インドとは? わかりやすく解説

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インド 【India 印度】

狭義にはインド共和国(旧イギリス領一九七年独立、五〇年共和制)をいうが、広義にはアジア大陸中南部インド洋突き出た大半島、ならびにセイロン島まで含めた地域名。インド、パキスタンバングラデシュスリランカモルジブの各共和国と、ネパールブータン小王国がある。インドの名は、インダス川梵語シンドゥ(Sindhu大きな川)と呼んだのに起因するといわれ、ペルシア人はヒンドゥ(Hindu)、ギリシア人インディアIndia)と訛称した。中国では身毒・信度・捐度・賢豆・天篤・天竺など種々に書いたが、昔の日本でも、これを踏襲した。前三〇〇〇年頃からインダス川流域文明栄え、前一五〇〇年頃からドラヴィダ族圧迫してアーリヤ人侵入した宗教史的に七期とする説がある。①神話時代(前一五〇〇−前一〇〇〇年頃)で、天然現象神格化していた。②バラモン教時代(前一〇〇〇−前五〇〇年頃)。③インド哲学興起時代(前五〇〇−前二五〇年頃)。④仏教興隆時代(前二五〇~後五〇〇年頃)。⑤バラモン教復興時代(五〇〇一〇〇〇年頃)。⑥ヒンドゥー教成立時代一〇〇〇一五〇〇年頃)。⑦現代一五〇〇年頃よりキリスト教入り諸宗混在現状である(比屋根安定世界宗教辞典』)。キリスト教ネストリウス派が六世紀までに入っていたともいわれる一二三年イスラム教徒仏教一大中心地ビクラマシラー寺を破壊し仏教排撃された。一九一年調査インド共和国宗教人率は、ヒンドゥー教インド教とも)八二・七%、イスラム教一一・二%、キリスト教二・六%、シク教一・九%、仏教〇・七%、ジャイナ教〇・五%、その他(パールシーユダヤ教など)〇・四%となっている(平凡社大百科事典』)。

インド

インド
India
通貨単位インド・ルピーパイサ
Indian Rupee / Paise
1ルピー=100パイサ
マップ
1 ルピー (2001)
1 ルピー (1980) *
50 パイサ *
25 パイサ *
20 パイサ (1971) *
10 パイサ *
5 パイサ (1981) *
3 パイサ *
2 パイサ (1978) *
1 パイサ (1972) *

インド―KUMIKO

作者中島らも

収載図書エキゾティカ
出版社双葉社
刊行年月1998.5


インド

名前 Ind

インド

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/20 09:32 UTC 版)

インドヒンディー語: भारत英語: India[注釈 2] またはインド共和国(インドきょうわこく、ヒンディー語: भारत गणराज्य英語: Republic of India[注釈 3][3]南アジアに位置し、インド亜大陸の大半を領してインド洋に面する連邦共和制国家。首都はデリーニューデリー[3]、最大都市はムンバイ[4]




「インド」の続きの解説一覧

インド(印度)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 18:42 UTC 版)

文禄・慶長の役」の記事における「インド(印度)」の解説

天正10年ローマ向けて出発した天正遣欧少年使節が、天正15年帰路ポルトガル領インドゴア植民地立ち寄った際、副王から秀吉への書簡託された。彼らはイエズス会巡察ヴァリニャーノ伴って天正18年1590年)に帰国。翌天正19年正月ヴァリニャーノ秀吉謁見してこの書簡渡した副王書簡バテレン追放令出されたことを知る前の内容で、秀吉敬意払ってキリスト教布教宣教師保護感謝して将来もつづく良好な関係を期待するものであった。ところが、7月25日秀吉発した返書この期待を裏切るものだった承兌起草したため内容朝鮮国王渡したものに似ていたが、秀吉は自らが国内天下統一成し遂げた偉大な人物であることを誇示し今は明国征伐せんとしているところであるが、印度にも行こう思えば造作もないことで「遠近異同隔たりはない」と印度遠征可能性壮語する一方印度仏教中国儒教日本の神道は一体のもので、神道知ればすべてに通じるという独自の宗教観を披露し国民魔道引き入れようという邪法キリスト教)の布教今後許さないので、以後宣教師入国するのを許さず厳しく罰することを警告していた。他方通商目的入港の安全を保障し南蛮貿易保護する意向示してもいたが、ヴァリニャーノ痛烈な内容驚愕し前田玄以仲介頼み込んで何とか表現穏やかにするように苦心した詳細は「天正遣欧少年使節」および「バテレン追放令」を参照 この書簡には恩賜品の武具一式添えられていたが、これは軍事的威嚇の意味があったのではないかとも解釈されている。バテレン追放令一時期緩和され後で二度目発令強化され組屋文書では、加藤清正小西行長には天竺印度)の領地切り取り自由の許し与えられていた。

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インド(およびネパール)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/17 13:10 UTC 版)

巡礼」の記事における「インド(およびネパール)」の解説

釈迦生誕の地であるカピラバストゥ釈迦晩年毘瑠璃王により破壊され廃城となった状態であったが、釈迦の死後数百年後には、仏教の僧によって釈迦生誕の地とされるカピラヴァストゥルンビニ地域への巡礼が行われるようになっていたことが知られている。有名な僧ではたとえば5世紀法顕7世紀玄奘などもカピラバストゥ巡礼訪れそれを文書残した。だが,やがて同地域で仏教かわってヒンドゥー教イスラム教信仰されるようになった結果仏僧による巡礼途絶えるようになり、14世紀ころにはカピラヴァストゥの場所が分からなくなってしまい、(UNESCO調査によると)15世紀ころにはルンビニ地域への巡礼途絶えてしまったようだ、という。 (1956年ビームラーオ・ラームジー・アンベードカルらが始めた仏教復興運動新仏教運動)によってインドに数十万人仏教徒登場しその結果 仏教巡礼が再び行われるようになっていった。) 現在の仏僧仏教徒巡礼地として有名なところとしては、ルンビニ生誕地)、ブッダガヤ成道、つまり悟り至った地)、サールナート説法開始した地)、クシナガラ入滅した地)の「仏教四大聖地」がある。熱心な仏教徒世界各地からやって来る。またそれにさらに4カ所を加えた仏教八大聖地」へ巡礼する人もいる。

※この「インド(およびネパール)」の解説は、「巡礼」の解説の一部です。
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インド(仏教など)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 14:33 UTC 版)

平等主義」の記事における「インド(仏教など)」の解説

古代インドでは、紀元前10世紀頃のアーリヤ人侵入以降、そのバラモン階級伝統的に祭祀思想一切取り仕切ってきたが、紀元前6世紀頃から、中心地であるガンジス川流域において、非バラモン階級出家者沙門)達が、従来バラモン教的伝統に囚われない自由思想家として登場活躍するようになり、唯物論も含む様々な思想説かれるようになった。(参考: 六師外道その内1つであった仏教では、開祖であるゴータマ釈迦)によって、人間出自ではなくその行い身口意の「三業」の善し悪し)によって判断されなくてはならないとして、カースト階級による区別差別否定され徹底した平等主義説かれ、また実践された。 初期仏教では、僧伽僧団)に属す出家者比丘・比丘尼)が涅槃到達解脱のための修行行いつつ、在家信徒智慧・徳を与え、その見返りとして在家信徒食物物品を彼らに提供するという共存関係で成り立っていたが、この関係は在家信徒側に不満・疎外感蓄積させていく格好となり、やがて衆生救済に励む「菩薩信仰派生させ、大乗仏教という仏教改革革新運動成立1つ要因背景となった。そうして成立した大乗仏教経典においては、『維摩経』『勝鬘経』のように在家信徒題材として扱ったり、『法華経』『涅槃経』のように仏性如来蔵思想強調されるなどして、在家信徒を含む平等主義がより強調されるようになって行った。 (更に後の仏においては大衆的な宗教であるヒンドゥー教台頭に伴い、それに対抗していくために、土俗様々な呪術取り入れたり現世利益強調する一方そうした中で僧侶側の理論行法高度化秘術化、大衆との差異化探求進み、それらが結合して密教成立していくことになった。)

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インド(作法)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 03:30 UTC 版)

紅茶」の記事における「インド(作法)」の解説

植民地時代イギリスの影響受けて独自の喫茶文化発達させた。チャイ呼ばれる非常に甘い煮出し式ミルクティーを飲む習慣がある。

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インド

出典:『Wiktionary』 (2021/06/20 11:09 UTC 版)

語源

名詞

インド漢字表記印度 略:

  1. 国家南アジアの国。首都ニューデリー
  2. 歴史・地域語義1の国の他、パキスタンバングラデシュネパールブータンスリランカなどを含む文化圏隣接するイランアフガニスタンチベットミャンマービルマ)の文化圏含まない概ねインダス川ガンジス川流域発祥とするバラモン教ヒンズー教影響強く受けた地域ということができるが、この領域含まれる人種民族言語系統宗教習俗種種雑多一般的に共通する性質があるわけではなく、あえて言えば1937年ビルマ分離された後のインド帝国領域である。

関連語


翻訳


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