超分節音素とは? わかりやすく解説

音素

(超分節音素 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/12/25 06:00 UTC 版)

音素(おんそ、: phoneme)とは、言語学音韻論において、音声学的な違いはどうであれ、心理的な実在として、母語話者にとって同じと感じられ、また意味を区別する働きをする音声上の最小単位となる音韻的単位を指す。


注釈

  1. ^ なお湯川 (1999:46)のように強弱や高低の違いを「超分節的音特徴」や「アクセント」と呼称し、「音素」という表現を用いていない場合も見られる。

出典

  1. ^ 田中ら(1982:55, 64)。
  2. ^ 田中ら(1982:72–74)。
  3. ^ a b c 小泉保、牧野勤 『音韻論Ⅰ』〈英語学大系〉 1巻、大修館書店、1971年。 
  4. ^ 『図説 世界の文字とことば』 町田和彦編 19頁。河出書房新社 2009年12月30日初版発行 ISBN 978-4309762210


「音素」の続きの解説一覧

超分節音素

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/28 17:29 UTC 版)

ウイチョル語」の記事における「超分節音素」の解説

(1988) はアキュート表される高声調と、特に目印のない低声調の2種類声調存在するとしている。しかし、言語学者よるものではないがたとえば Furst (1996:59) のように超分節的区別強勢捉え存在するのは強勢置かれる音節違いであると説明する文献存在する。 例: iwari〈隣人メスティーソ〉: tewarí〈祖父

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超分節音素

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 09:07 UTC 版)

エセエハ語」の記事における「超分節音素」の解説

エセエハ語発音についてリズム関連して述べている資料いくつか見られる。 まず Key (1968) はチャマ語発音大きな文のストレス集合中に小さなストレス集合納まっており、小さなストレス集合は必ず1つ上の第一強勢場合により1つそれ以上現れる第二強勢持ち、その第二強勢第一強勢のある音節から1つ飛ばしの両音節現れるとしている。また大きなストレス集合中において、複数ある小さなストレス集合のうちの1つがより重いストレス帯びるとし、最後から2番目の音節より始まる交互リズムチャマ語において顕著に見られるストレスパターンであるとしている。Goedemans & van der Hulst (2013) はキー記述からエセエハ語リズム強弱格的(英: trochaic)であると解釈している。キーは更に名詞のストレスパターンと動詞のストレスパターンの性格違いについても触れ前者先述リズム基盤となり基本的に語幹が元々有するストレス位置が他の音節のストレスパターン維持のために変化するのに対し後者類別接尾辞付加され場合2番目の音節ストレス置かれるものと最初音節置かれるものとに分かれるとしている。 一方木村1988)はピッチによるイントネーション強調される単語置かれるストレスについて触れ、この2つ多用されることで響きリズミカルなものとなり、系統的に近く穏やかな印象タカナ語アラオナ語とは対照的である旨を述べている。木村挙げたピッチによるイントネーション違い内訳以下の通りである。 通常の叙述: 中-高-低 節の切れ目: 中-高-中 疑問: 中-中-高 命令: 中-低-中、中-高-中 応答: 中-低-低、高-低-低

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超分節音素

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/08 01:11 UTC 版)

ワユ語」の記事における「超分節音素」の解説

Mansen (1967) では、強勢強さよりも高いピッチの方が主要な構成要素であるとされている。

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超分節音素

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/11 06:57 UTC 版)

タカナ語」の記事における「超分節音素」の解説

Key (1968) によると、接辞付加される場合2種類単語除きストレス最後から二番目音節置かれる木村1988)は、タカナ語アラオナ語同様に話の速度遅くストレス多用せず、またピッチ切り替え早くないために「流れるように穏やかな印象与える」との評を下している。

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超分節音素

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/04 15:02 UTC 版)

タリアナ語」の記事における「超分節音素」の解説

長母音には常に強勢置かれる

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超分節音素

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/08 18:17 UTC 版)

レシガロ語」の記事における「超分節音素」の解説

高と低の二種類声調区別存在する。Aikhenvald (2001:185) ではこの特徴も他のアラワク語族言語大半には見られず、ボラ語に類似するものであるとされる

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