洪水とは? わかりやすく解説

こう‐ずい【洪水】

読み方:こうずい

大雨雪解け水などによって、河川水量著しく増加すること。また、その堤防から氾濫(はんらん)し、流出すること。《 秋》

物があふれるほどたくさんあること。「情報の—」「車の—」


洪水

読み方:コウズイ(kouzui)

大雨雪どけなどにより、河川水位流量急激に増大すること


洪水

分野
洪水に関する用語
意味:
河川水位流量異常に増大することにより、平常河道から河川敷内にがあふれること、および、破堤または堤防からの溢水起こり河川敷外側溢れること。
備考
水文学における「洪水」の定義では、降雨融雪などにより河川水位流量異常に増大すること。

洪水

読み方:コウズイ(kouzui)

河川増水してあふれること、堤防破って流出すること。

別名 鴻水


洪水

作者森鴎外

収載図書鴎外全集 第1巻 小説 戯曲 1
出版社岩波書店
刊行年月1986.12


洪水

作者井上靖

収載図書異域の人―自選西域小説集
出版社講談社
刊行年月1987.12

収載図書井上靖全集 第6巻 短篇 6
出版社新潮社
刊行年月1995.10


洪水

作者ザミャーチン

収載図書集英社ギャラリー世界文学15 ロシア 3
出版社集英社
刊行年月1990.10


洪水

作者内海隆一郎

収載図書丹塗りぽっくり
出版社筑摩書房
刊行年月1997.7


洪水

作者ブレット・ハート

収載図書森鴎外集 1
出版社大空社
刊行年月2002.1
シリーズ名明治翻訳文学全集 翻訳家


洪水

作者莫言

収載図書白い犬ブランコ莫言自選短編集
出版社日本放送出版協会
刊行年月2003.10


洪水

作者バリー・ユアグロー

収載図書ケータイ・ストーリーズ
出版社新潮社
刊行年月2005.4


洪水

読み方:コウズイ(kouzui)

秋期集中豪雨台風のため河川水嵩急激に増すこと

季節

分類 地理


洪水

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/26 16:04 UTC 版)

洪水(こうずい、英語: flood)とは、通常の境界・範囲を超え、大量の水があふれることである。特に通常は乾いている土地へと水があふれ出すことが多い[1]。常態では水が無い陸地が水によって覆われること[2]。河川管理上においては単純に豪雨などで水位が上昇し流速が速くなることを洪水と呼ぶことがある[3]。日本の国土交通省の定義もこれに準じ、河川から水のあふれ出す氾濫(はんらん)は洪水のうちの一つの現象となる[4]。一方日本国気象庁の定義においては、増水により河川敷内部、さらには堤防の外にまで水があふれ出すことを指す[5]


注釈

  1. ^ 事態の深刻さに応じ、まず避難勧告が出され、重ねて避難を促すために避難指示が出されるのが基本。ただし、緊急的にいきなり避難指示が出される場合がある。
  2. ^ 市町村が指定する学校や公民館などの避難場所に行くことが基本。それが危険と思われる場合は、近隣の安全な場所や、自宅内のより安全な場所等に移る。
  3. ^ 明日までの期間に大雨警報を発表する可能性が[高]または[中]の場合。

出典

  1. ^ Oxford Lexico. 「An overflowing of a large amount of water beyond its normal confines, especially over what is normally dry land.」
  2. ^ 欧州連合洪水指令英語版の定義。Directive 2007/60/EC Chapter 1 Article2. eur-lex.europa.eu. Retrieved on 2012-06-12.
  3. ^ 中尾 (2014), p. 2.
  4. ^ 用語解説」国土交通省中部地方整備局 木曽川上流河川事務所 2022年8月21日閲覧
  5. ^ 河川、洪水、大雨浸水、地面現象に関する用語」気象庁 2020年9月23日閲覧
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  8. ^ 新谷 & 黒木 (2006), p. 13.
  9. ^ 新谷 & 黒木 (2006), pp. 134–135.
  10. ^ 宇野木 (2010), p. 89.
  11. ^ 新谷 & 黒木 (2006), p. 116.
  12. ^ 宇野木 (2010), p. 107.
  13. ^ 藤岡 (2014), pp. 56–58.
  14. ^ 末次 (2019), pp. 24–27.
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  22. ^ 末次 (2019), pp. 108–113.
  23. ^ 宇野木 (2010), p. 99.
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洪水

出典:『Wiktionary』 (2021/06/20 07:43 UTC 版)

名詞

こうずい

  1. 大雨融雪によって、河川水量急激増えること。大水。(秋の季語
  2. 河川大雨融雪によって増え溢れ出すこと。氾濫大水。(秋の季語
  3. 比喩的に〕ものや人が非常多く存在したり、押し寄せたりすること。

発音(?)

こ↗ーずい

派生語

翻訳

参照

語義1・2:


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