] |
あんな | [a̠nːa̠] |
按摩(あんま) | [a̠mːa̠] |
案外(あんがい) | [a̠ŋːa̠i] |
日本語以外
- ドイツ語 Naht [naːt]
- 英語(イギリス) yeast [jiːst]
- イタリア語 canna [kanːa]
- エストニア語 lina [lina]・linna [linːa]・linna [linːːa]
関連項目
脚注
「長 (発音記号)」の例文・使い方・用例・文例
- イ長調
- その会議で長い沈黙の時があった
- 上司を飛び越えて,社長と直接話をするといいよ
- うちの校長は学生とよく会ってくれる
- 市長は暴力団に対抗すると誓った
- 議長を務める
- 市長代理
- 議長が開会の辞を述べた
- 彼は長い間遠くから彼女を想っていた
- 彼はとてもよく働いたので社長は彼を昇進させた
- こんなに長く住んだのに,この日本語のレベルでは恥ずかしいよ
- 長年の戦い
- 苦痛を長引かせる
- 経済学者は長期にわたる不況がほとんど終わりつつあると言っている
- 木材の長さに目をやる
- 社長が新しい重役を1人任命した
- 我々は彼を議長に指名した
- ジェーンを議長に任命すること
- 長くて困難な旅
- 技芸の道は長く人生は短し
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