流域とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 言葉 > 程度 > 範囲 > 流域の意味・解説 

りゅう‐いき〔リウヰキ〕【流域】

読み方:りゅういき

河川流れ沿う地域また、河川流れ込む降水降り集まる地域集水地域。その河川分水界囲まれ地域。「—面積

「流域」に似た言葉

流域 (りゅういき)

 降水由来する表流水の集まる範囲集水域ともいう。流域相互境界を流域界または分水界という。

流域

分野
河川に関する用語
意味:
ある河川、または水系四囲にある分水界(二以上の河川流れ分け境界)によって囲まれ区域
備考
洪水予報では、水位予測する基準地点流入する水量推算するための領域を指す。

流域

作者小川国夫

収載図書小川国夫全集 2
出版社小沢書店
刊行年月1992.8


流域

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/31 19:50 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動
赤色の線で囲まれた範囲がそれぞれの河川の流域にあたる。

流域(りゅういき、英語: watershed, drainage basin)は、特定の河川へ流出する降水の降下範囲のことである[1]水文学において、基礎的な単位地域となる[2]

概説

複数の流域が接する境界を分水界と呼ぶが、分水界に降った水は地形の状況に沿っていずれかの流域に入り、やがては流れとなって名のある収斂される。

最終的に川として内海に注ぐことになる(なお、乾燥地帯では蒸発するなど、例外はある)が、この淡水の地表における循環が収斂の範囲とする領域が「流域」であると言ってもよい。

湖沼などの水が直接に影響している周辺地域のみを「流域」と呼ぶこともあるが、基本的には分水界の内側は全てその流域に属するものとされる。

流域の形状は円形楕円形、長細いものがあり、長い川ほど広くなる。流域面積の算出は洪水の際の出水場所・量を予測するための重要な要素となっている。

川上では河川の分水界に囲まれた地域が明確であるが、川下では氾濫などによって時代とともに流路が変わるため、隣接する流域と重複するなど曖昧である。

流域面積については

ギャラリー

世界の主要な海洋の流域。灰色の地域は内陸湖の流域(内陸流域)であり、海洋の流域(外洋流域)ではない。

閉鎖水域の流域

閉鎖水域(湖沼内海)に流れ込む河川を一まとめに「〇〇流域流域圏)」と呼ぶ場合もある[3]水質汚染の指標作りに用いられている(例:東京湾流域[江戸川多摩川相模川]など)[3]

流域における水循環

流域における水循環の問題は、水文学(水循環を扱う自然地理学の一分野)の重大な関心事である[4]。水文学では、流域水文学 (英語: watershed hydrology) という一つの学問領域が存在する[5]。流域水文学は水資源確保や災害予測などの面から社会のニーズも高い[4]。ただし、気候地形植生土壌土地利用・水利用といった自然の作用から人間活動まで幅広く考慮する必要があるので、メカニズムの解明に向けた研究が本格化してきたのは、1970年代以降と比較的最近のことである。研究が可能になった背景には同位体分析の発展が挙げられる[5]

流域は3次元構造を有し、降水による水の流入と蒸発散・河川流による水の流出、そして、地下水土壌水としての貯留の3つの水の動きが考えられる[2]。この関係を水収支式で記述すると次のようになる[1]

カテゴリ
  • コモンズ
  • ウィキクオート

  • 流域

    出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/27 01:49 UTC 版)

    日野市の用水路」の記事における「流域」の解説

    市内流れる「上田用水の上田にある堰から取水してしばらく歩道の下や民家合間通り途中には「新井用水 ふれあい水路」として親水路整備され箇所がある。かつてはこの親水路直近の浅川取水堰があったが水の出やすい場所であった為、現在は上田用水から分水している。この後川崎街道をくぐり、住宅街の間を通りながら、分岐先である「上田用水」の支流と再合流するこの後新川崎街道道路をくぐり他の水路分岐した後、万願寺地区入ってから約700メートル近くをほぼ直線流れ途中には「大木公園」という親水公園存在する。その下流万願寺石田境界線付近にある十字路道路沿って角に2回曲がり浅川沿う道路出てここから新井の手前にある堰まで浅川沿う。このあたりから合流部まではかなり深いところを通るため立入禁止となっており親水はなっていない。そしての手前にある堰で、浅川合流する

    ※この「流域」の解説は、「日野市の用水路」の解説の一部です。
    「流域」を含む「日野市の用水路」の記事については、「日野市の用水路」の概要を参照ください。

    ウィキペディア小見出し辞書の「流域」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

    流域

    出典:『Wiktionary』 (2021/08/14 13:47 UTC 版)

    名詞

     りゅういき

    1. ある川が降水集め流れる範囲

    発音(?)

    りゅ↗ーいき

    「流域」の例文・使い方・用例・文例

    Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。



    流域と同じ種類の言葉


    英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
    英語⇒日本語日本語⇒英語
      

    辞書ショートカット

    すべての辞書の索引

    「流域」の関連用語

    検索ランキング

       

    英語⇒日本語
    日本語⇒英語
       



    流域のページの著作権
    Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

       
    デジタル大辞泉デジタル大辞泉
    (C)Shogakukan Inc.
    株式会社 小学館
    環境省環境省
    Copyright © 2025 Kankyosho All rights reserved.
    気象庁気象庁
    ©2025 Japan Meteorological Agency. All rights reserved.
    なお、「気象庁 予報用語」には、気象庁の「気象庁が天気予報等で用いる予報用語」に掲載されている2009年11月現在の情報から引用しております。
    日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
    Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
    ウィキペディアウィキペディア
    All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
    この記事は、ウィキペディアの流域 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
    ウィキペディアウィキペディア
    Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
    Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの日野市の用水路 (改訂履歴)、新町川 (改訂履歴)、オンブラ川 (改訂履歴)、弦巻川 (改訂履歴)、エニセイ川 (改訂履歴)、オカ川 (改訂履歴)、名蔵川 (改訂履歴)、宮良川 (改訂履歴)、嘉瀬川 (改訂履歴)、坪井川 (熊本県) (改訂履歴)、野束川 (改訂履歴)、洛東江 (改訂履歴)、桑原川 (岐阜県) (改訂履歴)、荒田川 (岐阜県) (改訂履歴)、論田川 (岐阜県) (改訂履歴)、ネグロ川 (アルゼンチン) (改訂履歴)、水無川 (長崎県) (改訂履歴)、佐護川 (改訂履歴)、トレント川 (改訂履歴)、リフィー川 (改訂履歴)、千綿川 (改訂履歴)、木戸川 (船橋市) (改訂履歴)、ボスナ川 (改訂履歴)、石崎川 (神奈川県) (改訂履歴)、ヴェラ川 (改訂履歴)、早川 (山梨県) (改訂履歴)、西山川 (大阪府) (改訂履歴)、浜益川 (改訂履歴)、レドニッツ川 (改訂履歴)、天の川 (北海道) (改訂履歴)、楠根川 (改訂履歴)、稲付川 (改訂履歴)、フェニ川 (改訂履歴)、ダンマ氷河 (改訂履歴)、湘江 (改訂履歴)、ペグニッツ川 (改訂履歴)、堂々川砂留群 (改訂履歴)、バン川 (改訂履歴)、伊佐ノ浦川 (改訂履歴)、ヨーク川 (改訂履歴)、白エルスター川 (改訂履歴)、東山川 (改訂履歴)、氷室川 (改訂履歴)、真如寺川 (改訂履歴)、田能川 (改訂履歴)、今井川 (神奈川県) (改訂履歴)、東檜尾川 (改訂履歴)、ブトゥロイ川 (改訂履歴)、イラティ川 (改訂履歴)、アルガ川 (改訂履歴)、川棚川 (改訂履歴)、ヴェッテルン湖 (改訂履歴)、アクス川 (改訂履歴)、大ザブ川 (改訂履歴)、小ザブ川 (改訂履歴)、サンワーキン川 (改訂履歴)、幡鉾川 (改訂履歴)、有家川 (改訂履歴)、鰐川 (長崎県) (改訂履歴)、郡川 (改訂履歴)、浦上川 (改訂履歴)、氷川 (改訂履歴)、ジーク川 (改訂履歴)、神浦川 (改訂履歴)、春木川 (大阪府) (改訂履歴)、セントクレア川 (改訂履歴)、ブラマプトラ川 (改訂履歴)、バロー川 (改訂履歴)、サンタアナ川 (改訂履歴)、レグニッツ川 (改訂履歴)、程久保川 (改訂履歴)、鴨居川 (改訂履歴)、ジェームズ川 (改訂履歴)、額平川 (改訂履歴)、中山川 (改訂履歴)、那智川 (改訂履歴)、志佐川 (改訂履歴)、高橋川 (鹿児島県) (改訂履歴)、エステポナ川 (改訂履歴)、バルバドゥン川 (改訂履歴)、アルティバイ川 (改訂履歴)、デバ川 (改訂履歴)、オイアルツン川 (改訂履歴)、ニヴェル川 (改訂履歴)、コリマ川 (改訂履歴)、バゾス川 (改訂履歴)、ウロラ川 (改訂履歴)、テスト川 (改訂履歴)、グアディアナ川 (改訂履歴)、レア川 (改訂履歴)、鄭国渠 (改訂履歴)、七瀬川 (京都府) (改訂履歴)、新田間川 (改訂履歴)、カプアス川 (改訂履歴)、高屋川 (芦田川水系) (改訂履歴)、ネリス川 (改訂履歴)、女瀬川 (改訂履歴)、江の川 (改訂履歴)、イン川 (改訂履歴)、ユーフラテス川 (改訂履歴)、ヤルンツァンポ川 (改訂履歴)、海河 (改訂履歴)、嘉陵江 (改訂履歴)、安威川 (改訂履歴)、小瀬川 (改訂履歴)、テムズ川 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
    Text is available under Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA) and/or GNU Free Documentation License (GFDL).
    Weblioに掲載されている「Wiktionary日本語版(日本語カテゴリ)」の記事は、Wiktionaryの流域 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA)もしくはGNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
    Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
     Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
    この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
    浜島書店 Catch a Wave
    Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
    株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
    Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
    研究社研究社
    Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
    日本語WordNet日本語WordNet
    日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
    WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
    日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
    Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
    「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
    EDRDGEDRDG
    This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

    ©2025 GRAS Group, Inc.RSS