排水路とは? わかりやすく解説

排水路

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/25 09:32 UTC 版)

排水路(はいすいろ)は、排水用に整備されている水路

概要

排水路は専ら農業や生活排水など不要になった水をひとつに集め流しているものである。農業排水路は悪水路と称される場合もある。多くはコンクリート張り、又は蓋がされ暗渠となっているものが多い。水質は排水路ということもあり、決して良好とは言い難い。○○川と称しているものでも、排水機能を併せ持つ場合○○排水路とも呼ばれている(例:鴻沼川→鴻沼排水路)。排水路の多い埼玉県では○○という名称の排水路がかつては多かった。現在は○○落排水路が正式名称となっている水路もある。

都市の場合、都市化が急激に進むと排水システムを圧迫させることにつながり、インドネシアフィリピンタイ王国などの低地にある都市では洪水の発生が問題となっており、専門家からは大規模な排水システム建設が提言されている[1]

日本の排水路

多くの排水路は排水を目的とした水路(人工河川)である。名称に排水路・悪水路・堀川・落とつくものを列記しているが、別名として排水路が付くものも挙げている。また、人口密集地となっている関東地方以外では無名の排水路がほとんどとなっている。

排水路一覧

茨城県

  • 中央排水路
  • 小貝排水路
  • 論所排水
  • 大川用排水路
  • 山川沼排水路
  • 入沼排水路

千葉県

  • 平川幹線排水路
  • 我湖排水路
  • 天王台排水路
  • 二号排水路
  • 三号排水路
  • 四号排水路
  • 南部中央幹線排水路
  • 江川排水路

埼玉県

神奈川県

  • 鬼柳排水路

新潟県

  • 潟川排水路(上越市)[2]
  • 亀田排水路(新潟市)[3]
  • 清五郎排水路(新潟市)[4]

マレーシアの排水路

マレーシアクアラルンプールでは洪水対策のため、地下に2層構造のトンネルが建設され、平常時は地下道として使用し、洪水時には地下排水路として用いることができるよう整備されている[1]

脚注

  1. ^ a b アジアの洪水対策に大事業を、専門家ら提言 AFP、2013年5月23日
  2. ^ 大瀁郷の農地を守る~潟川排水路 - 新潟県ホームページ”. 新潟県庁 (2019年10月18日). 2021年4月1日閲覧。
  3. ^ 市報にいがた第2046号”. 新潟市役所 (2006年5月14日). 2021年4月1日閲覧。
  4. ^ 清五郎排水路 - 新潟県ホームページ”. 新潟県庁 (2019年3月29日). 2021年4月1日閲覧。

関連項目


排水路

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/09 06:21 UTC 版)

東堀切」の記事における「排水路」の解説

かつて、下水道整備遅れていたこの周辺地域では、流入する大量人口追いつかず、ドブ川呼ばれる元々は農業用だった排水路が多数存在し、そこへ生活排水直接流していた。降雨の際、猛烈な悪臭放ったり、大雨では氾濫起きこのため汲み取り式トイレ家庭がほとんどであったが、1970年代後半頃から急速に下水道整備進みトイレ水洗化の普及や、ドブ川にはコンクリート製されたりアスファルト舗装による歩道化・緑地化が進み、かつて排水路に多くかかっていた全て消滅し、現在は跡に石碑が残るだけとなっている。

※この「排水路」の解説は、「東堀切」の解説の一部です。
「排水路」を含む「東堀切」の記事については、「東堀切」の概要を参照ください。

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